お客様の声や社員紹介など、様々なシーンで活躍するインタビュー動画は、企業の魅力をリアルに伝える強力なツールです。
なかでも商談で活用するお客様インタビュー動画は特に人気急上昇中で、競合との差別化、ユーザーの信頼獲得、受注率向上に直結します。
ただし、質の高いインタビュー動画を作るには、綿密な計画と適切な機材が必要です。この記事では、動画制作に精通したプランナーの視点から、インタビュー動画の作り方を撮影・編集・機材・構成の観点で徹底解説します。
インタビュー動画は、事業紹介・サービスの導入理由・使用感など、幅広い内容の表現が可能です。種類と活用目的を把握し、効果的な動画構成を学ぶことで、視聴者の心を掴むインタビュー動画を制作しましょう。
記事内容を参考にしながらも「自社での制作が難しい」「プロのクオリティで仕上げたい」と感じた場合は、ぜひCINEMATOへご相談ください。
目次
インタビュー動画の種類と活用目的・用途
インタビュー動画とは、文字通りインタビュー風景を撮影・編集した動画で、企業の広報や採用、ブランディングなど多岐にわたる目的で活用される強力なツールです。
以下、それぞれの活用目的別にインタビュー動画の種類と、具体的な用途について詳しく解説します。
- 【広報・PR目的】
会社紹介型インタビュー動画 - 【採用などが目的】
社員インタビュー動画 - 【認知拡大・ブランディング・購買促進目的】お客様インタビュー動画
【広報・PR目的】
会社紹介型インタビュー動画
会社紹介型のインタビュー動画は、主に営業・広報IR・企業ブランディングで使用されます。
企業の理念、ビジョン、製品やサービスを広く伝えることで、ブランドの認知度を高め、信頼感を醸成することが目的です。
自社の事業によって解決したい課題、取り巻く市場環境、それに対するアプローチ方法といった事業概要や組織観に対して、ステークホルダーの理解・共感を醸成したいと考える企業様におすすめです。
【採用などが目的】
社員インタビュー動画
社員インタビュー動画は、主に採用活動での利用を前提に制作されます。
現場で働く社員の声を通じて、会社の働きやすさや職場環境をリアルに伝え、求職者の関心を引き付けることが目的です。
就職先を決める上で求職者に近年特に重視されているのは、企業理念・企業カルチャー・働く社員です。つまり、企業側は、左記の内容をどれだけ魅力的に語れるかが採用活動の成否のカギを握ります。
このような場面において、社員の生の声を届けることができるインタビュー動画は非常に役立つツールとなります。
リアルを伝えて入社前後のギャップを埋めることができるため、採用ミスマッチの防止効果も見込めます。
【認知拡大・ブランディング・購買促進目的】お客様インタビュー動画
お客様・ユーザーインタビュー動画は、主に購買促進やブランディングのために制作します。 実際に製品やサービスを利用している顧客の声を通じて、信頼性を高めることで、新規顧客の購買意欲を促進することが目的です。
特に、値段が高く、購入障壁が高い商材や、BtoB商材の紹介におすすめです。
インタビュー動画を活用すれば、テキストや画像のみの口コミよりも、リアリティのある声を伝えることができ、結果として信頼を獲得しやすくなります。
動画を二部構成にしたり、インサートカットを利用して、サービスの利用シーンなども挿入すれば、購入後のイメージもわきやすく購入ハードルを超える効果も期待できます。
以上、インタビュー動画の活用用途について紹介しました。
次は、本題であるインタビュー動画の作り方を見ていきましょう。
インタビュー動画の作り方
インタビュー動画の制作は、明確な計画と準備が成功の鍵となります。ここでは、動画制作における各ステップについて詳しく解説します。
- 作り方①動画の目的・ターゲットを明確にする
- 作り方②動画の企画・シナリオ構成を作成する
- 作り方③必要機材・撮影場所・スケジュールの検討・確保
- 作り方④撮影をする
- 作り方⑤撮影した動画を編集する
- 作り方⑥BGMやテロップ、ナレーションを入れる
作り方① 動画の目的・ターゲットを明確にする
まず、インタビュー動画を制作する目的を明確にしましょう。広報、採用、認知拡大など、目的によって動画の企画やトーン、表現方法が変わります。具体的な目的を設定することで、動画全体の方向性が決まりやすくなります。
また、目的と同時にターゲットも明確にする必要があります。
例えば、当然ですが、若手求職者向けの社員インタビュー動画と、顧客向けの製品レビュー動画では、アプローチ方法が異なります。
ターゲットに合わせた効果的なメッセージや映像スタイルを作成するために、ペルソナ設定をしっかりおこないましょう。
作り方② 動画の企画・シナリオ構成を作成する
動画の目的とターゲットが決まったら、次は企画作成です。
インタビューする人物、質問内容、撮影場所などを具体的に決めていきます。企画段階で詳細に計画することで、撮り直しなどのリスクを最小限にし、撮影時のスムーズな進行が実現します。
シナリオは、動画の流れを明確にするための重要なポイントです。オープニング、インタビュー内容、エンディングなどの各セクションとその流れを詳細に書き出します。
また、質問内容のリストも作成し、インタビュイーが話しやすいように事前に共有しておくと良いでしょう。
作り方③ 必要機材・撮影場所・スケジュールの検討・確保
高品質な動画を制作するためには、適切な機材が必要です。カメラ、マイク、照明機材、三脚など、必要な機材をリストアップし、準備します。
機材が不足している場合は、レンタルも検討しましょう。必要な機材については、ページ後半でさらに詳しく解説します。
機材と同じく、撮影場所も重要な要素です。静かで、背景が適切な場所を選びましょう。
インタビュー動画の場合には、オフィスや会議室、自宅など、話しやすく落ち着いた環境が理想です。
オフィスなどの自社施設の利用がおすすめです。自社の施設を利用できる場合は、企業の雰囲気を背景からも伝えることができ、またコストの削減にも役立ちます。
また、インタビュイーの都合や、撮影場所の使用可能時間を考慮し、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。天候や突発的なトラブルにも対応できるよう、予備日を設けることも大切です。
作り方④ 撮影をする
ここまでの準備が完了したら、いよいよ撮影の段階に入ります。撮影前にはリハーサルをおこなっておくとよいでしょう。
リハーサルを行う
本番撮影の前にリハーサルを行い、機材のチェックや照明の確認をしておきましょう。撮影にイレギュラーはつきものです。撮影本番での懸念事項をなるべく少なくしておきましょう。
また、インタビュイーにリラックスしてもらい、自然な表情や話し方を引き出すために、事前に軽い会話をおこなうことも大切です。
本番撮影
本番では、インタビュー内容に沿って撮影を進めます。カメラアングルやフレーミングに注意し、複数のカメラを使用して異なる角度から撮影すると、編集時にバリエーションを持たせることができ、魅力的な映像に仕上がります。
映像にばかり気がいってしまいがちですが、音声の品質も非常に重要です。マイクの位置や音量の調整に気をつけましょう。
作り方⑤ 撮影した動画を編集する
動画編集には、適切な編集ソフトが必要です。Adobe Premiere ProやFinal Cut Proなど、プロフェッショナル向けのソフトを使用すると、細かく質の高い編集が可能です。
自社での編集が難しい場合には、フリーランスのクリエイターや動画制作会社に編集のみ依頼をしてしまうのも1つの選択肢です。
さらに近年では、AIを活用した編集効率化も急速に進んでいます。
代表的なのが、文字起こしされたテキストを編集するだけで動画をカットできる「テキストベース編集」です。Adobe Premiere ProやDescriptなどのツールを使えば、不要な発言をテキスト上で削除するだけで、自動で動画・音声も同時にカットされます。
インタビュー動画は長尺になりやすいため、AI活用は制作効率を左右する重要な要素となります。
編集プロセスは以下の通りです。
- 素材の整理: 撮影した映像をシーンごとに整理し、必要な部分を選別します。
- カット編集: 不要な部分をカットし、シーンの順序を整えます。
- トランジション: シーン間の繋ぎ目を滑らかにするためにトランジションを追加します。
- 色補正: 映像の色味や明るさを調整し、統一感を持たせます。
作り方⑥ BGMやテロップ、ナレーションを入れる
最後に、必要に応じて、BGM・テロップ・ナレーションを入れましょう。
BGM
インタビュー動画に適したBGMを選びましょう。目的やターゲットに合わせて、雰囲気を盛り上げる音楽を選びましょう。BGMは、基本的にはフリー素材サイトやライセンスを取得した音源を使用します。
動画制作会社に依頼をすれば、一から音声を制作することも可能です。
テロップ
重要な情報や強調したい部分にはテロップを入れます。分かりやすさを重視するのであれば、すべてにテロップをつけるのがおすすめです。視聴者にとって分かりやすく読みやすいフォントとサイズを選びましょう。
ただし、すべての動画でフルテロップが正解とは限りません。
テロップ(字幕)は、動画の用途によって最適な入れ方が異なります。
- SNS・採用向け(スマホ視聴・無音再生が多い):フルテロップが有効
- Webサイト・営業・商談用:要点やキーワードのみのテロップが適切
特にBtoB向け動画では、テロップを入れすぎると「広告的」「安っぽい」印象を与える場合もあります。視聴者と利用シーンを想定し、情報量と見やすさのバランスを意識しましょう。
ナレーション
必要に応じてナレーションを追加します。ナレーションは、動画の流れを補足し、視聴者に分かりやすく伝えるための重要な要素です。クオリティの高い仕上がりにするために、極力プロのナレーターを起用しましょう。
以上のステップを順に進めることで、魅力的で効果的なインタビュー動画を制作することができます。計画的に進行し、細部にまでこだわることで、視聴者に強く訴求することができる映像コンテンツを作り上げましょう。
では、続いて、インタビュー動画制作時のコツやポイントを、撮影と編集にわけてそれぞれ紹介します。
インタビュー動画の作り方のコツ・ポイント【撮影・編集】
インタビュー動画の基本的な作り方がわかったところで、撮影・編集する際のコツを紹介します。
インタビュー動画の撮影と編集は、細部にまでこだわることで質の高い映像を作り上げることができるため、ポイントをおさえておくことは非常に重要です。
撮影のコツ
構図・アングルを意識して、複数画角で撮影する
正面、斜め、側面など、複数のアングルで撮影することで、一回のインタビューで変化を持たせた映像制作が可能です。
複数アングル撮影、もしくは広角単焦点レンズを利用して撮影しましょう。
また、必ずしもカメラを2台用意する必要はありません。現在は、4Kなどの高画質で撮影できるカメラやスマートフォンを1台使用し、編集時に画角を切り替える「クロップ編集」によって、2カメラで撮影したような映像表現を行う手法も一般的です。
仮に、1つのアングルだけで撮影すると、変化がなく面白みのない映像となります。
ユーザーが閲覧途中で離脱してしまう可能性が高まるので、注意が必要です。表情や手元など、細かい部分も撮影しておくと、感情やディテールを強調できます。
また、構図は三分割法の利用がおすすめです。
三分割法: 画面を縦横それぞれ3分割し、被写体を交点に配置することでバランスの良い構図が得られます。
カンペを利用しない
インタビューをする際は、セリフを決めて短時間で話してもらうのではなく、インタビュー時間を長く取りましょう。
自然な印象にするには、その中で使用できるカットを選ぶことがポイントです。
ただし、何も決めていないと何が伝えたいのかわからなくなってしまいます。
インタビュアーとインタビュイーの間で事前に質問のすり合わせは必須です。
カンペは「使わない」方が自然ですが、近年は目線がズレにくいプロンプターアプリを活用するケースも増えています。
無理に暗記して話すよりも、話の流れを整理し、NGテイクを減らすという観点では、最新ツールを使ったカンペ活用が有効な場合もあります。重要なのは「自然さ」を損なわない運用をすることです。
ブレの少ない映像にする
ジンバル(手ブレが少なくなる装置)や三脚を利用して、ブレの少ない映像を撮影しましょう。
映像がぶれると、使い物になりません。撮影し直しとならないよう、ジンバルもしくは、三脚の利用することがポイントです。
伝えたい雰囲気を踏まえ、インタビュイーの話し方や表情にも注意する
リラックスした雰囲気を作ることで、インタビュイーの自然な表情や話し方を引き出すことができます。軽い会話やジョークを交えたり、撮影前にアイスブレイクを挟みながら、撮影を進めましょう。
インタビュイーに対して、笑顔や真剣な表情など伝えたい雰囲気に合わせた話し方や表情の指示を出すことで、視聴者に伝わる印象を作り込むのもおすすめです。
ただし、あくまでも重要なのは自然な表情であるため、指示の出し方には注意が必要です。
以上、撮影のコツを紹介しました。続いては、撮影した映像を編集するコツを紹介します。
編集のコツ
インサートカットの活用
インサートカットとは、映像の中に他の映像やイラストなどを挿入して補足する編集方法です。
インタビュー内容だけではわかりにくい内容を説明・補足するために利用します。
例えば、サービス導入の結果どんな効果があったかというのは、口頭で話すだけではイメージが伝わりにくいものです。
グラフを利用することでより効果を伝えやすくなります。
テロップを入れ、内容を補足する
登場人物やサービス名、その他補足したい内容をテロップに入れ、視覚、聴覚両方でユーザーに情報を届けます
。映像にメリハリが出るほか、視聴者が情報を理解しやすくなります。
また、視聴者の記憶に残るインタビュー動画とすることができます。
尺は用途別に最適化する(3分以内など)
サービス紹介用のインタビュー動画を制作するなら、3分以内に収めましょう。伝えたいこと以外の情報を削ぎ落として編集するのがコツです。長時間に動画になってしまうと、何が伝えたかったのか、わかりにくくなってしまいます。
伝えたいメッセージを絞り、内容を凝縮することが重要です。
一方で、インタビュー動画の最適な尺は、一律に決めるものではありません。近年は、1本の動画を用途ごとに再編集・再利用する前提で設計するケースが主流です。
- Webサイト・LP掲載用:1.5〜3分
- 営業・商談・事例説明用:5〜10分
- SNS・広告用(切り出し):15〜60秒(縦型)
まずは伝えたい内容を十分に収録し、その後「どこで、誰に、どう使うか」に応じて尺を最適化しましょう。これにより、1回の撮影で複数の成果物を生み出すことが可能になります。
以上、インタビュー動画の作り方のコツを紹介しました。
【効果がでやすい】おすすめの動画構成
ここでは、インタビュー動画の基本的な構成を確認していきましょう。
今回は、商品・サービスに関するインタビュー動画の基本的な構成をご紹介します。
基本構成
まず、インタビュー動画の基本的な構成は、次の通りです。
- 事業や会社の紹介
- 課題の共有
- 導入のきっかけ(導入理由)
- 実際に使ってみた感想
- これからやっていきたいこと
事業や会社の紹介
初めに、どんな事業をやっているのか、どんな会社であるかを簡潔に紹介します。ここでは、簡単に会社名や事業内容に触れる程度で問題ありません。
もし、有名企業がおすすめしているとなれば説得力が増します。
大手企業にサービスを導入していただけたら、ぜひインタビュー撮影を交渉してみましょう。
課題の共有
次に、企業が抱える経営上の課題を共有します。
動画を見せる相手は、同じような悩みを持つ企業がターゲットになります。課題を共有することで視聴者の共感を呼び起こし、自分ごと化してインタビュー動画を見てもらうことができるのです。
課題の深刻さや影響範囲について触れることで、視聴者の関心を引きましょう。
導入のきっかけ(導入理由)
なぜそのサービスを選んだのか、導入のきっかけを共有します。導入の決め手となった特徴やメリットを強調しましょう。
例. ~の機能が魅力的だったから。など
サービスの訴求ポイントなどと同じであれば、より効果があります。
実際に使ってみた感想
サービスを使った上で、どんなメリットがあったのかを紹介します。
課題がどのように解決できたか、どんな対応してもらえたかを伝えるとより効果的です。
ユーザーが気になるのは、使う前と使ったあとのギャップ。そのギャップに不安を感じています。
そこでインタビュー動画を使った良い口コミがあれば、サービスを導入するにあたっての不安を軽減できるのです。
ソリューション導入後の実際の使用感や、導入後の変化・具体的な成果を数値や事例を交えて共有し、視聴者に信頼感を与えましょう。ポジティブな感想を中心に述べつつ、改善点も触れるとより信頼性が高まります。
これからやっていきたいこと
インタビューを受ける側が、今後展開したい事業展望について話します。
サービスを導入したことで、その未来へ一歩近づけたということが重要になります。
以上が基本的なインタビュー動画の構成になります。
課題に対し、どんなサービスを使って、どんな効果があるのか。
第3者が語ることに意味があります。また実在する企業がその効果を語ることに意味があるのです。
この基本構成を押さえることで、視聴者にとって理解しやすく、共感を呼びやすいインタビュー動画を制作することができます。
計画的に内容を構成し、伝えたいメッセージを明確にすることで、効果的な映像コンテンツを作成しましょう。
インタビュー動画の撮影に必要な機材

インタビュー動画のクオリティを高めるためには、適切な機材を用意することが不可欠です。ここでは、インタビュー動画の撮影に必要な機材について解説します。
制作に必要な機材
- カメラ(2台以上)
- 照明
- マイク(特にピンマイク)
- 三脚(可能であればジンバル)
- 動画編集ソフト
インタビュー動画を制作するにあたっては、上記のような機材が必要です。
カメラ(2台以上)
インタビュー動画を撮影するなら、2台以上カメラを用意するのがおすすめです。複数のカメラを使用することで、異なるアングルから撮影が可能となり、編集時にバリエーション豊かな映像を作ることができます。
映像に動きをつけるため、2台同時に利用しインタビューカットとインサートカットの両方を撮影するようにしましょう。
もし、2台以上用意するのが難しい場合は、広角単焦点レンズがおすすめです。
1つのレンズで撮影しますが、編集時に遠近2台のカメラを利用したように見せることができます。
また、現在は、4K以上で撮影できるカメラやスマートフォン(iPhone Proシリーズなど)を1台使用し、編集時に画角を切り替える「クロップ編集」によって、2カメラで撮影したような映像表現を行う手法も一般的です。機材数を増やすよりも、音声品質や照明といった視聴体験に直結する要素を優先することが、結果的に高品質な動画につながります。
照明
インタビューイーをよりきれいに映すために、照明を利用しましょう。Youtuberなども顔色がよく見えるように、照明を利用して撮影しています。
照明を利用することで表情が明るく見えるので、インタビュー動画を制作するなら照明を用意するのがおすすめです。
マイク
インタビュー動画の撮影に必須とも言えるのがマイクです。
カメラに内蔵されたマイクでは音声が小さくしかはいらなかったり、音声がこもったりしてしまうことがあります。
そこで、音声録音専用のマイクを使用しましょう。インタビュー動画においてメインコンテンツとなる音声は、非常に重要な要素となります。クリアな音声は視聴者の理解を助け、プロフェッショナルな印象を与えます。
できれば動きやすく、目立たないピンマイクがおすすめです。
また、以前は「静かな場所の確保」が絶対条件でしたが、現在はAIによる音声強調ツール(Adobe Podcastなど)を使えば、多少のノイズは後から除去できます。高価なマイクを買う前に、まずはAIツールを試すのも一つの手です。
三脚(ジンバル)
インタビュー動画を撮影する際、映像がブレないよう三脚を利用します。
もし、ドキュメンタリー形式の動画を撮影するのであれば、ジンバルという手ブレを補正する道具を準備しましょう。
映像がぶれて撮影し直しとならないように、必ず用意しましょう。
動画編集ソフト
撮影が終わったら、動画編集が必要です。操作性と機能性のバランスを考えて選びましょう。有料の動画編集ソフトがおすすめですが、初心者の方であれば無料のソフトでも大丈夫でしょう。
必要であれば、こちらで無料、有料の動画編集ソフトを紹介したページを用意しております。
以上、インタビュー動画の撮影に使用する機材をご紹介しました。インタビュー動画の撮影は、他の実写映像よりも、少ない機材で対応可能です。
ここまでの情報があれば、高品質なインタビュー動画の作り方がある程度理解できたことと思います。では、最後に、過去にCINEMATOが制作したインタビュー動画の事例をいくつかご紹介します。
企画や構成を考える際にインタビュー動画のイメージを持っておくことは大切です。作りたいインタビュー動画のイメージを膨らませるためのよい参考材料になれば幸いです。
インタビュー動画のCINEMATO制作実績
ここでは、過去にCINEMATOが制作したインタビュー動画の事例を紹介します。インタビュー動画を制作する際の参考としてご覧ください。
※下記以外のインタビュー動画の制作事例については別記事「インタビュー動画の事例と活用シーンや費用相場を解説」もご確認ください。
制作事例1.freee株式会社様
エンタープライズでも「クラウド会計ソフトと言えばfreee」という純粋想起の市場構築のため、個人事業主ではなく、企業向けに制作したインタビュー動画です。
視聴者に注目してほしい機能はグラフィックで可視化することで、プロダクト利用のメリットのイメージがつきやすいようにしています。
制作事例2.株式会社Game With様
株式会社Game Withは、ゲーム情報等のメディア事業を展開する会社です。
採用活動において実態とは異なるイメージを持たれがちという課題に対して、会社のカルチャーや働いている人を中心に紹介する採用動画を制作しました。
カルチャーやブランドなど、目に見えないイメージを伝える場合において、インタビュー動画はとても相性がいい動画の手法の1つです。
インタビュー中の映像にインサートカットを挿入することによって、話している内容をより具体化的にイメージしやすくなるような工夫を施しています。
制作事例3.株式会社ENERGIZE様
セムコ社が提唱するセムコスタイル経営を、コンサルティングパッケージにまとめたCMP(チェンジメーカープログラム)の紹介動画で、サービスの紹介促進や、LP内でのCVR向上を目的とした動画導入事例です。
冒頭で経営者のインサイトをつくインタビューを入れ、一気に視聴者の興味関心を惹く構成にしています。また、「社員の主体性を軸に事業を発展させたい」というニーズの裏にある、本当に社員が変わっていくか不安という視聴者の悩みや課題感を解消できるように気をつけながら、動画を制作しています。
制作事例4.株式会社EXIDEA
CINEMATOの運営母体である株式会社EXIDEAの会社紹介動画・採用動画です。
会社のコアなバリュー「THE SHARE」や「1メディア1経営」というキーワードをテーマとして、会社が日々大切にしている考え方や社風をインタビュー形式で紹介している採用動画の事例です。
インタビューの合間に見える笑顔や笑い声によって、和やかな社内の雰囲気が伺えるようにも工夫しており、就職希望者の不安払拭を狙っています。
以上、インタビュー動画の事例を紹介しました。どんな動画を制作したいのか、イメージする上での参考になれば幸いです。
インタビュー動画の費用・料金相場
インタビュー動画の制作費用は、動画の種類・尺・撮影場所・演者数・編集内容などによって大きく異なります。ここでは、制作会社に依頼した場合の目安費用をご紹介します。
| 動画の種類 | 尺の目安 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 社員インタビュー(採用・社内向け) | 2〜5分 | 30万〜80万円 |
| お客様インタビュー(導入事例・商談用) | 2〜5分 | 40万〜100万円 |
| 対談・鼎談形式(複数名) | 5〜10分 | 60万〜150万円 |
| SNS・広告用ショートカット(切り出し) | 30〜60秒 | 10万〜30万円(追加費) |
費用に影響する主な要因は以下のとおりです。
- 尺・本数:長尺になるほど編集工数が増加。1本の素材から複数尺を作成すると単価を下げやすい
- 撮影場所:ロケ撮影はスタジオより費用がかかる場合も。自社オフィス活用でコスト削減可
- 演者数・移動費:登場人物が多いほど撮影日数・スケジュール調整コストが増える
- MA(音声・BGM)有無:ナレーション収録やオリジナルBGM制作は別途費用が発生
- 修正回数・確認フロー:修正回数の上限や確認体制によって制作期間・費用が変動する
インタビュー動画に関するよくある質問
インタビュー動画の撮影時間はどのくらいかかりますか?
本番の撮影時間は1〜2時間が目安です。事前のロケハン・機材セッティングに1〜2時間程度かかります。編集・納品まで含めると、3〜8週間が標準的な制作期間です。スケジュールに余裕を持って計画することをおすすめします。
インタビュー動画は自社で撮影することはできますか?
スマートフォンや市販のカメラで撮影することは可能です。ただし、音声品質・画角・照明が品質を大きく左右します。クオリティを重視する場合や、お客様・採用候補者への印象を大切にするシーンでは、プロへの依頼が効果的です。
インタビュー動画に字幕は必要ですか?
SNSでの活用を想定する場合はほぼ必須です。視聴者の多くが音声オフで視聴するため、字幕なしでは内容が伝わりにくくなります。YouTubeや自社サイトでの公開でも、字幕はアクセシビリティの観点から推奨されます。
まとめ
インタビュー動画の作り方は、目的・ターゲットの設定 → 企画・構成作成 → 機材・場所の確保 → 撮影 → 編集 → BGM・テロップ追加の6ステップで進みます。撮影では複数画角・音声品質・インタビュイーの自然な表情が品質を左右し、編集ではインサートカットや字幕、尺の最適化が重要なポイントです。
費用は動画の種類・尺・撮影条件によって異なりますが、30万〜100万円程度が一般的な目安です。「クオリティを上げたい」「はじめての制作でどこから手をつければいいかわからない」という場合は、企画段階からサポートできるCINEMATOにご相談ください。
