「商品紹介動画・製品紹介動画を活用して自社の商品・製品をより効果的にPRしたい」このような考えのもと、動画の制作を検討する企業が増えています。
ただ、はじめての動画制作となるとコンテンツの作り方やそもそも動画にどれほどの効果が期待できるのかといった、多くの疑問が浮かぶことでしょう。
そこで、今回の記事では以下のような疑問にお答えします。
- 商品紹介動画の目的やメリットは?
- 商品紹介動画の活用場面は?
- 商品紹介動画を実際に制作する際のコツや注意点は?
- 実際に他社ではどのような商品紹介動画を制作しているのか?
これらのポイントをよく理解することで、自社の商品をより効果的にPRし、デジタルマーケティング成功の一助として頂けましたら幸いです。
それでは早速見ていきましょう。
目次
商品紹介動画・製品紹介動画とは
商品紹介動画・製品紹介動画とは、商品やサービス(無形商材)の機能や使用方法などをわかりやすく伝えるための動画を指します。
現在はスマートフォンの普及やデジタル技術の発達により、ネット媒体で動画を公開することが容易となりました。
こうした中で、従来であれば静止画やテキストを用いて公開されていた広告は、徐々に動画へと移行しています。
動画は、視聴者に短時間で深い印象を残すことのできる情報伝達手段です。しかし、このように優れた面の多い動画コンテンツも、ただ闇雲に作成すればいいかと言えばそうではなく、制作には正しい知識やノウハウが必要となります。
これよりお伝えする内容から、効果的な商品紹介動画を制作するための知識を得ていきましょう。
商品紹介動画の種類
ここではまず、商品紹介動画にはどのようなものがあるかを説明します。
主に多くの企業で制作される商品紹介動画は以下の2パターンです。
- 商品の特徴(仕様や性能)を紹介する
- 商品の具体的な使い方を説明する
自社の商品にはどちらのパターンの商品紹介動画が必要なのかを、適切に見極めましょう。
商品の特徴(仕様や性能)を紹介する商品紹介動画
商品紹介動画のパターン1つ目は、仕様や性能などの商品の特徴を伝えるというものです。商品によっては、専門技術や専門用語が多く一般的に理解しづらいものもあるでしょう。新しい技術を採用した商品であれば尚更です。
しかし、こうした場合にも動画を使用して紹介をおこなうことで、商品の魅力や特性を視聴者に分かりやすく伝えることができます。このパターンの商品紹介動画は、商品の発売時などに購入を促すのに効果的です。
商品・サービス(無形商材)の使い方を説明するマニュアル紹介動画
商品紹介動画の2つ目のパターンは、商品の使い方を説明するものです。「マニュアル動画」や「HowTo動画」と呼ばれるものがこれに該当します。
製品の使用方法に困ったときにスマートフォンで調べた経験のある方は少なくないでしょう。
また、たとえ手元に取扱説明書があったとしても、文字やイラストのみでは理解しづらいと感じたことがある方も少なくないはずです。
お客様からよくある質問や、製品のお手入れ方法など、説明書で網羅できない内容を追加していくのも良いでしょう。
既存のユーザーを補助する役割のあるマニュアル動画は、顧客満足度を高めるのに有効な商品紹介動画です。
ビジネス・マーケティング活動で動画を活用する目的は?
上の章でも簡単に触れたように、商品動画は様々な目的を持って制作されます。
- 商品の認知度アップ
- 商品の購入促進
- アフターフォロー
商品紹介動画はこれらの中から1つ、もしくは複数の目的を持って制作することがほとんどです。製品にとって必要なマーケティング施策は何かを見極め、自社の売上と顧客のLTVを高めましょう。
かっこいい・おしゃれな紹介動画で商品の認知度アップを図る
自社の製品を知らない視聴者には、まず商品のことを知ってもらう必要があります。
ここで利用される商品紹介動画はインパクトを重要視し、視聴者の記憶に残すとともに、良い第一印象を抱かせるための工夫が必要と言えるでしょう。
商品コンセプトやブランドイメージといった動画はテキストでは伝えきれないものを共有するのに最適な情報伝達手段と言えます。
かっこいい紹介動画、おしゃれな紹介動画を配信することで、製品及びブランドのイメージアップを狙いましょう。
分かりやすく商品の魅力を表現し、見込み顧客に商品の価値をアピールする
見込み顧客に商品の魅力をアピールし、購入を促すのも商品紹介動画の重要な役割です。
動画は映像と音声、テキストを組み合わせて多くの情報を届けることができます。静止画やテキストコンテンツよりもリアルな表現で、視聴者に商品利用を擬似体験させることができます。
「商品がどのように役立つか」「商品を使用することでどんな未来を手に入れられるか」といったことを具体的にイメージさせることで、視聴者の商品に対するニーズは自ずと高まることでしょう。
使い方・メンテナンス方法の紹介で商品購入後の顧客フォローをする
気に入って購入した商品でも使い方が分からない、説明書が理解できないといった理由で困った経験はありませんか?こういったケースでも商品紹介動画が役立ちます。
商品紹介動画を用いて購入者のアフターフォローをおこなうことで、ユーザーは快適に商品を使用することができるでしょう。
このような経験は商品や企業に対する良い口コミや、リピーター作りに有効です。
また、網羅的に動画マニュアルを準備することでカスタマー担当への問い合わせを減少させ、人件費やサポート工数を抑えるといった効果も期待できます。
商品紹介動画を活用して効果的にPRができる媒体・シーン
「認知拡大」「購入促進」「アフターフォロー」といった様々な役割を持つ商品紹介動画は、どのような場面でユーザーの目に触れるのでしょうか?
ここでは、商品の魅力や企業のホスピタリティを表現する商品紹介動画を利用する場面について、1つずつ紹介します。
商品紹介動画を公開する場面には、主に以下のようなものがあります。
- 展示会イベントや商談
- 店頭プロモーション
- SNSやYouTube
- サービスサイトや商品紹介ページ
動画を公開する環境によって、視聴者の購買確度や動画を見る集中力は大きく異なります。
このようなユーザーの状況を思い浮かべながら、どういったシーンで動画を見せるべきかを検討しましょう。
展示会・イベントや商談
商品紹介動画は展示会イベントや商談時に営業ツールとして活用できます。限られた時間の中で商品の魅力を伝えなければならないこれらのケースでは、動画を軸に営業トークを組み立てることも可能です。
また、展示会イベントでは1日に何度も同じ説明をおこなう事もあるでしょう。このような場合でも常に一定のレベルで繰り返し商品説明ができるのは、商品紹介動画を活用する利点です。
店頭プロモーション
BtoC営業、つまり、小売店の現場も商品紹介動画が活用できる代表的な場面の1つです。
日常の買い物の中で、打ち出し商品の脇にディスプレイが配置され、動画がループ再生される光景を目にしたことがありませんか?こちらも商品紹介動画の活用シーンと言えます。
人間には本能的に動くものを目で追う習性があるため、動画は静止画よりも周囲からの注目を集めるのに長けています。商品に注目させ、認知を促すことは、売上アップのための重要な第一歩です。
SNSやYouTube
企業がSNSやYoutubeを利用して積極的に動画を配信するケースも増えています。特にTwitterをはじめとするSNSでは、いいねやリツイートによる拡散効果が期待できます。
自社の商品のターゲット層が頻繁に利用する媒体を使用することで、SNS発信の効果を最大化しましょう。
Webサイト(サービスサイトや商品紹介ページ)
自社のWebサイト(サービスサイトや商品紹介ページ)は商品紹介動画を公開する場所として欠かせません。これらの自社運営ページは他とは異なり、商品をすでに認知する顧客やファンが多く訪れます。
発売前の新製品紹介動画や販売中の製品マニュアル動画を配信するなど、幅広い目的で利用できるでしょう。
サイトへの流入数が少ない場合には、先に紹介したSNSと連携することで相乗効果を得られます。
商品の紹介に動画を活用する5つのメリット
以上の説明で、商品紹介動画は様々なシーンで多くの目的を果たすことのできる情報伝達手段であることがお分かり頂けたと思います。
ここでは改めて、静止画やテキストではなく、また口頭でもない、動画媒体ならではのメリットを確認していきましょう。
商品情報の伝達や商品プロモーションに動画を用いることで、以下のようなメリットを得られます。
- 情報量が多く理解しやすい
- 利用シーンをイメージしやすい
- 形のない商材(サービス)を視覚的に表現できる
- 業務効率化を図れる
- 繰り返し利用できる
これらの特性を十分に活かすことで、商品紹介動画から得られる効果を最大限活用できます。それでは、順番に見ていきましょう。
動画は静止画・文章と比較して情報量が多く、理解しやすい
動画は静止画やテキストと比べて情報伝達力に優れ、短時間でより深い理解を促すことが可能です。というのも、人は情報を受け取る際に言語情報(言葉)・視覚情報(映像)・音声情報(音声)の3つから判断します。
つまり、これら3つの情報を組み合わせて物事を伝える動画は、視聴者がストレスなく内容を理解するのに最適な情報伝達手段と言えるでしょう。
なお、「メラビアンの法則」では、動画を構成する3つの要素(視覚情報・音声情報・言語情報)の内、情報の受け取り手は「視覚情報」から最も強く印象を受けることがわかっています。
商品の利用シーンを想像しやすく、購買意欲を刺激することが可能
商品の利用シーンを想像しやすくなるのも、商品紹介動画を活用するメリットです。
- 商品をどのようなシーンで利用するか
- 商品をどのように利用するか
- 商品の利用でどのような悩みを解決できるか
- 商品を利用することでどのような未来を手に入れられるか
商品紹介動画では、このように多くの情報を短い時間で効率的に伝えられます。また、視聴者は動画の演者に自分自身を重ね合わせることもあるでしょう。
このように動画を通じて商品利用を擬似体験することで、視聴者の商品に対するニーズは自然と高まっていきます。
ビジュアルで伝える紹介動画は、無形商材の魅力も的確に表現しやすい
表現の難しい「無形商材(サービス)」の魅力を伝えられるのも商品紹介動画の持つ強みです。無形商材の販売時は、物質的な「モノ」ではなく、サービスを利用することで得られるベネフィット「コト」を訴求する必要があります。
以下に挙げるのがその一例です。
- 保険サービス→安心して暮らせる未来
- クラウドサービス→業務効率化による従業員の負担軽減
- コンサルサービス→事業の成長
無形商材が提供するこうした効用を論理的にも感情的にも伝えられるのが動画を用いるメリットです。
映像・音楽を効果的に使うことで、焦り・不安・満足・安心といった様々な感情を表現した動画を制作しましょう。
紹介動画の活用で業務の効率化につながる
商品紹介動画を用いることで、様々な業務の効率化を実現することも可能です。例えば、営業の場面では分厚い資料と口頭での説明を動画に置き換えられます。
また、マニュアル動画を準備することで、カスタマーサービスの負担を減らすことができるでしょう。
このように、動画の持つ情報伝達力や反復再生可能の特性を利用することで、企業の抱える多くの業務を大幅に効率化することができます。
制作した紹介動画は繰り返し利用できる
上でも触れたように、一度制作した動画を繰り返し利用することで多くのメリットを得られます。
- 話し手のトークスキルに左右されない反復説明が可能
- 従来社員がおこなっていた業務を代替できる
さらに、商談時の利用や自社サイト上での公開など、1つの配信場所に拘らず、Web広告やSNSへの転用など、複数の媒体で動画配信をおこなうことも可能です。
このように、商品紹介動画は一度制作すれば様々なシーンで繰り返し利用できます。さらに、この回数が増えれば増えるほど、費用対効果が高まりやすいのも非常に大きなメリットです。
商品紹介動画の作り方5つのポイント
ここまでの説明で、商品紹介動画が非常に多くの場面で様々な顧客にアプローチできる、豊富なメリットを持つ情報伝達手段であることが分かりました。
この章では実際に動画制作を始める前の準備段階として、商品紹介動画の作り方のポイントを解説します。
- 目的とターゲットを設定する
- メッセージを絞る
- ユーザー視点を大切にする
- 冒頭の掴みを重要視する
- 配信媒体を意識した動画を制作する
このように、ここでは主に動画制作の企画時点で必要な視点についてお伝えします。ポイントをきちんと抑えることで、より効果的な動画が制作できるはずです。
それでは、1つずつ見ていきましょう。
紹介動画の目的とターゲットを設定する
動画制作をおこなう際には「誰に」「どういった」行動をしてもらいたいかを考えましょう。
まずは、年齢や性別といった基本情報はもちろん、商品に対する認知度やニーズ、抱える悩みは何かといったことを総合的に考え、ターゲット像を明確にしていきます。
次に、動画を通して得たい結果は「認知獲得」「購入促進」「信頼獲得」のどれかを設定することも不可欠です。
目的とターゲットは、動画を制作する上で基軸となる部分と言えます。逆に、これらがブレるとなんの結果も得られない動画にもなりかねません。
事業責任者から動画制作の作業者までが共通の認識を持ち、軸のブレない動画制作を意識しましょう。
紹介動画の訴求メッセージを1つに絞る
愛情の詰まった自慢の製品を紹介しようとすると、ついあれもこれもと情報を詰め込みたくなるでしょう。
しかし、この気持ちをグッと堪え、訴求メッセージを1つに絞ることを意識するのが重要です。
よほどの集中力を持って動画を見ない限り、視聴者は動画のほんの一部分しか覚えていないでしょう。つまり、メッセージを増やせば増やすほど視聴者に届くメッセージにばらつきが生じ、意図した結果が得られないことに繋がります。
視聴者全員に同一のメッセージを届けるために、動画の不要な部分を削ぎ落とすことを意識しましょう。
ユーザーが自分ごと化しやすいシナリオ・構成を考える
動画や広告を視聴する際に「あれ?これって自分のこと?」と感じ、コンテンツに引き込まれた経験はありませんか?
人は自分ごとと感じた事柄に対して強い集中力を発揮し、これを行動心理学では「カクテルパーティー効果」と呼びます。
「誰に」向けた動画なのかを明確にすることや、悩み・ニーズを見える化することで、視聴者は動画を自分ごととして捉えやすくなります。高い集中力で動画を視聴してもらうためにはこうした工夫も必要です。
自慢の製品を押し売りすることなく、視聴者のニーズに沿った提案をおこなうことで、自然と次の行動へと促しましょう。
冒頭の5秒で視聴者の心を掴む
動画を最後まで集中してみてもらうために、冒頭の5秒は非常に重要です。というのも視聴者は動画再生からはじめの数秒で「この動画は自分にとって必要なものか?」を判断していると言われています。
また、Youtube広告では冒頭の6秒を過ぎたら動画のスキップが可能です。
構成を組む際の基本である四段構成(起承転結)を採用する際には「起」の部分での引き込みが必要です。また、スキップされることを想定するのであればPREP法で結論を先出しするといった方法も有効と言えるでしょう。
いずれにしても、冒頭5秒の「掴み」の部分の重要性をよく理解し、動画制作に臨みましょう。
紹介動画を配信する媒体を見極める
商品紹介動画は様々な媒体で公開できることを上で解説しましたが、この配信先についてはある程度決めておくことがお勧めです。
その理由の1つ目に、配信先が異なれば視聴者の属性が異なるという点が挙げられます。
例えば、商談の場面では取引先に向けて真面目な動画が求められ、SNSでは一般の視聴者に向けた面白い動画が求められるというと、イメージしやすいのではないでしょうか?
配信先を予め定めておく理由の2つ目は、配信先媒体によって動画のアスペクト比(縦横比)が異なるためです。
主にメインで公開する場所はどこかを決めて動画制作をおこない、それを転用したり必要に応じて動画のサイズに修正を加えましょう。
より費用対効果の高い動画を制作するコツ5つ
ここまで本記事を読み進めて頂き、動画制作の全体像が掴めてきたのではないでしょうか?
ただ、なかには「動画制作についてもう少し具体的に知りたい」と感じる方もいるかもしれません。
そこで、この章ではもう少し具体的に動画制作の方法に踏み込んだ細かなテクニックの部分に触れていきたいと思います。
- 視聴者の課題を提示する
- 商品が与えるベネフィットを明確にする
- 企業と動画のイメージに統一感を持たせる
- 適切にアニメーション・テロップを使用する
- 適切な尺の動画を制作する
ここからお伝えする内容を実際の動画に組み込むことで、より多くの視聴者を動かす動画を制作できるはずです。
動画制作時のチェックポイントとしても、ぜひご活用ください。
視聴者の抱える課題を提示する
商品紹介動画を制作する際は、視聴者の抱える課題を「暗黙の了解」とせずに、コンテンツ内で明言するようにしましょう。
- 〇〇にお悩みではありませんか?
- 弊社には日々〇〇の悩みが寄せられています。
- 〇〇でお困りのそこのあなた!
このようにユーザーの抱える悩みを明確化することで、視聴者はその動画を自分ごととして捉えられます。
また、その先の動画の内容や紹介される商品がどのような悩みを解決するものなのかを予測できるでしょう。この手法はなんとなく動画を眺めていたユーザーを内容に引き込むために有効です。
視聴者の持つ課題を提示することで、動画を見る理由や商品に興味を持つきっかけ作りをおこないましょう。
商品から得られるベネフィットを明確にする
よく混同されるメリットとベネフィットという言葉。直訳するとメリットは「利点」、ベネフィットには「利益」という意味があります。
例えば、保険サービスであればメリットは「万が一の時に保証を受けられる」、ベネフィットは「家族に負担をかけずに安心して暮らせる」ということ。
外車のスポーツカーであればメリットは「高性能・かっこいい」、ベネフィットは「高級車に乗っている自身の見られ方やステータスが良くなる」ということが挙げられます。
商品開発時には、多くの場合ベネフィットまでを想定してものづくりがおこなわれますが、一般顧客や初めて商品を知った視聴者は案外それに気づかないものです。
動画内で「ベネフィット」を明確化することで、視聴者が商品を手にした後の明るい未来を提示しましょう。
企業(ブランド)イメージと動画のイメージに統一感を持たせる
身の回りの人物と商品や企業に関する会話をした際に、「あぁ、あのCMの会社でしょ?」というリアクションをしたことはありませんか?
このように商品紹介動画を含む広告動画は、視聴者にとっての企業や製品のイメージの大枠を形作ります。
そのため、動画のイメージによっては企業イメージを大きく変えてしまうことにもなりかねません。
逆に、地方の中小企業でも素晴らしい動画を制作することで、全国区の知名度や革新的な企業イメージを手に入れることも可能です。
動画を制作する際には紹介する商品の売上をはじめとした成果を追求することはもちろんですが、視聴者の中で形作られる「イメージ」にも目を向けるように心がけましょう。
アニメーションやテロップを使用しわかりやすい紹介動画を制作する
商品紹介動画を制作する際にはアニメーションやテロップといった映像技術を利用するのも重要なポイントです。
アニメーションは動画の中でも特に印象付けたい箇所で効果的に使用します。テロップは視聴者の理解を促すための補完的な役割を担います。
動画は展示会などで大勢に向けて放映されるケースや、スマートフォンで移動中に見るなど、様々な視聴環境に対応できることが必要です。
動画の配信方法に合わせ、ユーザーがストレスなく視聴できるかといったことを視野に入れましょう。
メッセージに対して適切な長さの紹介動画を制作する
メッセージや内容に応じて動画を適切な長さに編集することも重要です。
例えば、YoutubeやWeb広告で商品の概要を紹介する動画であれば数十秒〜5分程度が一般的ですが、BtoB営業の資料として利用する場合には数十分の長尺が必要なこともあります。
視聴者が気軽に見て良い印象だけを残すべきか、商品を詳しく説明するべきかはケースバイケースです。
過不足なく情報を伝えることを意識し、動画内容の取捨選択をおこないましょう。
CINEMATOの商品・サービス紹介動画 制作実績
こちらでは、実際に今までCINEMATOが制作してきた商品消化動画・製品紹介動画をご紹介します。
有形商材と無形商材にわけて実績をご紹介していきますので、自社の製品・サービスにあわせてご確認いただければ幸いです。
商品紹介動画・製品紹介動画(有形商材)の制作事例
事例①セイコーエプソン株式会社様
動画の種類 | サービス紹介動画 |
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予算 | 50~80万前後 |
ポイント | RTCを知らないユーザーに対して、製品理解を促し、受注につながる動画制作を実施。説明要素が多いため、内容を理解しやすいアニメーション動画を採用しています。RTCモジュールがどんな場面で利用できるのかイメージしやすいように、アニメーションで具体的な利用シーンを再現しました。 |
事例②株式会社ウェーブロック・アドバンスト・テクノロジー様
動画の種類 | 実写動画 |
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予算 | 150万前後 |
ポイント | 一般論としてわかりにくい商材が、どのように活用されているかをイメージさせる商品紹介動画です。 高性能フィルムの製品スペックのみではイメージが湧きづらいため、自動車業界がどのように変化し、それによってなぜ今高性能フィルムが必要となっているのかといった部分から表現することで、サービスの具体的な活用方法や重要性をより分かりやすく表現しています。 |
事例③EcoFlow Technology Japan株式会社様
動画の種類 | WebCM |
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予算 | 50~80万前後 |
ポイント |
「充電速度」という新しい比較軸を市場に生み出すために、充電速度の早さ=行きたい!と思ったらすぐに行ける。というインパクトのある演出を採用。 スタジオで撮影していると思ったらたった数歩でキャンプ場に到着(実はキャンプ場にいた)という尖った企画でそのコピーを表現しています。 |
サービス紹介動画(無形商材)の制作事例
事例④株式会社リクルート様 カムバック採用サービスAlumy
動画の種類 | アニメーション動画 |
---|---|
予算 | 80万前後 |
ポイント | カムバック採用という新しい概念を伝えるため、カムバック採用が求められる時代背景や企業課題から動画を始め、サービス詳細の説明へと繋げていくシナリオを制作しています。 |
事例⑤株式会社マイナビ様 マイナビアルバイト紹介
動画の種類 | アニメーション動画 |
---|---|
予算 | 50万前後 |
ポイント | アルバイトは自分で探すという概念を払拭するために、通常のサービスとは異なる点を分かりやすく表現・訴求しています。通常のサービスとどのように異なるのかをアルバイト探しの一連のフローを軸にして表現している動画です。 |
事例⑥株式会社インフキュリオン様 エクサード紹介
動画の種類 | アニメーション動画 |
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ポイント | 言葉だけでは理解が難しいのが無形サービスやSaaS、新しい技術・サービスの特徴です。このような言葉だけでは理解が難しい内容を、アニメーションを用いることで分かりやすく表現しています。 また、サービスで”出来ること”を紹介した後、導入意欲が高まっている視聴者に向けて、動画後半で「気になっていること・懸念点(導入障壁)」を事前に解説している点もポイント。動画視聴中のユーザーの態度変容を考慮した構成設計になっています。 |
サービス紹介動画(無形商材)については、あわせて以下のページもご確認いただくと、より多くの制作実績が確認可能です。
【まとめ】商品紹介動画の動画制作・映像制作ならCINEMATOまで
今回の記事では商品紹介動画の持つメリットや効果、主な活用場面や製作時のポイントについてお伝えしてきました。
文中でもお伝えしたように、商品紹介動画はオンライン・オフラインを含め、多くの場面で視聴者に商品の訴求をおこないます。
まずは動画を制作する目的やターゲットを明確にし、マーケティング戦略からブレない動画を制作することが効果を最大化するための最短ルートです。
実際に動画を制作する際には本記事でお伝えしたポイントやテクニックを活用頂き、自慢の製品の魅力を余すことなくPRしていただければと思います。
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以下の記事もあわせてご確認いただけると、より紹介動画に関する知識が深まります。
新卒でデロイト・トーマツグループに入社。その後、株式会社プルークスを共同創業、取締役に就任。大手、メガベンチャー企業を中心に多数のwebマーケティング・プロデュースを手がける。
2017 youtube ads leaderboard下期受賞経験を持つ他、2018年アドテック関西へスピーカー登壇。