展示会動画・イベント動画は、企業のPRや新製品お披露目の場として重要な役割を持つ展示会・イベントで活用される動画です。展示会・イベントで公開する動画は、来場者の注目を集めやすいのとともに、限られた時間で効率的に情報を伝達するためにも非常に重要なツールとなります。
しかし、展示会・イベントで使用する動画の重要性がわかっているからこそ「競合企業より優れた展示会用動画・イベント用動画を制作するにはどうすればいいか」という悩みを抱える担当者も多いことでしょう。
そこで今回は、以下のような疑問にお答えします。
- 展示会動画・イベント動画の活用シーン・種類
- 展示会動画・イベント動画を活用するメリット
- 映像制作時のポイント
- 映像制作に必要な費用や料金相場
本記事を通して展示会動画・イベント動画の重要性を再確認頂くとともに、競合他社に差を付ける映像制作のヒントとしていただければ幸いです。それでは、早速内容を見ていきましょう。
まずは、展示会用の動画にはどのような種類のものがあり、展示会動画はどのようなシーンで活用すればよいのかといった点について確認しましょう。
目次
展示会・イベントに使う動画の種類
ここでは、展示会動画・イベント動画の種類を整理しましょう。展示会やイベントで利用する動画は、主に以下の4種類です。
- 会社・ブランド紹介の動画
- サービス・商品紹介動画
- ティザー広告の動画
- プロモーション・イメージ動画
展示会動画・イベント動画を制作する際には「何のための動画を制作するのか?」を設定することは欠かせません。ここで紹介する4つの種類の動画のなかから、自社で制作する展示会動画のイメージを膨らませましょう。
会社紹介動画・ブランド紹介動画
まず、展示会やイベントで多くの企業が活用する動画の種類として、会社・ブランド紹介動画が挙げられます。これは企業・ブランドの認知拡大に効果的です。
展示会では多くの来場者が動画を視聴しますが、その多くが自社の商品以前に自社そのものについてほとんど知らないというケースが想定されます。
こうした視聴者に向けて、まずは自社の存在や事業内容を知ってもらうのが会社・ブランド紹介動画の目的です。
展示会で使用する会社・ブランド紹介動画は広告で使用するようなイメージ訴求のブランディング動画ではなく、企業の基本情報や事業内容、所有設備などの紹介に重きを置きます。
こうした内容から、まずは視聴者に興味を持ってもらうとともに、企業に対する信頼感を高めましょう。
サービス紹介動画・商品紹介動画
サービス・商品紹介動画は、展示会・イベントで使用する動画の内容として最も代表的なものの1つと言えるでしょう。この動画の目的は、サービス・商品の購入促進です。
サービス・商品紹介動画では、商品の機能やメリット、またその商品を開発するに至った背景などを紹介します。
企業の熱意や思いを伝えるのはもちろん、顧客が抱える課題や悩みを動画内で明確化することで、視聴者が商品を購入するための動機付けをおこないましょう。
ティザー広告の動画
ティザー動画は発売前の商品を紹介し、視聴者の期待を煽ることを目的に制作する動画です。ティザー動画はサービス・商品紹介動画と異なり、商品情報の一部を公開し視聴者の「もっと知りたい」と思う気持ちを刺激します。
段階的に情報公開をおこない視聴者の期待を増大させることで、話題作りにも効果的です。発売前に顧客の期待を膨らませることで、販売開始時の売行きを勢いづけましょう。
プロモーション・イメージ動画
プロモーション・イメージ動画は企業や商品の詳細情報よりも、イメージ訴求に重点を置く動画です。プロモーション・イメージ動画にはイメージアップやブランディングといった効果を期待できます。
プロモーション・イメージ動画を活用することで、多くの会社が参加する展示会会場のなかでも視聴者の記憶に残すことが可能です。説明会開始前の集客ツールや説明会冒頭の引き込み、終盤のエンドロールとしてなど、様々な活用方法があります。
企業独自のメッセージやコンセプトを打ち出し、視聴者の印象に残る動画制作を意識するのがポイントです。
- 会社・ブランド紹介の動画
- サービス・商品紹介動画
- ティザー広告の動画
- プロモーション・イメージ動画
主に以上の4つの目的を持って制作される展示会動画ですが、最近では、以下のような内容を含めるケースも増えてきています。
企業のイメージアップに必須の「CSR」「SDGs」の取り組み
- CSR(企業の社会的責任)への取り組みに関する内容
- SDGs(持続可能な開発目標)に向けた取り組みに関する内容
環境や人権といった諸問題に多くの企業や消費者が注目する昨今では、「何を買うか」だけでなく「誰から買うか」ということも重要視されています。
「CSR」「SDGs」に関する取組み内容を外部に向けて発信することで、企業の信頼や社会的価値を高めましょう。
CSR(企業の社会的責任)への取り組み
CSR(Corporate Social Responsibility)は直訳すると「企業の社会的責任」という意味で、そこには非常に幅広い内容が包括されます。
日本国内でCSRが注目されるに至った背景には、食品産地偽装問題や環境破壊問題といったことが挙げられますが、現在もその範囲は拡大を続けています。
この後解説するSDGsとの違いは、CSRには法令遵守や権利保護など「決められたことをきちんと守る」という側面があることです。
SDGs(持続可能な開発目標)に向けた取り組み
SDGs(Sustainable Development Goals)は2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」です。SDGsは国際的な課題として年々注目度を高めており、多くの企業が取り組む内容です。
そのため、他内容のPR動画と区別し、SDGsのみを取り扱った動画を制作する企業も少なくありません。SDGsには17のゴールと169のターゲットが設定されており、個人や企業が自ら取り組むべき項目を設定します。
企業が目標達成に向けて能動的にアクションを起こす点が、CSRとの違いです。
現在は「SDGsに取り組むのが当たり前」の世の中です。SDGsに向けた自社の取り組みをアーカイブ化し、多方面へのPRに活用してみてはいかがでしょうか?
参考:SDGsとは?(外務省)
- 会社・ブランド紹介の動画
- サービス・商品紹介動画
- ティザー広告の動画
- プロモーション・イメージ動画
- (「CSR」「SDGs」の取り組み)
以上4つ(または5つ)が、展示会動画・イベント動画で利用されることが多い動画の種類です。
このような展示会動画・イベント動画は、展示会・イベントでのみ使用されると思われがちですが、実はそれ以外にも動画利用の用途がいくつか存在します。コスト削減も狙うことができるため、展示会終了後の二次利用なども考えて制作をしておくのがおすすめです。展示会動画・イベント動画を活用する具体的なシーンについても確認しておきましょう。
展示会動画・イベント動画の利用シーン
展示会動画・イベント動画を活用するシーンは主に以下の3パターンです。
活用シーン
- 展示会・即売会
- オンラインセミナー
- Web広告・プレスリリース
これらの活用シーンを知ることで、展示会動画の利用の幅を広げるとともに、視聴機会を増やすことで費用対効果を高めましょう。
展示会・即売会
展示会動画はその名の通り、展示会や即売会といったイベントで利用するために制作する動画です。
こうした場面で、展示会動画は、口頭や書面での説明より分かりやすく製品を説明したり、伝えることが難しい企業イメージや理念といったものを伝えるのに用いられます。
また、多くの来場者や出展企業が集まるイベントで展示会動画に求められるのは、集客ツールとしての役割です。
インパクトのあるの映像やダイナミックなサウンドで「少し覗いてみようか」と来場者の足を止める効果が期待できます。
イベント終了後、来場者は「どの企業や製品が素晴らしかったか」ということと併せて「どの企業のプレゼンが素晴らしかったか」ということを振り返るでしょう。
この時真っ先に自社の名前を挙げてもらうためには、印象に残る展示会動画の活用が不可欠です。
オンラインセミナー
人の往来や大勢の人が集まる機会を回避することを推奨するコロナ禍では、イベントはオフラインのものばかりとは限りません。こうした環境下で、多くのオンラインイベントにも展示会動画は活用されています。
展示会イベントやセミナーをオンライン開催した際、多くの場合以下の二つの課題に直面します。
- 製品など実物が見せられない
- 熱量や空気感を伝えきれない
展示会動画の活用は、これらの課題をクリアするのに非常に有効なツールです。
オンラインイベントで映像コンテンツを使用することで、有形・無形に拘らず様々な商品を参加者に見せることができます。
むしろ映像に3D CGなどのアニメーションを用いることで、実物を見せる以上に説得力のある説明をおこなうことも可能となるでしょう。
また、熱量や空気感を伝えるという点においても、動画は大きな効果を発揮します。
動画は映像・言葉・音声を組みあわせた情報伝達手段で、テキストや写真を使用した際と比較して情報量が多く、強い没入感を得られるのが特徴です。
オンラインでプレゼンテーションや商談をおこなう機会が増えた現在では、動画は多くの企業にとって欠かせない営業ツールとなっています。
Web広告・プレスリリース・Youtube
イベント利用のために制作した動画は、Web広告やプレスリリース、Youtubeといった様々な媒体で二次利用が可能です。
同じ費用をかけて制作された動画でも再生回数が増えることで費用対効果を高めることができるため、Web上での公開は制作時点で視野に入れておきたい利用方法と言えるでしょう。
ただし、こうしたWeb媒体では媒体と動画の相性には注意が必要です。制作した展示会動画がどのような層に見てもらいたい内容かをもとに、配信する媒体を見極めましょう。
展示会やイベントにおける映像コンテンツ活用の効果・メリット
以上のように、非常に多くの場面で様々な結果を狙って制作される展示会動画。
展示会動画を制作・活用することには、具体的に以下のように非常に多くのメリットがあります。
これらを1つずつ確認することで展示会動画の制作を前向きに検討するとともに、実際にこうしたメリットが最大限発揮される動画を制作していただければと思います。
- テレビCMのようにストレスフリーで視聴可能
- 商品やサービスの利用イメージを伝えやすい
- 展示会・イベントの参加人員を削減できる
- 展示会後も繰り返し利用できる
- 来場者が展示会ブースに足を止めるきっかけになる
- 展示会・イベント来場者の目に留まりやすい
- テキスト・静止画と比べ短時間で伝えられる情報量が多い
- 展示会担当者の営業効率が上がる
- 展示会ブースに持ち込めない製品も紹介できる
テレビCMのようにストレスフリーで視聴可能
展示会で動画を活用することで、来場者は内容理解のために「文字を読む」「写真を注視する」必要がなくなります。
テレビCMを見るときと同じように、流れる映像を眺めるだけでストレス無く情報を受け取ることができるのは、視聴者にとっての大きなメリットです。
商品やサービスの利用イメージを伝えやすい
視聴者にとって商品やサービスの利用イメージが湧きやすいというのも、展示会動画を活用するメリットです。これには動画ならではの幅広い表現方法が関わっています。
例えば、有形商材の紹介をする際は、実写動画で商品とユーザーの姿を映し出すことで、視聴者は商品使用イメージを膨らませることができます。
また、無形商材の紹介時にはアニメーション動画を使用することで商品の持つ効果やメリットを視覚的に伝えられるでしょう。
展示会・イベントの参加人員を削減できる
展示会動画を活用することは、展示会の参加人員の削減やそれによる人件費の削減といったメリットにも繋がります。
具体的には、動画を使用することで製品・サービスに関する専門的な内容の説明、製品サンプルの搬入・管理といったことにかかる人員の削減が可能です。
プレゼンテーションのいくつかを動画に任せることで、商談や質疑応答といった個別対応に時間を割くことができるようになり、来場者の満足度や営業効率が高まるといった成果に繋がるでしょう。
展示会後も繰り返し利用できる
展示会動画は、一度制作してしまえば繰り返し何度も利用可能です。
これには、同じ説明をおこなう別の展示会で使用することはもちろん、企業サイトやYoutubeといったネット媒体で公開することも含まれます。
コロナ禍により企業や個人のネットを利用した情報収集が一般的となった今、自社や商品のPRにネットを活用することは不可欠です。
展示会以外の場でも繰り返し動画が再生されることで、動画制作の費用対効果はさらに高まります。
来場者が展示会ブースに足を止めるきっかけになる
展示会で動画を流すことで、来場者が展示会ブースに足を止めるきっかけを作れるというメリットがあります。
多くの人が流動的に動く展示会の会場では、来場者の目に留まる・足を止める・ブースに入るという一連の行動を促すことは、非常に重要なポイントです。
来場者が自ブースの前を通過するほんの数秒の間に注意を引くために、インパクトのある映像やダイナミックな音声使用を意識しましょう。
展示会・イベント来場者の目に留まりやすい
上で説明したように、展示会の会場で非常に重要となる「来場者の足を止める」という点で、動画の活用は非常に有効です。
というのも、人には動くものを無意識に目で追う習性があります。日常の買い物のなかで、小さなディスプレイを使用して流される広告動画に目を奪われた経験がある方も少なくないでしょう。
来場者から見た時の自ブースの視認性を上げるために、ポスターやのぼりだけではなく、動画を活用してみてはいかがでしょうか?
テキスト・静止画と比べ、短時間で伝えられる情報量が多い
動画は短い時間で非常に多くの内容を伝えることができ、1分間の動画で伝えられる情報の量はテキストを使用した場合の英単語180万語に相当すると言われています。
これを聞くだけで、いかに動画の情報伝達効率が高いかをお分かりいただけるのではないでしょうか?
来場者は限られた時間のなかで展示会に参加し、1つのブースに多くの時間を割くことを嫌うでしょう。
このように短い時間で多くの情報を伝えることが求められる展示会の場において、動画活用は自社と参加者双方にとってメリットがあります。
展示会担当者の営業効率が上がる
展示会での動画活用には、担当者の営業効率が上がるというメリットもあります。
まず、毎回同じ所用時間で同じ内容を伝える展示会動画は、営業トーク全体の流れを作るのに有効です。この時動画を使用してイメージを伝え、担当者による口頭で詳細を説明するなど、営業における動画の役割を明確にすることも有効でしょう。
また参加者は、担当者のトークスキルの違いによる理解度のばらつきを回避することができます。このように展示会で動画を活用することで、担当者にとっても来場者にとってもメリットがあります。
展示会ブースに持ち込めない製品も紹介できる
展示会動画の活用は、展示会で実物を見せることのできないものを紹介できるというメリットがあります。具体的には大型の製品や危険物、無形商材(サービス)といったものがこれに該当します。
こうした製品を展示会動画で紹介する際は、機能や効果といった内容とともに、大きさや重さなど実物をイメージするために必要な情報を映像に盛り込みましょう。
- テレビCMのようにストレスフリーで視聴可能
- 商品やサービスの利用イメージを伝えやすい
- 展示会・イベントの参加人員を削減できる
- 展示会後も繰り返し利用できる
- 来場者が展示会ブースに足を止めるきっかけになる
- 展示会・イベント来場者の目に留まりやすい
- テキスト・静止画と比べ短時間で伝えられる情報量が多い
- 展示会担当者の営業効率が上がる
- 展示会ブースに持ち込めない製品も紹介できる
以上、展示会動画を制作することのメリットでした。では、展示会動画の種類や、展示会動画を制作することの恩恵が理解できたところで、実際の展示会動画を確認してみましょう。
CINEMATOの展示会動画・イベント動画の制作実績
CINEMATOが過去に制作した展示会動画の制作事例をいくつかご紹介します。展示会動画の制作を検討中の方は、制作する動画のイメージを膨らませる際に、ぜひ実際の展示会動画・イベント動画を参考にしていただければと思います。
展示会動画・イベント動画の制作事例①freee株式会社様
freee株式会社様制作のイベント動画は3DCGを使用して事業内容を紹介する「会社・ブランド紹介動画」です。動画内では次々と文字が表れては消え、視点が数秒ごとに移り変わります。次々と情報が現れるこの映像は、視聴者の目を釘付けにするための有効な仕掛けと言えるでしょう。16秒という短い尺で会社のサービス内容やイメージを端的に表し、Web広告等を含む様々な場面で利用可能な動画となっています。
展示会動画・イベント動画の制作事例②Micoworks株式会社様
MicoCloudは「集客」から「ファン化」まで促進するLINE公式アカウント活用ツ―ルです。
動画内では冒頭でサービスの概要を伝えるとともに「MicoCloudが選ばれる2つの理由」というワードやその後のテキストとアニメーションの流れるような動きで視聴者の興味を惹きつけます。疾走感のあるBGMが見込み顧客の「乗り遅れるわけにはいかない」心理を煽る演出となっている点にも注目です。
展示会動画・イベント動画の制作事例③Sansan株式会社様
株式会社Sansanの提供するBill Oneは企業の抱える煩雑な請求書管理業務を一元化するインボイス管理サービス。
動画内では企業の抱える悩みを明確化した上でBill Oneの持つ機能を紹介し、最後にサービスがもたらす「企業の生産性向上」というベネフィットを明確に打ち出しています。
アニメーションで経理の現場のワークフローを的確に捉え、それが1つずつクリアになっていく姿が描かれるサービス紹介動画です。
展示会動画・イベント動画の制作事例④バリュエンステクノロジーズ株式会社様
バリュエンステクノロジーズ株式会社は、DX戦略の策定やビジネスの設計から、データベースの再構築を含むシステム開発やAI導入までをワンストップで提供する企業です。
この事例は、サービス内容が他社と何が違うのかを明確に打ち出すことができなかったという課題に対してアプローチしているサービス紹介動画です。何ができるか・他社との違いは何かをアニメーションを用いて分かりやすく解説するための動画を制作しました。
展示会動画・イベント動画の制作事例⑤株式会社ウェーブロック・アドバンスト・テクノロジー様
株式会社ウェーブロック・アドバンスト・テクノロジーは、合成樹脂、各種材料の加工・販売およびコンサルティングを提供しています。この事例は、液晶ディスプレイなどにも用いられる高性能フィルム「ShineTech®」を紹介する、サービス紹介動画です。商材に対するユーザーの理解を上げて、商談機会の創出を生み出すことを目的とした動画で、実写とアニメーションの掛け合わせを表現方法に用いています。
中間素材であるShineTech®について、「活用方法」は実写にグラフィックを乗せてイメージ想起を図り、「素材自体の解説」はアニメーションで具体的に、かつ分かりやすく説明することで理解促進を狙いました。
展示会動画・イベント動画の制作事例⑥株式会社Live2D様
株式会社Live2D様は、2Dイラストに命を吹き込み2Dの立体表現を可能にした、「Live2D」という表現技術を提供する会社です。過去に開催したイベントの感想ツイートをクリエイティブに盛り込むことで、ターゲットの「創作意欲を掻き立てる」ことに特化させました。
展示会動画・イベント動画の制作事例⑦株式会社イワシタ様
株式会社イワシタ様は、オーダーメイドの工作機械メーカーで、排水溝の清掃が簡単になるSAERTEX-LINER工法に関する展示会動画です。
技術的で専門色の高い内容であるため、視聴者層の理解と実際の技術の内容に齟齬が生まれないよう、事前の打ち合わせを重ねることで、伝えたいイメージを忠実に映像で表現しています。
展示会動画・イベント動画の制作事例⑧株式会社ボーダレス・ジャパン様
ハチドリ電気は、地球環境に優しい自然エネルギー100%を実現しSDGs実現に貢献している電気事業者です。誰もが知っている「地球温暖化」というワードから始めることによって視聴者の興味関心を引き付けやすい設計にしています。わかりやすいナレーションとアニメーションの掛け合わせで、事業内容が理解しやすい展示会動画に仕上げています。
展示会動画・イベント動画の制作事例⑨ピクオス株式会社様
ピクオス株式会社様が提供する独立開業を目指す司法書士のためのサービス「司法くん」のサービス紹介動画です。司法書士が参加するオンラインのイベント出展に合わせて、イベントサイト内で商品を訴求する紹介動画を制作しました。
司法くんのUSPである「低コスト・契約期間が短い」という内容を「誰でも気軽にお試しが出来て、継続率95%以上!」というコンセプトに昇華しました。また、イベントサイト内でも動画が目に付きやすくなることを重視して、背景をフレッシュカラーにしたうえで、司法くんのイメージを想起させるデザインで制作しています。
展示会動画・イベント動画の制作事例⑩独立行政法人中小企業基盤整備機構様
独立行政法人中小企業基盤整備機構様は、国の中小企業政策の実施機関として、起業・創業期から成長期、成熟期に至るまで、企業の成長ステージに合わせた様々なソリューションを提供している独立行政法人です。オンラインで中小企業大学校のノウハウが受講できる、WEBee Campusの動画制作事例です。
サービス理解が目的のため、動画が完全視聴されることに注力しました。視聴者が完全視聴しやすい動画にするため、飽きが来ない動画を心がけ、極力動きのある映像とすることを意識しています。動画にスピード感を持たせ、離脱を防ぎやすくしました。
展示会動画・イベント動画の制作事例⑪株式会社石川コンピュータ・センター様
「自治体」「医療」「民間法人」「セキュリティ」「アウトソーシング」を事業ドメインとし、ITの力で課題を解決していくITコングロマリット企業の、マイナンバー管理サービスのサービス紹介動画です。
そもそもマイナンバー管理における企業の課題がわかりにくいという課題感に対して、マイナンバー管理の課題が直感的にわかるように、俯瞰的な空間を2.5Dイラストで表現しています。
展示会動画・イベント動画の制作事例⑫株式会社EXIDEA
株式会社EXIDEAが提供しているSEO・コンテンツマーケティング 自動化ツール、Emma Tools™️のサービス紹介動画事例です。モーショングラフィックスで表現することで、ブランドイメージを損なわずに、機能の訴求が可能な動画を制作しました。
以上、CINEMATOの展示会動画・イベント動画の制作事例をご紹介しました。
もっと多くの展示会動画・イベント動画を確認したいという方や、動画と一緒に制作費用などの詳細も知りたいという方は、以下のリンクよりCINEMATOまでお問い合わせください。必要な情報をご提供させていただきます。
また、展示会動画を検討中であったり、具体的な予算やイメージを確認したいという方も、ぜひ一度お気軽にご相談ください。実績豊富なプランナーが、ご予算やニーズにあわせて一緒に最適な動画の形を考えます。
\お問い合わせは無料です!/
展示会動画・イベント動画制作時のポイント
展示会動画・イベント動画の活用場面やメリット、実際の動画制作事例をお伝えしてきました。ここからは、実際に動画制作に取り組む際に注意するべきポイントを解説します。
展示会動画・イベント動画は視聴者への訴求力や営業の効率化の面で非常に有効なツールですが、ただ闇雲に作ればいいというわけではありません。
この章で解説する内容を動画制作時のチェックポイントとして活用いただき、期待通りの効果を得られる動画作りにお役立てください。
- BGM・音響にこだわる
- 映す画面の大きさを想定した動画を作る
- 動画の尺をコンパクトに収める
- 視認性の高いテロップを作成する
- 必要に応じて派手な演出も検討する
- 展示会後にも活用できるコンテンツを制作する
BGM・音響にこだわる
イベント会場で来場者の認知を獲得するために「音」は非常に重要です。
恐らくテレビCMで聞いたフレーズが頭から離れなくなるといった経験がある方も少なくないのではないでしょうか?
展示会会場でもこれと同じで、キャッチーなフレーズは動画を視聴者に印象付けるのに有効です。
映像だけでなくBGMやナレーションにもこだわり、視聴者の記憶に残る動画制作を意識しましょう。
映す画面の大きさを想定した動画を作る
展示会動画を制作する際には、視認性・画質の観点から、写す画面の大きさを想定して映像を作ることも重要です。
映す画面が想定より小さくなると、テロップや文字が読みにくいという問題が生じます。逆に想定より画面が大きくなった場合は画質が荒くなることもあるでしょう。
イベントで動画を活用する際は毎回同じディスプレイを使用し、動画もそのサイズに合ったものを制作しましょう。
動画の尺をコンパクトに収める
展示会動画の尺の目安は一般的に15秒〜30秒程度、長くても1分程度に収めると良いでしょう。
展示会イベントの来場者は、限られた時間で多くのブースを回りたいと考えることが多く、長い動画は参加者の離脱率を上げる原因となります。
伝えたい内容が多い場合には動画を項目ごとに区切り、途中参加・途中離脱をしても内容を理解できるようにするのがポイントです。
視認性の高いテロップを作成する
展示会動画を制作する際には、視認性の高いテロップを作成しましょう。
これはイベント会場の広さや周りの環境により、動画の音声が聞き取りにくいケースがあるためです。またこの時、後方の席からでもテロップを読むことができるよう、大きめのフォントを使用することも意識しましょう。
必要に応じて派手な演出も検討する
展示会ではまず来場者に足を止めてもらうことが必要なため、そこで利用する動画にはインパクトが重要です。
具体的にはダイナミックな映像や音声を使用したり、出演者に人気のタレントを起用するといった方法が考えられます。企業や紹介する商品のイメージに沿った上で、少し思い切った演出を検討してみましょう。
展示会イベントでは視聴者は腰掛けてじっくり動画を見るより、流し見が基本です。通行中に思わず足を止めてしまうような映像で、ブースに人を呼び込みましょう。
展示会後にも活用できるコンテンツを制作する
展示会動画は展示会イベント以外にも、SNSやYoutube、企業サイトといった様々な媒体を使用して配信が可能です。動画制作時にはこれらの媒体でも動画を再利用することを前提に、企画をおこないましょう。
配信する媒体を増やすことで動画が視聴される回数は自ずと増え、動画制作の費用対効果が高まります。
制作会社に依頼する際の費用・料金相場
ここでは、展示会動画の制作を動画制作会社に依頼する際に必要な費用相場をお伝えします。基本的に動画制作に必要な費用は機材代+人件費です。以下の項目によって、見積額が変わってきます。
- 動画の種類(実写orアニメーション)
- スタッフ(必要人員×時間)
- 機材費(カメラ・特殊機材)
- 撮影地
- キャスト
- イラスト作成
- 尺
- ナレーション
- BGM
実写動画・アニメーション動画が、動画のタイプによってそれぞれどのような料金相場になるのか、もう少し詳しく確認しておきましょう。
実写動画(30万〜200万円)
動画タイプ | 費用相場 |
---|---|
インタビュー | 50万円〜 |
サービスイメージ | 150万円〜 |
逆説型 |
150万円〜 |
ドキュメンタリー | 200万円〜 |
ストーリー | 300万円〜 |
仕掛け |
300万円〜 |
アニメーション動画(30万〜320万円)
動画タイプ | 費用相場 |
---|---|
ピクトグラム | 50万円〜 |
インフォグラフィック | 50万円〜 |
インフォグラフィック |
50万円〜 |
2.5D | 100万円〜 |
3D | 200万円〜 |
線画 |
80万円〜 |
タイポグラフィー |
50万円〜 |
ホワイトボード |
50万円〜 |
フルアニメーション |
300万円〜 |
動画のタイプによって、上記のように相場観に違いが出てきます。
動画制作・映像制作1本あたりの料金相場はおよそ30万円から200万円程度が一般的。もちろん、制作内容によっては、相場より安くなることも、高くなることもあります。なかでも、展示会動画・イベント動画の場合は、大体50万円から100万円程度の予算で制作されることが一般的です。
展示会動画の制作を検討していて、動画制作会社から見積もりをもらう際には、ぜひ上記の情報も参考にしていただければ幸いです。
展示会動画に限らず、動画制作に関する料金相場についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご確認ください。
展示会動画の制作は動画制作会社に依頼するのがおすすめ
ここで紹介した費用相場をご覧いただいて「まぁこんなもんか。」「思ったより高い」など、様々な感想があると思います。ただ展示会動画の制作時は、プロの動画制作会社に依頼していただくのがおすすめです。
動画制作会社の豊富な経験値
当然ながら動画制作会社はクライアント企業依頼のもと、様々な動画を制作しています。言い換えると、動画制作のノウハウや動画制作の最新のトレンドを知るのが動画制作会社です。
動画制作には撮影や編集といった映像技術はもちろん、目的に合わせた構成や、視聴者を引き込む仕掛け作りが必要となります。これらの知見を社内で構築するには膨大な時間や費用を要することでしょう。
展示会動画は企業・製品のPR効果に大きな影響を持つ
また、ここまでの内容でお分かりいただける通り、展示会動画は企業や商品の魅力をPRするために用いられる非常に重要な営業ツールです。展示会動画の映像の質や訴求力によって、新規取引の獲得数に影響を与えることもあるでしょう。
展示会動画をプロの制作会社に外注することは、企業の成長スピードを上げるために必要な先行投資と捉えることができます。
まとめ
本記事では展示会イベントを中心とする企業の出展イベントで使用する、展示会動画を制作するメリットや、制作時のポイントについて解説しました。
展示会動画はイベント来場者の足を止め、ブースへの参加を誘致するものであると共に、企業や商品の魅力を伝える重要なツールであることが分かりました。
また、展示会動画の利用で営業効率のアップや人件費の削減といったことに繋がる点も重要なポイントです。
展示会動画の制作には文中でお伝えした通り、ある程度のまとまった費用が必要となります。
ただ、新規顧客の獲得という重要な役割を持つ映像コンテンツであるからこそ、質の高い物を準備する必要があるでしょう。
本記事を通して改めて展示会動画の重要性を感じていただくとともに、実制作を検討する際は、CINEMATOにお問い合わせをいただけると幸いです。
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新卒でデロイト・トーマツグループに入社。その後、株式会社プルークスを共同創業、取締役に就任。大手、メガベンチャー企業を中心に多数のwebマーケティング・プロデュースを手がける。
2017 youtube ads leaderboard下期受賞経験を持つ他、2018年アドテック関西へスピーカー登壇。