現在、動画コンテンツは企業をはじめ多くの団体のプロモーション活動で利用されています。実際に動画制作・映像制作を検討する際、制作費用や相場に関して疑問を持たれることも多いでしょう。
しかし、さまざまなサイトを調べてみても、動画制作に関する費用は一般的にわかりづらいのが現実です。そこで今回は、動画を制作する際の費用相場について詳しく解説します。
具体的に、本記事では以下の内容を紹介します。
- 依頼先別の動画制作費用・相場
- 目的別・動画タイプ別の動画制作費用・相場
- 動画制作の費用を抑えるポイント
- 動画制作を依頼する場合の流れとポイント
当記事を動画コンテンツ制作の予算設定や、制作費用削減の参考にしてもらえれば幸いです。
目次
- 1 相場のバラつき要因:依頼先や外注する内容で費用が大きく変わる
- 2 依頼先別の費用の相場は?(個人・動画制作会社)
- 3 【動画タイプ別・目的別】動画制作会社に依頼する際の料金・相場
- 4 動画制作・映像制作の費用の構成と相場
- 5 価格帯別の動画制作事例・実績【費用相場50万円以下】
- 6 価格帯別の動画制作事例・実績【費用相場50万~100万円】
- 7 価格帯別の動画制作事例・実績【費用相場100万~200万円】
- 8 価格帯別の動画制作事例・実績【費用相場200万円以上】
- 9 動画制作・映像制作の費用を抑えるポイント
- 10 動画制作を依頼する場合の流れとポイント
- 11 動画制作会社の選び方とポイント
- 12 動画制作・映像制作の相場に関するまとめ
- 13 問い合わせ情報~動画制作・広告配信をご相談したい方へ~
相場のバラつき要因:依頼先や外注する内容で費用が大きく変わる
動画制作費用の相場を調べると、動画制作会社・映像制作会社やサービスごとに大きく違うと感じたことはありませんか?動画制作費用の相場がわかりにくいのは、以下の3つが理由です。
1つ目は、依頼先の違いです。個人(フリーランス)のクリエイターに依頼をするのか、動画制作会社・映像制作会社に依頼をするのかによって費用は大きく変化します。依頼先によって作業を請け負う範囲や、作業者が異なります。
2つ目の理由は、動画によって作業内容や工程が異なるためです。動画制作費用は、人件費や撮影・編集に関する諸経費の積み上げ方式で決定されます。つまり、撮影・編集などの作業内容が少ないほど、動画制作費用は安くなります。
最後の3つ目の理由が、依頼内容による料金の変動です。動画・映像の用途によって適した企画・構成・表現方法は異なります。この構成などの変化によって動画制作にかかる費用が決まります。ポイントは、動画の用途ごとに相場があるということです。
整理すると、動画制作費用の相場のバラつきは、以下の理由から起こります。
- 依頼先の違い→個人なのか、会社なのか
- 撮影や編集の工程数や質の違い
- 制作したい映像に適した企画・構成・表現方法の違い
では、上記の内容について、もう少し詳しく見ていきましょう。
依頼先別の費用の相場は?(個人・動画制作会社)
まずは、個人や動画制作会社など、依頼先の違いによる相場や特徴の違いをご紹介していきます。
個人(フリーランス)に依頼したい場合の費用相場はいくら?
個人(フリーランス)に依頼する場合の費用相場は1万円から15万円程度がひとつの目安になります。費用は依頼の範囲によって変動します。
個人のクリエイターへ依頼する場合、撮影のみ、編集のみ、ナレーションのみなど、動画制作の作業の一部分を請け負っていることがほとんどです。個人のクリエイターは、クラウドワークスのようなサービスを活用して探しましょう。
フリーランスのクリエイターは、YouTubeの撮影やYouTubeの簡単な編集など、個人でおこなえる範囲の動画制作が得意です。
そのため、撮影・編集以外の企画や動画制作のディレクション、マーケティング設計を自社でできる場合は、安く依頼できます。
一方、ビジネスで活用するなら動画制作会社へ依頼するのが安心です。個人に動画制作を依頼する場合、企画、動画・映像のクオリティ、未納品、ブランドイメージ毀損などのリスクを自社でコントロールする必要があるためです。
続いて、動画制作会社へ依頼する場合の費用相場を確認しましょう。
動画制作会社に依頼する場合の費用相場はいくら?
動画制作会社に依頼する際の費用相場は30万円から200万円程度が一般的です。動画制作会社に依頼する場合、企画から撮影・編集・納品まで動画制作の全工程を依頼できます。動画制作の経験が豊富でない場合は、リードしてくれる動画制作企業に依頼しましょう。
動画制作の要である「企画提案」が可能な点や「一定以上のクオリティ」が保証されているという面で動画制作会社への依頼は安心です。進行のスムーズさ、納期、契約面なども見逃せないポイントと言えるでしょう。料金や制作目的に見合った動画・映像を制作してもらえます。
ここまでの費用に関する情報を踏まえ、個人(フリーランス)と動画制作会社のどちらに依頼するのがおすすめなのでしょうか?それぞれの特徴を表にまとめました。
比較軸 | 個人 (フリーランス) |
動画制作会社 映像制作会社 |
---|---|---|
価格 | 20万以下 | 30万以上 |
対応人数 | 1名 | 2名以上 |
品質 | 低~中 | 中~高 |
依頼内容 | 単体 (撮影・編集などの一部分が多い) |
全体 (企画から納品まで) |
部分的な内製が可能な場合や、動画制作にかかる料金を少しでも安く抑えたい場合は個人(フリーランス)への依頼がおすすめ。
ただ、企業が依頼を検討するのであれば、動画制作の経験がない限りは、個人ではなく動画制作会社に依頼するのがおすすめです。ビジネスに利用する動画・映像の場合は納品物が高品質であることもとても重要なポイントです。
納期まで時間がある場合は、個人と動画制作会社のそれぞれに強みがあるため、どちらからも見積もりをもらっておくのがよいでしょう。
ちなみに、個人・動画制作会社以外だと、広告代理店へ依頼するという方法もあります。広告代理店に依頼する場合の費用相場も確認しておきましょう。
広告代理店に依頼する場合の費用相場は?
動画・映像だけでなくTVCMの配信やPR、ブランディングまで依頼する場合に利用させるのが、広告代理店。
動画制作自体は外部へアウトソーシングすることが多いため、広告代理店に依頼すると制作費用は個人・動画制作会社に依頼するよりも割高になる点に注意が必要です。
広告代理店は、本業はあくまでも広告枠を売る広告代理業。基本的には、動画制作・映像制作は専門的な知識や実績を持つ動画制作会社に依頼するのがおすすめです。
以上、依頼先別に費用相場が変動する理由をご紹介しました。次章からは、動画制作会社に依頼した場合の費用相場に焦点をあて、さらに詳しく料金の内訳を解説していきます。
【動画タイプ別・目的別】動画制作会社に依頼する際の料金・相場
ここからは、動画制作会社に依頼する場合の、動画制作費用の相場を確認していきましょう。
まず、動画制作は、映像のタイプや目的によって料金相場が決まります。理由は、映像のタイプ・目的ごとに適した「構成」「尺の長さ」「表現方法」があるためです。
動画制作の費用は、動画・映像の尺や演出、撮影方法、編集などの条件によって変動し、映像制作会社によって異なります。そのため、まずは条件の合いそうな複数の制作会社から見積もりをもらうのが重要です。
動画制作1本あたりの費用相場は?
動画制作・映像制作1本あたりの費用相場はおよそ30万円から200万円程度が一般的です。もちろん、もっと安い場合や、さらに高額になる場合もありますが、大体30万円から200万円程度を見込んでおくとよいでしょう。
制作費用は、動画・映像の用途や目的、種類によって大きく異なります。以下に、動画・映像のタイプ別・種類別の費用相場をまとめたので、制作会社から見積もりをもらった際の参考にしてください。
動画の種類 | 動画制作1本あたりの料金相場 |
---|---|
商品紹介・サービス紹介動画 | 70万円~150万円 |
マニュアル動画 | 30万円~80万円 |
WEBCM | 200万円~1,000万円 |
採用動画 | 100万円~200万円 |
会社紹介動画 | 100万円~200万円 |
インタビュー動画 | 50万円~150万円 |
イベント動画 | 50万円~100万円 |
IR動画 | 50万円~200万円 |
ブランディング動画 | 200万円~1,000万円 |
アニメーション動画 | 30万円~100万円 |
実写動画 | 50万円~200万円 |
YouTubeチャンネル用の動画 | 5万円~50万円 |
以上が動画のタイプ別・目的別の費用相場です。
上記の相場は目安のため、費用を確認するためには、気になる動画制作会社から見積もりをもらってしまうのが一番確実です。
実際に見積もりをもらい「自社の制作したい動画にはどの程度の費用が必要なのか?」「依頼先によってどれだけ料金に違いが出るのか?」という具体的な料金に関する情報を正確に把握しましょう。
こちらも目安になりますが、平均して2~3社程度の動画制作会社から見積もりをもらうのが一般的です。複数の動画制作会社から見積もりをもらうことで、「費用は目的やクオリティに合っていて適切か?」「相場から逸脱していないか?」といったことを把握しやすくなります。
次章では動画制作の費用の内訳を1つずつ確認します。具体的にどのような費用が発生することで、前述のような動画制作の費用相場になるのかを確認していきましょう。
動画制作・映像制作の費用の構成と相場
動画制作には、どのような費用が発生するのでしょうか。
動画制作は大きく「企画」「映像制作」「編集」の3工程に分類できます。各工程に携わるスタッフの人件費や撮影機材、ロケーション代などに諸経費を加えて動画の制作費用が算出されます。
具体的にどのような費用がかかっているのか、動画制作依頼時の費用相場を確認していきましょう。
- 企画に関する費用と相場
- 映像作成に関する費用と相場
- 編集に関する費用と相場
企画に関する費用と相場
企画は、動画・映像のコンセプト作りから、スケジュールリング、字コンテシナリオ、絵コンテなどを作成する工程です。動画の設計図となる企画は、動画制作において最も重要です。
企画にかかる費用の相場は10万から100万円と幅広いです。企画構成費や、人件費(プロデューサーやディレクターなど)が該当します。
続いては、映像制作面の費用を確認しましょう。
映像制作(実写、アニメーション、3DCG)に関する費用と相場
映像制作は、動画・映像の素材となる映像やイラストを作る工程です。映像表現・映像の特長によって、制作内容も制作費用の相場も大きく変動します。映像制作の何にどれくらいの金額がかかるのか見積もりを出してもらいましょう。
もちろん、過去の映像実績を確認し、作りたい映像イメージと合致しているかの確認もお忘れなく。
実写撮影にかかる制作費用
実写撮影にかかる費用の相場は10万円から300万円程度です。実写で一番費用がかかるのは撮影で、撮影日数や、スタッフ数、使用する機材数などにより大きく変動します。
具体的な内訳は、キャスティングやスタジオ、ロケーション、撮影機材(カメラ、レンズ、照明、録音機材)、スタッフの人件費(撮影、照明、音声、メイク、ヘアメイク、スタイリスト)、宿泊費、交通費などです。
撮影にかかる費用は、基本的に1日単位。撮影日数が伸びればその分費用が増えますので、できる限り撮影日数を抑えるのが費用を抑えるポイントとなります。
アニメーション制作にかかる制作費用
アニメーションの元となるイラスト作成費用の相場は5万円から50万円です。「購入したイラスト素材を使用する」か「新規でイラスト素材を書き起こす」かで料金が大きく変動します。
動画制作の予算や目的、自社のブランディングの観点で最適なものを選びましょう。
ハイクオリティな3DCG制作にかかる制作費用
3DCGを作るモデリング・テクスチャ作成にかかる費用の相場は30万円から200万円です。
3DCG制作には、大きく分けて「モデリング(型を作る作業)」と「テクスチャリング(質感をつける作業)」があります。リアルに作り込めば作り込むほど作業量が増えますので、制作費用が高くなります。
予算があったとしても、動画制作の目的から考えてどこまでこだわる必要があるか検討しましょう。
編集に関する費用と相場
編集は、作成した映像を絵コンテに沿ってシーンをつなぎ合わせたり、BGM、ナレーションを追加して動画・映像に仕上げる工程です。動画編集スタッフやナレーター、BGM作成などに支払う費用がかかります。
実写動画の編集費用は10万円から50万円程度、アニメーション動画の編集費用は20万円から100万円程度、3DCG動画の編集費用は60万円から300万円程度が一般的な相場です。
実写は、撮影した映像のカット、カラーグレーディング(色味補正)費用などが他の表現よりも安い傾向にあります。アニメーション・3DCGは、撮影よりも編集に時間がかかるため費用相場が高くなる傾向にあります。
以上、動画制作の工程ごとの相場をご紹介いたしました。動画制作には多くの人が携わっています。企画内容によって、費用が大きく変動する理由がお分かりいただけたのではないでしょうか。
次の章では、CINEMATO制作動画の事例を価格帯別に紹介します。実際に動画制作に取り組む際、予算設定の参考にしてください。
お客様から「予算内でどれくらいのクオリティの動画・映像が作れるのか、まずは見積もりや具体例が欲しい」というご相談を頻繁にいただきます。
「実写」と「アニメーション」でそれぞれどれくらいのクオリティの動画・映像が作れるのか、次章の内容を参考にしていただければと思います。
価格帯別の動画制作事例・実績【費用相場50万円以下】
まずは50万円以下で制作できる動画(商品紹介・サービス紹介動画)の事例です。その特徴やポイントと合わせて紹介します。
費用相場50万の実写動画(サービス紹介動画)
50万円以下で制作できる実写動画(商品紹介・サービス紹介目的の動画)は、撮影にかかる費用を抑えて制作します。
基本的にカメラマンとディレクターの2名体制で撮影。撮影機材も最低限に抑え、撮影箇所は1箇所で1日で終えられるよう撮影をおこないます。
具体的には、編集や撮影を少人数でおこなえるインタビュー系の実写動画などが該当します。
費用相場50万のアニメーション動画(サービス紹介動画)
50万円以下で制作できるアニメーション動画(商品紹介・サービス紹介目的の動画)は、動きがシンプルで60-90秒以内の尺であることが目安です。
代表的な動画は、ピクトグラムなどシンプルな作りのアニメーションです。イラスト素材は、素材サイトから購入します。具体的には、商品紹介・サービス紹介動画などが該当します。
価格帯別の動画制作事例・実績【費用相場50万~100万円】
次に50万円から100万円以下で制作できる動画の事例を、その特徴やポイントと合わせて紹介します。
費用相場50万~100万の実写動画(採用動画)
50万円から100万円で制作できる実写動画は、1.2名のキャストをアサイン可能です。簡易的な照明機材なども使用できます。また撮影日数は1日で、社員インタビューや企業内部をじっくり撮影できます。
採用動画・会社紹介動画などによく使われます。
費用相場50万~100万のアニメーション動画(サービス紹介動画)
50万円から100万円で制作できるアニメーション動画(商品紹介・サービス紹介目的の動画)は、動きが大きく、少しリッチな印象に仕上げられます。
目安は2分以内のアニメーションです。自社のイメージに近いイラストを使用した、モーショングラフィックスなどが該当します。
価格帯別の動画制作事例・実績【費用相場100万~200万円】
100万円から200万円で制作できる動画の事例です。その特徴やポイントを紹介します。
費用相場100万~200万の実写動画(プロモーション動画)
100万円から200万円で制作できる実写動画は、演出もリッチにできます。キャスト2.3人アサイン+スタジオ、照明、監督、カメラマンをアサイン可能。
やや演出にこだわったWEBCMやブランディング動画、会社紹介動画などを制作可能です。
費用相場100万~200万のアニメーション動画(サービス紹介動画)
100万円から200万円で制作できるアニメーション動画は、かなりリッチな印象に仕立てあげられます。オリジナルイラスト、アイソレーション(2.5D)、一部3DCGも使えます。
アニメーションに立体間、オリジナリティを持たせられるのが特徴です。
100万円から200万円の予算であれば長尺のアニメーション動画や、企業のブランドイメージを持たせたオリジナルな世界観を表現するアニメーション動画を制作できます。
価格帯別の動画制作事例・実績【費用相場200万円以上】
200万円以上で制作できる動画の事例です。その特徴やポイントを紹介します。
費用相場200万以上の実写動画(WebCM)
200万円以上の実写動画は、ハイクオリティな動画制作が可能です。スタジオ、セット組み、実写+グラフィック(編集)、キャスト起用(人数増、タレント)、技術スタッフ、メイクの費用を組み込むことができます。
TVCMやブランディング動画などに向いています。
費用相場200万以上のアニメーション動画(サービス紹介動画)
200万円以上で制作できるアニメーション動画は、完全オリジナルのフルアニメーションや、長尺動画、動きの繊細な3DCGなどを制作可能です。Youtube配信でバズを生み出す、広告でビジョンを可視化するなどの用途に向いています。
以上、価格帯別にCINEMATOの動画制作事例をご紹介しました。価格帯ごとに制作できる動画・映像のクオリティがイメージできましたでしょうか?
上記の制作実績をご覧になってCINEMATOにご興味を持っていただけた方は、ぜひサービス内容の詳細・特徴や料金プラン、他の動画制作実績などについてもご確認ください。
続いては、動画制作の制作費用を抑えるコツをご紹介します。できることなら動画制作にかかる費用は少しでも抑えたいもの。以下の費用を抑えるポイントもしっかり確認しておきましょう。
動画制作・映像制作の費用を抑えるポイント
動画制作の費用を抑えるポイントは2つです。「自分たちで対応できることはやる」「演出の優先順位を決める」ことです。
動画制作に取り組むとなると、おしゃれでかっこいい演出を狙うことを求めがちですが、費用を抑えるためには目的を達成するのに最低限必要な要素に絞ることが重要です。
素材をなるべく自社で用意する
動画制作に取り組む際、動画・映像の素材(写真、イラスト、過去に使用した動画)を自社で準備・提供することで、映像制作の費用を抑えられます。
素材を自社で用意することにより、実写の場合は撮影スタッフの人件費・機材代・場所代など、アニメーション動画の場合であればイラスト制作費用を削減できます。
社員に出演してもらう
実写動画の制作時には、キャストやエキストラにタレントを起用する必要があるのか検討します。特にエキストラは、自社社員に出演してもらうのがおすすめです。
キャスティング代や衣装代、ヘアメイク代も演者自身におこなってもらえば、さらに費用を抑えられます。
撮影日数を1日に抑える
実写動画を制作する際は、撮影日数を1日に抑えるのが費用削減に有効です。
人件費、撮影機材レンタル費や撮影場所のレンタル代などは基本的に1日単位で発生します。撮影前の準備や綿密なスケジュール組みをおこなうことで、最小限の日数で撮影を終えられるようにしましょう。
近場やオフィスで撮影する
撮影をできる限り近場でおこなうのも撮影費用の削減に効果的です。そうすることで交通費、宿泊費などの諸経費を抑えることができます。
室内の風景を撮影するのであれば、ロケ地は自社オフィスがおすすめです。企業の雰囲気が伝わる上、ロケーション代がかからないため、メリットは大きいと言えるでしょう。
BGMはフリー素材を使用する
BGMはフリー素材の音楽がおすすめです。スマホで音声を切ったまま動画再生する機会も増えており、視聴者はBGMよりも動画・映像に集中することが多いです。こだわりがなければ、フリー素材を利用し料金を抑えましょう。
以上が動画制作の費用を抑えるためのポイントです。動画制作の全てを依頼先に丸投げするのではなく、社内のリソースを使って一部を内製化することで動画製作費用は抑えられます。
これらは完成する動画の質を落とすことなく、できる範囲で取り組むのがおすすめです。
- 素材をなるべく自社で用意する
- 社員に出演してもらう
- 撮影を一日で完結させる
- 近場やオフィスで撮影する
- BGMはフリー素材を使用する
とはいえ何を内製化するかは自分たちでは判断が難しいかと思います。制作会社から見積もりを受け取った際に自社と制作会社で役割分担をおこなうと良いでしょう。
動画制作を依頼する場合の流れとポイント
出所:
CINEMATOサービス紹介資料より抜粋
はじめての動画制作を依頼する方にとって、制作の流れやポイントを押さえることは重要です。
というのも、制作の流れをあらかじめ把握することで、現在制作会社がどのような作業をおこなっているのか、どの程度の時間を要する作業なのか、また作業工程ごとに確認すべきポイントを知ることができます。
つまり、下記の内容を理解することで、動画制作の失敗を防ぐことができるでしょう。制作会社への依頼前に、以下の流れとポイントをチェックしましょう。
事前準備
事前準備で重要なポイントは3つ、「目的」「予算」「納期」を明確にすることです。
中でも、動画制作の依頼時には特に目的の明確化が重要です。目的が曖昧なまま動画制作をスタートすると、本来手段であるはずの動画制作が目的化してしまい、成果を出すことからズレが生じます。
制作を依頼する場合には、作りたい動画のイメージにあった「参考動画」も用意しておくと外注先とすり合わせがしやすいでしょう。
明確にしておく項目
- 動画の作成意図と背景
- 動画の視聴ターゲット
- 動画で伝えたいメッセージ
- 動画を通じて達成したい目標や成果
- 動画をどのように活用したいか
これらを明確にしたうえで動画制作の依頼先に問い合わせすることで、目的と完成した動画の一貫性が保たれます。
目的の設定は、動画制作の依頼者側でおこなう最も重要な作業といっても過言ではありません。
予算
動画制作の過程で予想外の費用が発生しトラブルにならないように、上限予算をあらかじめ設定し、制作会社に伝えるようにしましょう。
予算別にどのような動画を制作できるかは前述のとおりです。依頼時の参考にしてください。
納期
企画、動画の種類、内容によりますが、動画制作の依頼から納品までは「1-3ヶ月程度」が目安です。注文先によって納期スケジュールは異なるので、納期についてもあらかじめ確認するとよいでしょう。
お問い合わせ
動画制作の依頼時は、事前準備をきちんとおこなうことで、お問い合わせ以降がスムーズになります。検討中の外注先のお問い合わせフォームから資料請求や問い合わせをおこないます。
この時、対応スピード・対応の丁寧さなどを見ておくのも良いでしょう。
初回ヒアリング
通常、制作会社に問い合わせした後は、営業担当から簡単なヒアリング電話やメールをもらいます。動画制作の目的・予算・納期などを伝えたあと、イメージする動画のURLを送るとよいでしょう。
口頭の説明のみでなく動画サンプルを提示することで、依頼者と制作者の間での認識のズレを少なくできるとともに、コミュニケーションコストを抑えられます。
ヒアリングした内容を元に見積もりや企画提案を受けますので、要望などはできる限り詳細に伝えましょう。
企画・構成提案
企画・構成提案の段階では、ヒアリング内容を元に、動画制作会社と企画・構成の方向性を決めていきます。ここでは表現方法(実写・アニメーション)、ターゲットに刺さるシナリオ構成など動画のアウトラインが形作られます。
より詳細な内容は発注後に最終決定しますが、制作会社によってはこの段階で具体的な企画構成を提案する場合もあります。マーケティング視点を備えた企画構成になっている提案かを見極めましょう。
見積り
見積もりでは、無料で対応可能な修正回数、納品予定日、納品フォーマット(DVDなど)、撮影条件などを確認しましょう。きちんと条件をすり合わせておかないと、追加の費用が発生する場合があるため注意が必要です。
動画制作を依頼する際には、必ず見積もり時点で条件を明確にすることが大切です。見積りは複数の検討先からもらい、条件面を比較するとよいでしょう。
発注
複数の依頼先候補から1社に絞るポイントは、企画提案や見積もり内容はもちろんのこと、担当者との相性も重要です。
動画制作をおこなう過程では、フィードバックなど双方のコミュニケーションが頻繁に発生します。
そのため「こちらの意図が正確に伝わっていると感じられる」「ストレスなくコミュニケーションが取れる」と感じた企業を選ぶのがおすすめです。
キックオフ
キックオフミーティングでは、制作会社から動画制作の全体像と流れの説明を受けます。
動画制作の具体的なスケジュール感や双方の役割、動画・映像の目的や方向性(訴求点・ポイント・構成・デザイン)を決定します。スケジュールや納品形態(データ・BD・DVDなど)を決めておくと、その後の流れがスムーズです。
動画シナリオ作成(字コンテ)
字コンテは、動画・映像の骨子となる部分です。制作会社は動画・映像に組み込みたい要素と訴求ポイントを明確にした上で字コンテを作成します。
ここで決定した内容を後から修正する場合には、依頼先によっては追加修正費用が発生する可能性もあるため、じっくりと時間をかけて話し合いをおこないましょう。
撮影イラスト作成
字コンテの内容を元に、演出の構成、デザインを決めるために絵コンテを作成します。ここでは制作したい動画と絵コンテのイメージが合っているか確認しましょう。
次に、撮影準備(キャスティング、ロケハン/撮影場所、Vコンテ/ビデオコンテ、衣装決め、小道具準備、スタジオ設営など)をおこないます。
このあたりは専門性が高いので、プロのディレクションにお任せしてよいでしょう。
動画編集
撮影した動画・映像は、動画編集ソフトで編集されます。作成した動画素材を張り合わせたり、テロップやアニメーションを挿入するのがここでの作業内容です。
出来上がった動画・映像に対して、演出内容や訴求イメージと相違がないか確認しましょう。
MA(ナレーション・BGM)
動画・映像の編集が終わり次第、MA(ナレーション・BGM)をおこないます。
ナレーションはなくても動画は成立しますが、ナレーションをいれることにより、聴覚にも情報を届けられるというメリットがあります。
依頼先よりナレーターは複数候補出してもらえることが多いので、動画・映像のイメージに合ったナレーターにお願いしましょう。
納品
MA(ナレーション・BGM)まで完了したら、動画・映像の完成です。問題があれば修正依頼をおこない、修正が完了したら納品です。
当初決めた納品フォーマットで、外注先より動画・映像を受け取ります。
動画制作会社の選び方とポイント
動画制作の料金相場は、依頼先が個人(フリーランス)か企業家といった外注先や、用途により変動します。では、どのように外注先候補から動画制作会社を選んだらよいのでしょうか。
動画制作の発注先を決める際には、以下のポイントに注目します。
- 過去の制作実績
- 高い提案力
- 見積りの詳細
- 動画の費用対効果
過去の制作実績
動画制作の発注先を決める際は、まず制作会社の過去の制作実績に着目します。多くの動画制作会社が、過去の動画制作実績をWEBページ上に公開しています。
「作りたいイメージの動画制作実績はあるか?」「動画の品質は高いか?」といった内容をはじめ、動画制作実績をよく見てから外注先の動画制作会社を選定しましょう。
高い提案力
動画制作・映像制作は専門的な内容が多い分野です。外注先には、こちらのニーズを丁寧にヒアリングしてくれることを大前提として求めましょう。
その上で、目的達成のために「コンセプト」「構成」「演出」ごとに最適な動画提案をしてくれる外注先に動画制作を依頼します。
見積りの詳細
動画制作を依頼する際は、基本的に複数の発注先候補に見積もりを依頼します。理由は、動画制作・映像制作にかかる費用やサービスは、個人(フリーランス)か企業など外注先と依頼内容によって大きく変わるからです。
例えば、発注先によっては、修正を無料で対応してくれたりもします。同じ内容で依頼しても、外注先によって見積り内容は異なるので、項目と金額をきちんと確認しましょう。
動画の費用対効果
動画制作・映像制作は事前準備がとても重要ですが、作った後も重要です。その動画がどのような効果をもたらしたのかを正しく効果測定することを忘れてはいけません。
数値を元にした課題と改善策まで提案できる、マーケティング視点をもった外注先にお願いしておくと安心です。
以上、動画制作会社の選び方とポイントでした。
動画・映像を完成させるまでには、依頼先とのコミュニケーションが想像以上に多く発生します。
以上に挙げた4項目に加え、パートナーとして動画を一緒に作り上げたいと思える依頼先を見つけましょう。
動画制作・映像制作の相場に関するまとめ
本記事では、動画制作にかかる料金相場や制作費用を抑えるポイントと実際の動画制作までの流れをご紹介しました。
文中でお伝えした通り動画制作にかかる料金相場は、個人(フリーランス)か企業など外注先や内容によって大きく変動します。
動画制作をおこなう際は、企業の達成したい目的にあった提案内容が重要です。まずは複数の候補先から見積もりを依頼し、納得して仕事を任せられるパートナーを見つけましょう。
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もし動画制作の外注をご検討中なら、CINEMATOまでご相談ください。見積もりだけのご依頼も問題ございません。
CINEMATOは、マーケティング視点を持った動画制作を得意としており、売上や事業成長にインパクトを与えることを大切にしています。コンサル出身のプロデューサーが、マーケティング戦略の設計から企画、撮影、編集、納品までワンストップで対応いたします。
制作した動画・映像の広告配信まで取り扱っています。広告媒体の選定はもちろん、愚直なABテストで効果を最大化します。
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Q&A(よくある質問)
こちらの記事をお読み頂いたユーザーからよくいただく質問をご紹介します。
参考になれば幸いです。
Q.動画制作の予算相場は?
A.目安は下記の通りです。
- 商品紹介・サービス紹介動画:70万円から150万円
- マニュアル動画:30万円から80万円
- WEBCM:200万円から1,000万円
- 採用動画:100万円から200万円
- 会社紹介動画:100万円から200万円
- インタビュー動画:50万円から150万円
- イベント動画:50万円から100万円
- IR動画:50万円から200万円
- ブランディング動画:200万円から1,000万円
- アニメーション動画:30万円から100万円
- 実写動画:50万円から200万円
※映像内容・特長や依頼内容によって安くも高くもなります。
Q.YouTubeチャンネルで活用できる動画制作の相場は?
A.個人か法人に依頼するかで異なりますが、youtubeチャンネルで活用する動画制作の相場は、5万円から50万円ほどが目安です。
個人(フリーランス)は、YouTubeの撮影や、YouTubeの簡単な編集など、個人で行える範囲の動画制作が得意なため、企画や動画制作のディレクション、マーケティング設計が自社でできる場合は、安く依頼することができます。
Q.なぜ外注制作費用は企業によって違うの?
A.依頼内容によって、1本の動画制作にかかる人数や時間が変わるからです。
作業工程が増えれば増えるほど、料金が高くなります。 見積もりをもらいましょう。
Q.「動画制作会社」か「個人(フリーランス)」どちらへ依頼すると安い?
A.多くの場合、料金が安いのは個人(フリーランス)です。ただ安さだけで選ぶのは、リスクがあります。
クオリティ面、契約面、納品されないなど、様々なリスクを検討しましょう。
Q.動画制作の外注費用を抑える方法は?
A.動画制作の料金は積み上げ式です。各工程にかかる外注費用を抑えることで料金を抑えましょう。
以下のポイントを抑えましょう。
- 動画制作会社に直接発注する
- 企画を自社で担当する
- エキストラは社員の方に依頼
- 撮影を一日で完結させる
- 近場/オフィスで撮影する
- イラスト素材を提供する
- フリー素材の音楽を使用
また、制作会社に予算内で対応可能か相談し、見積もりをもらいましょう。
以上、ご覧頂きありがとうございました。
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新卒でデロイト・トーマツグループに入社。その後、株式会社プルークスを共同創業、取締役に就任。大手、メガベンチャー企業を中心に多数のwebマーケティング・プロデュースを手がける。
2017 youtube ads leaderboard下期受賞経験を持つ他、2018年アドテック関西へスピーカー登壇。