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サービス紹介動画とは?制作事例23選と映像制作のコツ・作り方を解説
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サービス紹介動画とは?制作事例23選と映像制作のコツ・作り方を解説

サービス紹介やサービスのプロモーションに動画を活用する企業が増えつつあり、CINEMATOでもご相談を頂くことが増えてきました。

「自社サービスでも動画を制作してみたい」と思いながらも「具体的な依頼の仕方や作り方・予算感がわからない」「社内に動画マーケティングのノウハウがなく活用方法がわからない」と悩んでいる担当者の方もいるのではないでしょうか。

そこで本ページでは、サービス紹介動画の概要やメリット・映像制作時のコツを、豊富な実績をもとに体系化してご紹介します。また、実際にCINEMATOがこれまで制作してきたサービス紹介動画の事例動画のポイントと予算とともにご紹介します。

当ページを読んでいただければ、サービス紹介動画制作の概要や具体的な映像制作の流れが理解できます。ぜひ参考にしてみてください。

サービス紹介動画の概要と特徴

サービス紹介動画の事例や映像制作時のコツをご紹介する前に、まずはサービス紹介動画の概要を確認していきましょう。

サービス紹介動画の概要や特徴を知り全体像を把握することで、サービス紹介動画の具体的な制作イメージや、実際に映像制作を依頼する際のポイント、映像制作後の活用方法をより理解しやすくなります。

サービス紹介動画とは?

「サービス紹介動画」とは「サービスの紹介を目的に制作された動画」のことです。(※企業の持つ自社サービスの中でも、当記事では特に無形商材サービスとして紹介をしていきます。)

無形商材であるサービスは、実際に手に取って触れたり目にすることが出来ません。左記の特徴により、手に取ることのできる製品/商品と比較をすると、サービスの価値や実際の利用方法を一目で理解することが難しいのが特徴。ここで役立つのがサービス紹介動画です。

サービス紹介動画は、映像と音声/音楽を用いて、視覚・聴覚に対してサービスの訴求が可能です。また、無形商材であるサービスでも、実際の利用シーンなどを映像化することにより、より分かりやすいビジュアル表現が可能になります。

動画は、無形商材であるサービスととても相性の良い表現方法です。
画像や文字の説明よりも、サービスをより理解しやすくなります。

サービス紹介動画の特徴4つ

上で少し触れた内容とあわせて、サービス紹介動画には以下のような特徴(強み)があります。

  • 形のない無形商材を視覚的に表現することが可能
  • 短時間で多くの情報を利用者に伝えることができる
  • 具体的な利用シーンの描写により、サービスの使い方をイメージしやすい
  • サービスの使い方/特徴だけでなく、ブランドイメージ・サービスの背景/想い等も伝えられる

アメリカの調査会社であるForrester ResearchのJames L. McQuivey博士の研究結果によれば、1分間の動画には、(英単語にして)およそ180万単語と同程度の情報量があると言われており、サービス紹介に動画を用いることがおすすめな最たる理由はここにあります。

サービスに関する多くの情報を短時間で動画視聴者に提供することが可能です。

今まで世の中になかったような新しいサービスや新たな取り組み、サービスの特徴や使い方が複雑であるほど、サービス紹介動画は真価を発揮します。

自社サービスの特徴やメリットを上手に利用検討者に伝えて、サービスの認知拡大や需要喚起を行っていきたい場合は、ぜひサービス紹介動画を検討してみてはいかがでしょうか。

サービス理解に繋がるサービス紹介動画が作成できれば、購入や導入に対する意識のハードルも大きく下げることができるでしょう。

サービス紹介動画の種類

サービス紹介動画は、主にBtoBやBtoC分野のサービスの紹介に多く利用されています。

BtoB向けのサービスは専門性の高いものも多く、機能やメリットなどの情報を伝えるためには多くの情報量が必要となります。

SaaSやシェアリング・エコノミーなど比較的新しいジャンルのサービスは、紹介動画との相性が非常に良いです。

グラフや機能紹介などのアニメーションや、実際に導入している企業の実写インタビューなどを用いれば、競合サービスとの比較や差別化もこれまでよりも容易になります。導入検討者への適切なアプローチにより、短期間でサービス導入を促すことができる営業活動が可能になるでしょう。

BtoC向け、BtoB向け、どちらのサービス紹介動画も、まずは視聴者(想定ユーザー)に「便利そう」「使ってみたい」と興味を持ってもらうことが重要です。

動画の種類は、ストーリー形式・ナレーション形式・インタビュー形式から、アニメーション・実写、長尺・短尺と、多岐に渡ります。

「動画視聴後にユーザーにどのような状態になって欲しいのか」「サービス紹介動画で何を伝えたいのか(使い方を解説したいのか、ブランドイメージを伝えたいのかなど)」など、動画の目的によって適切な表現方法は変わってきます。

では、サービス紹介動画の種類が多岐に渡ることがわかったところで、具体的にどのような金額・クオリティでサービス紹介動画を制作できるのか、実際の事例をみていきましょう。

CINEMATOが過去に制作してきたサービス紹介動画の制作実績をいくつかご紹介します。自社サービスの紹介動画のイメージを膨らませる際に、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

種類別サービス紹介動画の事例(CINEMATOの制作動画実績23選)

サービス紹介動画・商品紹介動画の活用事例を紹介します。事例とポイントを見て、サービス紹介動画を制作する際の参考にしていただければ幸いです。アニメーションと実写にわけて、確認していきましょう。

サービス紹介動画のアニメーション事例

こちらはアニメーションで表現したサービス紹介動画。自由な表現により複雑な利用方法やビジネスモデルをわかりやすく解説できるのが特徴です。

【BtoB動画】株式会社インフキュリオン様 エクサード サービス紹介動画

動画の種類 アニメーション動画
ポイント 言葉だけでは理解が難しいのが無形サービスやSaaS、新しい技術・サービスの特徴です。このような言葉だけでは理解が難しい内容を、アニメーションを用いることで分かりやすく表現しています。
また、サービスで”出来ること”を紹介した後、導入意欲が高まっている視聴者に向けて、動画後半で「気になっていること・懸念点(導入障壁)」を事前に解説している点もポイント。動画視聴中のユーザーの態度変容を考慮した構成設計になっています。

【BtoB動画】株式会社カラクリ様 KARAKURI assist サービス紹介動画

動画の種類 アニメーション動画
ポイント シンプルなイラストと、滑らかでわかりやすいアニメーションを用いて、サービスの特徴を分かりやすく解説しています。
アニメーション動画を利用すれば、SaaSといった無形商材でも、サービスの使い方や、特徴、メリットなどを可視化し、具体的にイメージしやすいサービス紹介とすることが可能です。後半には、アニメーション動画だけでなく、実際にKARAKURI assistを利用している企業様の顧客インタビューも取り入れています。

【BtoB動画】株式会社visumo様 サービス紹介動画

動画の種類 アニメーション動画
ポイント WEBサイトのコンテンツ充実を簡単に実現するビジュアルマーケティングプラットフォームのサービス紹介動画です。「ビジュアルの充実」を意識し、視覚的にリッチなアニメーション、画像などを数多く取り入れることでvisumoのプラットフォームイメージにあわせた映像としています。
後半では、visumoを取り入れることによって期待できる導入効果を、企業・サービス名と具体的な数値で紹介することにより、定性的なイメージ動画として終わるのではなく、サービスとしての信頼性も示すことができるサービス紹介動画に仕上げています。

【BtoB動画】株式会社IDEATECH様 リサピー サービス紹介動画

動画の種類 アニメーション動画
ポイント デジタルマーケティングの重要性、マーケティングにおけるコンテンツの重要性を初めに解説することで、IDEATECH・リサピーが企業に提供できるサービスの有用性を解説しています。ポップなアニメーションと、ロジカルな構成で、サービスの特徴・強み・ベネフィットをわかりやすく訴求しているのがポイントです。

【BtoB動画】株式会社PKSHA Technology様 PKSHA Communication Cloud

動画の種類 アニメーション動画
ポイント Web問い合わせやコンタクトセンター業務など、カスタマーサポート領域における様々な課題を解決するオールインワンAI SaaS「PKSHA Communication Cloud」のサービス紹介動画です。
アニメーションとナレーションの掛け合わせで、難しい印象のある「AIツール」「DX」といった概念をわかりやすく解説しています。現代のカスタマーサポート領域の問題点と、その問題点に対する株式会社PKSHA Technology・PKSHA Communication Cloudならではの強みを動画内で訴求することで、「なぜ今、PKSHA Communication Cloudを利用する必要があるのか」を明快に訴求しています。

【BtoB動画】株式会社Hubble様 契約書管理クラウドサービスHubble サービス紹介動画

動画の種類 実写動画
ポイント 株式会社Hubble様は、契約書のコミュニケーションや管理を円滑にするサービスを提供する企業で、当事例は契約書管理クラウドサービス「Hubble」のサービス紹介動画です。
契約業務の煩雑化がスタートアップの事業成長やIPOにおいてどのような問題を引き起こすのか、Hubbleはその問題に対してどのようなソリューションを提供できるのか、この2つを動画内で表現しています。実際のツール画面を動きのあるアニメーションでみせることで、シンプルで使いやすいツールのメリットを分かりやすく訴求しています。

【BtoB動画】株式会社PRTIMES様 サービス紹介動画

動画の種類 アニメーション動画
ポイント 株式会社PRTIMES様は、PRプラットフォームの「PR TIMES」やプロダクトの「Jooto」や「Tayori」を提供しています。こちらの事例は、無料で試せるカスタマーサポートツール「Tayori」のサービス紹介動画です。
「気軽に試せる」を訴求するため、統一感のある線画のデザインで軽さを表現しました。

【BtoB動画】エン・ジャパン株式会社様 ASHIATO サービス紹介動画

動画の種類 アニメーション動画
ポイント 「リファレンスチェック」そのものが知られていないことも多く、ターゲットへの啓蒙も同時におこなうサービス紹介動画を制作しました。時代背景や採用における共通の課題感を冒頭で伝えることでリファレンスチェックの解説とともに重要性を伝え、その後のASHIATOの説明へスムーズにつなげています。

【BtoB動画】株式会社KAKEAI様 本音を引き出す 1on1専用ツール「Kakeai」紹介動画

動画の種類 アニメーション動画
ポイント 日本の歴史上最も上司と部下で本音のコミュニケーションが足りなかった織田信長と明智光秀をキービジュアルに採用し、ビジネスでのコミュニケーションにも「本音が必要」という内容を伝えています。サービスの新しさ、手軽さを表現するためのグリッドデザイン・スタイリッシュな表現も動画のポイントです。

【BtoB動画】株式会社HR Brain様 EX Intelligence サービス紹介動画

動画の種類 アニメーション動画
ポイント 国内初の従業員エクスペリエンスクラウドEX Intelligenceのサービス紹介動画です。従業員体験(Employee experience)を定量的に可視化し、あらゆる人材データをもとに個人と組織の課題を分析、優先順位付けから施策実行までをワンストップでサポートします。

【BtoB動画】NTTコミュニケーションズ様_コンタクトセンターKPI管理ソリューション

動画の種類 アニメーション動画
ポイント NTTコミュニケーションズ様の法人向けICT事業の一つである「コンタクトセンターKPI管理ソリューション」の動画を制作しました。アニメーションと実際のUIを使って、サービス全体をわかりやすく説明しています。
機能の説明だけでなく、このサービスを利用することによって「どんな課題を、どのように解決できるのか」というベネフィットの訴求を丁寧に行いました。

【BtoB動画】株式会社リクルート様 カムバック採用サービスAlumy

動画の種類 アニメーション動画
予算 80万前後
ポイント カムバック採用という新しい概念を伝えるため、カムバック採用が求められる時代背景や企業課題から動画を始め、サービス詳細の説明へと繋げていくシナリオを制作しています。

【BtoB動画】独立行政法人中小企業基盤整備機構様 WEBeeCampus

動画の種類 アニメーション動画
予算 80万前後
ポイント 理解促進を目的としたサービス紹介動画です。
オンライン研修という競合他社の多いサービス内容となるため、冒頭に実績を置くことで早期に権威性を表現するなどの工夫を行っています。

【BtoB動画】株式会社Take Action様 THANKS GIFT

動画の種類 アニメーション動画
予算 80万前後
ポイント テンポのよいアニメーション動画で、離脱しにくい動画に仕上がっています。
ギフトによる社内活性化ツールという新しい概念を伝えるため、まずは理解しやすいメリットから逆算した課題訴求から始まり、サービス特長へと繋げる表現を使用しています。

【BtoC動画】株式会社マイナビ様 マイナビアルバイト紹介

動画の種類 アニメーション動画
予算 50万前後
ポイント アルバイトは自分で探すという概念を払拭するために、通常のサービスとは異なる点を分かりやすく表現・訴求しています。通常のサービスとどのように異なるのかをアルバイト探しの一連のフローを軸にして表現している動画です。

サービス紹介動画の実写事例

こちらは実写で表現した、サービス紹介動画。サービスを活用する前後でどう変化するのかなど、具体的な利用イメージの促進が期待できます。

【BtoB動画】株式会社SUPERSTUDIO様 ecforceサービス紹介動画

動画の種類 実写動画
ポイント すべての企業のECショップの成功を実現するECシステム「ecforce」のサービス紹介動画です。
ecforceが提供する様々な機能を訴求しました。実際のUIを想起する立体感のあるアニメーションをテンポよく切り替えることで、ユーザーが疑似体験ができるような演出にしています。

【BtoB動画】ShopifyJapan株式会社様

動画の種類 実写動画
ポイント ブランドの認知度向上と新和性の構築、またサイトの訪問をメインとしたトラフィックの誘導ために制作したサービス紹介動画です。動画では、拡大が始まっている利用者数増加による勢いと「世界でたった一つのネットショップ」を作れるサービスとして競合他社と差別化を表現しました。

【BtoB動画】Magic Moment株式会社様 Playbook紹介

動画の種類 実写動画
ポイント リモートワークでも営業成果を生み出す「顧客エンゲージメント」構築を実現するクラウドサービス「Magic Moment Playbook」。サービスの世界観や具体的な機能内容をイメージ喚起させるため、どの様に活用できるか具体事例を出したり共感シーンを挿入しました。

【BtoB動画】freee株式会社様 クラウド会計SaaSナンバー1

動画の種類 実写動画
ポイント 社名の想起ではなく、認知の品質転換を目的とし、ブランドワード検索のボリュームアップを狙ったサービス紹介動画です。
freeeを手にするとどんな変化が起こるのか。その変化をわかりやすくシンプルに訴求しています。営業・情報システム・経理・経営者とポジションごとの業務フローでおきる課題を認知させ、その課題をまとめて解決できるのが会計ソフトfreeeであるとわかりやすく表現しています。

【BtoB動画】f株式会社リブ・コンサルティング 事業紹介

動画の種類 実写動画
ポイント ここまでやってくれるんだ!ということを体現しているワードを強調し 、コンサルティングの提供価値を分かりやすく言語化した動画を提案しました。
顧客が感じている価値をシンプルな言葉にまとめたほか、ビジネスパートナーとしての関係性を強く築いている点を表現しています。

【BtoB動画】freee株式会社様 事例インタビュー

動画の種類 実写動画
予算 150万前後
ポイント 第三者視点のインタビュー動画。実際にサービスを活用している企業の事例を紹介し、検討の後押しとなるようなコンテンツに仕上がっています。 インタビュー企業の紹介→各社の課題→freeeの導入メリットを経営者・現場責任者・現場スタッフそれぞれの視点で表現している点もポイントです。
インタビュー内容のより深い理解を促すために、インサートカット(インタビュー内容に沿った別映像)にはUIを模したグラフィックも挿入しています。

【BtoB動画】株式会社ウェーブロック・アドバンスト・テクノロジー様 ShineTech®

動画の種類 実写動画
予算 150万前後
ポイント 一般論としてわかりにくい商材が、どのように活用されているかをイメージさせる商品紹介動画です。
高性能フィルムの製品スペックのみではイメージが湧きづらいため、自動車業界がどのように変化し、それによってなぜ今高性能フィルムが必要となっているのかといった部分から表現することで、サービスの具体的な活用方法や重要性をより分かりやすく表現しています。

【BtoC動画】LINE株式会社様 LINEバイトAI電話応募

動画の種類 実写動画
予算 100万前後
ポイント サービスの利用前後のイメージがしやすいように、実写を中心の構成にしています。サービス内容を説明するシーンでは、よりわかりやすくするためアニメーションも使用。
AIが電話応募を対応してくれるというメリットを際立たせるため、応募者側・企業側、双方の課題から始める表現をしています。

以上、サービス紹介動画の事例を紹介して参りました。

「アニメーション動画」と「実写動画」はどちらがよいということではなく、動画の目的や用途に適した映像表現を使用することが大切です。

もっと他のサービス紹介動画事例も確認したい場合や、具体的な予算などを確認したい場合は、以下のリンクよりCINEMATOまでお問い合わせください。お問い合わせは無料です。まずはCINEMATOというサービスやサービス紹介動画制作のリアルを知っていただき、今後の広報活動にお役立ていただければ幸いです。

サービス紹介動画に興味のあるご担当者様は、お気軽にご相談ください!実績の豊富なプランナーが、ご予算やニーズにあわせて、一緒に最適な動画の形を考えます。

では、ここからは、上記のようなサービス紹介動画を制作するメリットや、実際に制作する際の工程や制作時のコツ・ポイントについて、詳しく確認していきましょう。

サービス紹介動画を自社で製作しようと考えている方にとっても、制作会社に依頼をしようと考えている方にとっても、制作前に知っておいて損はない情報です。ぜひお時間があるときにご一読いただければ幸いです。

サービス紹介動画を制作するメリットは?

営業のサポートツールとしての利用やWebCMにサービス紹介動画を活用する企業が増えています。ここまでの情報を踏まえ、サービス紹介動画を導入することで得られるメリットをまとめます。今からご紹介するメリットは、全部で5つです。

気になるポイントをご確認ください。

静止画・文字コンテンツよりも分かりやすく、サービスの概要や魅力を短時間で理解できる

映像・文字に加えて音声も入っているサービス紹介動画は、短時間で情報を理解しやすいことが大きな特徴です。

映像は、写真やイラストなどの静止画やテキストコンテンツと比較した際に、視聴者に伝えることができる情報量が多く、サービスの理解も深めやすくなります。

前述の通り、1分間の動画にはおよそ180万英単語と同程度の情報量があると言われています。Webページ換算で3,000~3,600ページ分です。テキストや静止画だけでは伝わらないサービス導入のメリットや特徴を、効率的に伝えることができるのはサービス紹介動画ならではです。

サービスの利用イメージがつきやすく購買意欲が湧く

単なる商品の機能説明ではなく、サービスを利用するユーザーがどのような状態になるのかイメージしやすくなります。特に、今までにないような新しいサービスにはより効果的です。

例えば、Saasやシェアリング・エコノミー、DX、メタバース/Web3.0などのような比較的新しい概念の場合、知らない人も多く存在します。全く理解できない情報である場合、そもそも興味を持ってもらえません。サービス紹介動画を活用すれば、サービスの利用イメージがつき、導入や購買につながりやすくなります。

形のないサービス(無形商材)をビジュアル表現でわかりやすく説明できる

サービス紹介動画は、Saasやクラウドサービスなど「無形商材」の説明に効果的です。形のないサービスをビジュアル化(可視化)することで、上で述べたように実際の利用イメージがつきやすくなったり、サービスのメリット・特徴などがより分かりやすくなります。

動きのある映像(アニメーション/実写)だけでなく、音楽(BGM)・ナレーション・テロップなども私用して、効果的な説明や解説が可能になります。

既に導入や購入をほとんど決めているような視聴者の場合は、サービス利用後のイメージギャップを小さくすることも可能。導入後の早期解約クレームの発生を抑えるといったような副次効果も期待できるでしょう。

営業の標準化が図れる | 自社サイトで営業ツールとしても利用できる

サービスの持つ機能やメリットの訴求の質は、営業マンのスキルや知識、経験によって異なります。この点に悩んできた経営者の方や、責任者の方も多いのではないでしょうか?

このようなセールストーク属人化の課題には、サービス紹介動画が非常に効果的です。サービス説明の品質を統一することができ、また効果測定なども行いやすくなります。

また、自社サービスを紹介するサービスサイトに紹介動画を設置すれば、サイトに訪れたサービス導入検討者向けの営業ツールの1つにもなります。サービスサイトの活用方法を模索中の方は、まずはサービス紹介動画の導入から検討を初めてみてはいかがでしょうか。

他媒体への2次利用、動画広告利用なども可能

前述の通り、サービス紹介動画は、サービスサイト内で営業ツールとして利用できますが、動画の利用用途はそれだけではありません。

PR媒体を用いたサービス紹介時にも動画を設置することができる場合があります。YouTubeやInstagram、FacebookなどのSNS広告に二次利用することも可能です。

タクシー広告・トレイン広告などの利用を検討してみてもいいでしょう。サービス紹介動画は、一度制作してしまえば、比較的長期間かつ幅広く様々な場面で活用することが可能です。

サービス紹介動画のメリットまとめ

  • サービス内容を短時間でわかりやすく説明できる
  • 利用イメージがつきやすく購買意欲が湧く
  • 無形商材をビジュアルで説明できる
  • 営業の標準化が図れる | 自社サイトで営業ツールとしても利用できる
  • 他媒体への2次利用、動画広告利用なども可能

以上が、サービス紹介動画のメリット5つです。サービス紹介動画のメリットをおわかりいただけたでしょうか。ここまでの情報で、サービス紹介動画について理解は深まり、また導入検討における必要な情報も溜まってきたことと思います。

しかし、せっかく制作した紹介動画も、期待した効果を得られなければ意味がありません。

そこで、続いては効果的なサービス紹介動画の作り方、制作する際のコツやポイントを一気にご紹介していきます。サービス紹介動画を検討中の方は、ぜひここからの内容もあわせてご覧ください。

効果的なサービス紹介動画の作り方

効果的なサービス紹介動画の作り方は以下の7ステップでご紹介していきます。

  1. 動画の目的・課題・活用したいシーンを整理する
  2. 動画のターゲット・ユーザーイメージを明確にする
  3. 掲載媒体や配信する広告を選ぶ(媒体ごとに最適な映像は異なるため)
  4. サービス・商品の魅力(強み・特徴)を明確にする
  5. 伝えたいメッセージを明確にする
  6. 目的やペルソナあわせて、シナリオ・演出を考える
  7. 理解のしやすさを意識して、撮影・編集をする

作り方1:動画の目的・課題や活用したいシーンを整理する

サービス紹介動画の制作を検討中の場合、目的(理解促進や購買など)やどのようなシーンで活用したいのかなどの制作意図があるかと思います。動画でしか伝えられない課題は何かを明確にしましょう。テキストや静止画で表現できる情報を並べるだけの場合は、映像を使う必要がないこともあります。

利用イメージや、テキストでは伝わらない機能・メリットなど、サービスや事業のどこが課題で、サービス紹介動画を使う必要があるのかを整理していきましょう。

作り方2:動画のターゲット・ユーザーイメージを明確にする

動画のターゲットや動画を視聴してほしいユーザーのイメージ、つまりペルソナ(人物像)をできるだけ明確にしましょう。

ペルソナによって、訴求ポイントや適切な表現方法・映像の種類(実写orアニメーションなど)は異なります。また、動画の尺や、理解しやすい言葉の使い方などの細かい部分も変わってきます。

性別、年齢などに始まり、職業・住んでいる場所・家族構成などを具体的に作りこんでいくと、制作したい映像の方向性などはより決まりやすくなりおすすめです。

例えば、Webスクールやプログラミング教材のサービス紹介動画を制作するとします。そのサービスを実際に契約するのは、子どもなのか大人なのか、学生なのか社会人なのか、ターゲットは子どものいる家庭の母親、父親、祖父母なのか等々…。ペルソナ像により、動画のテイストは大きく異なってきます。

サービスの戦略としてターゲットを絞ることが可能な場合は、なるべくターゲットを絞り、明確な人物像をイメージしていきましょう。

作り方3:掲載媒体や配信する広告を選ぶ(媒体ごとに最適な映像は異なるため)

配信する媒体は、動画のターゲット・ペルソナや、サービス/事業の目的や課題によっても異なります。

上記の点も踏まえて、配信媒体の選定や、その媒体に合う動画制作を考えていきましょう。

例を1つ挙げると、動画の尺の長さなどは分かりやすい例でしょう。YouTube広告やSNS広告での利用を想定したサービス紹介動画の場合、数分~10分の長尺動画を最後まで視聴し続けてもらうのが難しいことは容易に想像出来ると思います。一方で、サービスサイトで利用する動画の場合は、SNSの広告動画より長くなってしまっても問題はありません。

ここで重要になるのは、想定する視聴者は自社サービスを既に認知しているのか否か、視聴者の欲求は既にニーズとして顕在化しているのか否か、といったような部分です。

上記ようなことを考えて、想定する利用媒体もある程度絞りましょう。

作り方4:サービス・商品の魅力(強み・特徴)を明確にする

サービスの魅力を伝え、ユーザーの関心を集めるにはプロダクトUSPの把握が不可欠です。

USP(Unique selling proposition)…商品やサービスが持っている独自の強み

USPが明確であればあるほど、サービスを購入するメリットが明確になります。

作り方5:伝えたいメッセージを明確にする

魅力的なサービス・商品であるほど、ターゲットとなる視聴者へ伝えたいメッセージは多くなりがちです。しかし、伝えたい情報量が増えれば、当然、その分だけ尺が長くなったり動画の内容が複雑になったりします。動画におけるメッセージを決める際には、「本当に伝えたいことは何なのか」を意識して、尺や動画の内容に悪影響を与えないようにしましょう。

作り方6:目的やペルソナあわせて、シナリオ・演出を考える

サービス紹介動画に限らず、動画制作のシナリオや演出は、後で変更することがとても難しいものです。動画制作の目的やターゲットなどを明確にし、その内容に合ったシナリオや情報の伝え方を具体化させていきましょう。

細かいシナリオや演出を考えることは動画制作会社の仕事ですが、その手前の準備段階でやっておくとよいこともあります。フレームワークなどを利用して、目的やターゲットをより明確に整理しておきましょう。弊社がおすすめするフレームワークは以下の5W1Hです。

5W1H

  • 「なぜ」動画を作るのか(WHY)
  • 「誰が」ターゲットか(WHO)
  • 「何を」伝えるのか(WHAT)
  • 「どこで」使うのか(WHERE)
  • 「どのように」伝えるか(HOW)
  • 「驚きや気づき」を提供できるか(WOW!)

※5W1Hの詳細解説はコチラの記事をご確認ください→動画をつくる上で押さえておくべき5W1H(コーポレート動画とは?動画を制作するメリットと制作方法、制作事例を紹介 より)

動画制作を社内・社外どちらでおこなう場合においても、5W1Hを設定することで、制作意図とズレがないクオリティの高い動画が制作できるように土台を整えておきましょう。

作り方7:理解のしやすさを意識して、撮影・編集をする

撮影や編集は誰もが理解できる内容・わかりやすい内容であることを意識していきましょう。

撮影時に具体的に気を付ける点は、細かくイメージしやすい点で言えば、雑音や動画の明るさなどです。音声が聞き取りやすい、映像が見やすいだけでも動画のクオリティは上がります。

また、強調したい部分には、ナレーションやテロップを積極的に取り入れていきましょう。ナレーションやテロップを使用すると、もちろん制作費は高くなりますが、質の高い動画を制作することは、費用対効果を考えれば非常に重要なポイントです。

以上、サービス紹介動画を制作する際の工程と、各工程で気を付けるポイントをご紹介してきました。次章では更に細かくプロフェッショナルな視点で動画制作時のポイントを解説していきます。

映像制作時のコツ・ポイント

サービスの魅力が伝わるサービス紹介動画を制作するコツ・ポイントを追加でご紹介します。サービス紹介動画の作り方の章では、作り方とあわせて各工程でのポイントもいくつかご紹介しました。ここでは、左記以外のサービス紹介動画制作時のコツやポイントを5つ解説していきます。

  • ユーザーの状態目標を立てる
  • 利用イメージの湧きやすいシナリオ構成・演出を作成する
  • ユーザーが持つ知識のリテラシーに合わせる
  • メッセージは1つに絞って一貫性を持たせる
  • 尺を長くしすぎない

ユーザーの状態目標を立てる

動画を視聴した後ユーザーに「どんな状態」になってもらうことが理想なのか目標を立てましょう。ユーザーの視聴後の状態目標を立てることで、どのようなコンセプトのサービス紹介動画を作成すればよいのか、より具体的な戦略を立てることができるようになります。

例をご紹介します。

△【動画を見る→商品を買う】
◎【動画を見る→商品に対する理解が深まる→商品を買う】

上記2パターンのユーザーの行動目標/状態目標の見方がある場合、後者のようなアプローチからさらに深堀りをしてユーザーの視聴後の行動目標を立てていくのがおすすめです。

前者の動画を見たから商品を買ったという行動には論理の飛躍があります。動画を見ても商品を買わないユーザーもいますし、商品を買うまでのプロセスにはもっと多くの行動や思考が介入します。

動画を視聴した後にユーザーがどのような状態であれば、商品を買ってくれるのかというところまでを深く考え、ユーザーの「状態」を目標として設定しましょう。

利用イメージの湧きやすいシナリオ構成・演出を作成する

サービス紹介動画を制作する前に、ユーザーが知りたいことを把握しましょう。機能説明なのか、サービス購入によって得られるメリットを知りたいのか、などです。

カスタマージャーニーを作成し、ユーザーが求める内容を入れます。

ユーザーが持つ知識のリテラシーに合わせる

誰が見ても理解できるようなサービス紹介動画を心がけましょう。サービス紹介動画の制作の上で、意外と見過ごされがちなのが、このポイントです。

「ユーザーが分からない用語を使っていないか」
「前提にユーザーの知らない話が入っていないか」

上記のような部分に注意しながら、離脱の少ない動画を制作しましょう。
動画内に不明点があった時点で離脱される可能性が高くなります。

メッセージは1つに絞って一貫性を持たせる

プロダクトが魅力的で機能的なほど多くのメッセージを詰め込みたくなりますが、メッセージは1つに絞りましょう。短い時間で人が覚えたり整理できる情報はそれほど多くありません。

メッセージを詰め込むほど、何も記憶に残らないという状況が生まれます。サービス紹介動画の視聴後に伝えたいメッセージが残っている状態を目指しましょう。

尺を長くしすぎない

サービス紹介動画の尺は、長くしすぎないことがポイントです。尺が長ければ長いほどユーザーの離脱率は上がっていきます。

余計な説明や演出は削ぎ落とし、簡潔で分かりやすく、情報密度の高いサービス紹介動画を制作するようにしましょう。

サービス紹介映像の作り方のポイント

  • ユーザーの状態目標を立てる
  • 利用イメージの湧きやすいシナリオ構成・演出を作成する
  • ユーザーが持つ知識のリテラシーに合わせる
  • メッセージは1つに絞る
  • 尺を長くしすぎない

いかがでしょうか?以上がサービス紹介動画を制作する際のコツ・ポイントです。効果の出るサービス紹介動画を作るには、企画の段階での試行錯誤が重要であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

サービス紹介動画を制作する際は、サービスや事業の課題や戦略を汲み取った上で、適切な企画から提案をしてくれる動画制作会社やプランナーの利用がおすすめです。

では、ここまででかなりサービス紹介動画に関する知識は深まったかと思いますので、最後に実例をみていきましょう。

事例として、当サービス「CINEMATO」がこれまで制作してきたサービス紹介動画をいくつかご紹介します。

費用や映像のポイントなどもあわせてご紹介しますので、ぜひ自社サービスの動画制作イメージを膨らませる際の参考にしてみてください。

サービス紹介動画の映像制作は内製/外注どちらがおすすめ?

サービス紹介動画は内製も外注も可能ですが、どちらの映像制作方法にもメリット・デメリットが存在します。

おすすめはやはり実績の豊富な映像制作会社への依頼です。ここまでご紹介してきた内容の通り、制作時のポイントやコツも多く存在するため、特に初めてのサービス紹介動画制作の場合は、外注がおすすめ。

メリット・デメリットを分かりやすくまとめると、以下のようになります。

動画制作を内製する際のメリット・デメリット

メリット 費用を抑えられる
動画制作のノウハウを社内に蓄積できる
デメリット 効果の出る動画を制作できる可能性が低い
時間がかかる or 費用対効果が悪い可能性もある

動画制作を外注する際のメリット・デメリット

メリット クオリティの高い動画を制作できる
社内の時間・手間を必要としない
デメリット 担当者とのコミュニケーションにリソースが必要
コミュニケーションロスが起きる可能性もある
動画制作のノウハウが蓄積されない

どちらの方法にもメリット・デメリットがあるため、上記のような点を踏まえて検討していくとよいでしょう。

内製のメリットに「費用を抑えられる」と書きましたが、社内で動画を制作する場合、人件費は必ずかかります。初めての動画制作ともなれば時間はかなり多く必要とされるでしょう。時間をかけても期待した効果が得られないという可能性も大いにあります。

そのため、動画制作に目的や目標があり、確実に効果の出るサービス紹介動画を作りたい場合は、やはりおすすめは外注することです。

[無料相談]費用を抑えてサービス紹介動画を制作したいときはCINEMATOへ

サービス紹介動画は、短時間でわかりやすく商品の魅力が伝わります。
商品PRなどやWebCMをで成果を出すならサービス紹介動画がおすすめです。

どんなに魅力的なサービスも、その魅力がユーザーに伝わらなければ意味がありません。効果の高いサービス紹介動画の制作を検討中であれば、ぜひ一度CINEMATOにご相談ください。

特にBtoB領域に強みがあり、大手からベンチャー企業まで多数のサービス紹介動画を制作した実績があります。

まだ制作動画のイメージがふわっとしていたり、予算感が定まっていなくても大丈夫です。効果が出るサービス紹介動画を、ぜひ一緒に一から考えさせてください。

コンサル出身のプロデューサーは、サービス紹介動画を制作するのに重要な課題整理、目的/目標設定も得意です。事業戦略から逆算した効果のでるサービス紹介動画ならCINEMATOまで。皆様のご連絡をお待ちしております!

ここまでご覧いただき、誠にありがとうございました。

※CINEMATOが制作するサービス紹介動画の詳細もあわせて
確認したい方はこちらのページもあわせてご確認ください。

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有り難いことに、SaaS企業の皆様より多くのサービス紹介動画制作のご依頼をいただいております。

そこで、CINEMATOでは、SaaS企業向けのオリジナルプランを始めました。

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CINEMATO for SaaSサービス紹介資料
この記事の監修者
塩口 哲平
株式会社EXIDEA 取締役副社長。動画制作サービスCINEMATOの事業責任者。
新卒でデロイト・トーマツグループに入社。その後、株式会社プルークスを共同創業、取締役に就任。大手、メガベンチャー企業を中心に多数のwebマーケティング・プロデュースを手がける。
2017 youtube ads leaderboard下期受賞経験を持つ他、2018年アドテック関西へスピーカー登壇。

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