スマートフォンが普及し、現代のビジネスにデジタル施策は不可欠です。その中で自社サービスの利便性向上や、自社の新しいサービスとしてアプリ開発に取り組む企業が増えています。
しかし、「開発したもののダウンロード数が思うように伸びない」「ユーザーが使いこなせず、利用されていない」といった悩みを抱える企業は少なくないでしょう。
そこで今回は、マーケティング施策の1つとして注目される「アプリ紹介動画」について解説します。本記事では具体的に、以下の疑問にお答えします。
- そもそもアプリ紹介動画とは何か?
- アプリ紹介動画を活用するメリット・効果は?
- アプリ紹介動画にはどのようなものがあるか?
- アプリ紹介動画の制作依頼方法と注意点は?
- 現在注目の動画事例は?
これらについて、1つずつ見ていきましょう。
目次
アプリ紹介動画の特徴
まずアプリ紹介動画とは、その名の通り自社の開発したアプリを紹介するための動画です。ここではまず、アプリ紹介動画の特徴を押さえておきましょう。
紹介動画は多くの情報をわかりやすく伝えられる
紹介動画には、「多くの情報を短時間で伝えられる」「具体的なイメージが湧く」という特徴があります。
例えば、「優れた操作性」「美しいグラフィック」を文字で詳しく説明するより、実際の画面を操作する映像を見る方が何倍も早く、正確に理解できるはずです。
また映像・声・BGMの3つを効果的に使用することで、具体的な利用シーンをイメージさせ世界観を伝えることも可能です。
紹介動画はSNSで拡散される可能性が高まる
ネット上で自分の興味をシェアすることは一般化し、SNSは情報収集の手段としても利用されています。動画コンテンツはテキストや静止画に比べ、ターゲットに合わせた情報やエンタメ性を盛り込みやすいのが特徴です。
紹介動画に視聴者の共感や驚きを呼ぶ仕掛けを組み込むことで拡散される可能性は高まるでしょう。
アプリのダウンロードや実際の利用につながりやすい
アプリ紹介動画は、映像によって視聴者に直感的なアプリ体験を提供できるため、ユーザーがアプリをダウンロードして実際に利用してくれる確率が高まります。動画内で具体的な機能や利点をわかりやすく紹介することで、ユーザーがアプリの価値を理解しやすくなり、その結果として積極的な行動に結びつきます。
ダウンロードや実際の利用につなげるためには、動画内でアプリの検索を促すような視聴者の興味を引くキャッチーコピーや演出を導入することが重要です。具体例としては、「〇〇で検索!」というようなナレーションとともに、動画の最後に出てくる検索窓といえば、イメージしやすいかもしれません。
アプリ紹介動画をYouTubeチャンネルやウェブサイトにも配置する場合には、動画の説明欄・概要欄などにダウンロード用のURLやQRコードを準備しておくことも重要です。
また、ダウンロード後の実際の継続的な利用につなげるためには、アプリ紹介のクオリティを高め、よりリアルな疑似体験を提供できる映像に仕上げましょう。アプリインストール後のギャップを減らし、アクティブユーザーの数を増やしていくことが、アプリの成功に繋がります。
映像を使ってアプリを紹介するメリットは?
では、アプリ紹介動画を活用することで、どのようなメリットを得られるのでしょうか?
具体的にはアプリ紹介動画を利用することで、以下のような効果が期待できます。
利用で得られる効果
- サービス内容をわかりやすく伝えられる
- 操作方法を明確に伝えられる
- 世界観を表現できる
- たくさんの情報を短時間で伝えられる
- 大勢に同じ情報を効率的に伝えられる
アプリ紹介動画を制作するのであれば、これらの効果を最大限発揮できるものを制作しましょう。
メリット①サービス内容を伝えるのに最適
「このアプリを使って何ができるのかわからない」
「そもそもダウンロードの仕方がわからない」
こういった人に対してアプリ紹介動画は非常に便利なツールです。
使って伝えるべきこと
- アプリにどのような機能があり、どういったシーンで役立つのか
- アプリの使い方・操作方法
このような情報をアプリ紹介動画を使ってわかりやすく伝えることで、ダウンロード促進に繋がるだけでなく継続的な利用に繋がります。
メリット②操作方法を明確に伝えることができる
アプリを継続的に利用してもらうためには、機能や性能の高さだけでなく、ユーザーにとって使いやすいことも重要です。
アプリ紹介動画を用いてアプリの操作方法を実際の画面とともに説明することで、「使い方がわからずアンインストールする」というケースを減らすことができるでしょう。
メリット③世界観を存分に伝えることができる
アプリ紹介動画を利用するメリットの3つ目に、世界観を存分に伝えられるということが挙げられます。特に、似たような機能のアプリが他にある場合、これは有効です。
映像やBGMによって独自のコンセプトや世界観を表現することでユーザーの目を惹き「一度試しに使ってみようか」という気持ちにさせることができます。
ダウンロードに至らなかった場合でも、SNSでシェアされ拡散される可能性もあります。
アプリ紹介動画の制作時には事務的な内容だけでなく、世界感に引き込むための工夫を凝らしましょう。
メリット④伝えたいことがたくさんあるときこそ動画が有効
物事の紹介に動画を用いた際、テキストと写真のみを利用した場合の約5,000倍の情報伝達能力があると言われています。
これには「メラビアンの法則」が関係しています。メラビアンの法則とは、人がコミュニケーションを取る際にどのような情報をもとに印象が決定されるかを検証し、提唱されたものです。
人の脳は視覚情報(55%)・聴覚情報(38%)・言語情報(7%)の3つで物事の印象を決定しています。
つまり、映像・音声・言語の3つを組み合わせて情報伝達する動画は、テキストや写真と比較して効率よく情報伝達することが可能です。
メリット⑤たくさんの人に同じ情報を効率よく伝えることができる
人が何かを伝える際、話し手のトークスキルや理解度によって、情報伝達できる量や正確性に差が出ます。
しかし、アプリの紹介に動画を使用することで、伝達する情報の量や質のばらつきを無くすことが可能です。
この差は取引先企業内での社内共有など「又聞き」になったとき、一層顕著になるでしょう。口頭による伝言ではいつか話がすり替わる危険がありますが、動画共有でこれはあり得ません。
これがアプリ紹介動画を活用する5つ目のメリットです。
目的に合わせて制作する動画の4つの「型」
ここまでの解説で、アプリ紹介動画からは様々なメリットがあり、幅広い用途に使えることがわかりました。
ここでお伝えしたいのは、それぞれのメリットを最大限享受するためには、適切な「型」があるということです。
アプリ紹介動画 4つの型
- ティザー動画
- 広告動画
- 使い方HowTo動画
- ブランディング動画
これら4つの型を使い分けることで、アプリ紹介動画のメリットを引き出しましょう。
アプリのリリース前に話題を作る「ティザー動画」
ティザー動画とは、商品やサービスのリリース前にファンの期待を膨らませ、話題作りを目的に配信される動画です。
動画を制作する際はアプリの世界観やイメージを盛り込み、視聴者の期待を膨らませることを意識しましょう。
情報を少しずつ解禁する中で「未公開の部分が知りたくなる」心理を煽る「ザイガニック効果」を利用しています。ティザー広告は話題性があるためSNSでの拡散効果も期待できます。
アプリの認知を広げる「広告動画」
広告動画はその名の通り、アプリの宣伝をおこなう動画です。制作時は、限られた尺の中でアプリの機能や使い方、利用するメリットなど、多くの情報を正しく伝えることを意識します。
広告動画を適切に制作・配信することで、ダウンロードに直接繋げることが可能です。配信をおこなう媒体の選定をはじめ、CVに繋がるマーケティング導線を引くことに注意を払いましょう。
アプリの使用方法を解説する「使い方(HowTo)動画」
アプリ紹介動画には、他の広告動画と異なり、宣伝以外の目的に利用されることがあります。それが「使い方(HowTo)動画」です。
「使い方動画(HowTo)動画」を制作する際には以下の点に注意しましょう。
制作時の注意点
- 実際の画面を見る以上に見やすい・わかりやすい映像を添える
- 尺が長くなりすぎないように機能・利用シーン別に動画を切り分ける
- ユーザーのリテラシー(理解度)に合わせて制作する
「使い方動画(HowTo)動画」は直接的にダウンロード数アップには繋がりませんが、ユーザーの満足度アップ・継続利用に働きかけ、その結果クチコミやSNSシェアで利用者増加につながる可能性があります。
アプリの世界観を伝える「ブランディング動画」
「ブランディング動画」には企業やサービスのビジョン・理念・世界観を発信し、視聴者の共感をはじめとした、心理的な繋がりを構築する役割があります。
音声や映像を効果的に使うことで、テキストや写真にはない情緒的な表現ができるでしょう。
ブランディングを成功させることで、競合の多い市場でも独自のポジションを築くことができ、「ユーザー」を「ファン」にしていくことが可能です。
また、共感を呼ぶことを目的に制作されるブランディング動画は、SNSでシェアされやすいという特徴もあります。
アプリ紹介動画によるプロモーションで得られる効果は?
実際のところ、アプリ紹介動画からどのような結果が得られるのでしょうか?
アプリ紹介動画の活用から得られる効果は以下の3つです。
アプリ紹介動画の効果
- アプリのダウンロード数アップ
- アプリの機能や使用方法がよくわかる
- アプリに対する信頼の確率
ここではアプリ紹介動画を制作・配信することで得られる効果を、「アプリ紹介動画4つの型」と紐付けて解説します。
効果①:ダウンロード数アップが見込める
アプリ紹介動画を活用する効果の1つ目に「ダウンロード数アップ」があります。ダウンロード数アップの効果を得たいと考えた場合は「ティザー動画」「広告動画」を利用しましょう。
アプリ公開前の「ティザー広告」は、リリース直後の初速を上げるのに有効です。
アプリリリース後はタイミングを見計らって「広告動画」の配信に切り替えます。
次章で紹介する広告配信先媒体をうまく使い分けることで、アプリダウンロード数最大化に繋げられるでしょう。
効果②:アプリの機能・使用方法がダウンロード前にわかる
アプリの機能や使用方法を事前に伝えることができるのも、アプリ紹介動画の活用から得られる効果です。
この効果は、以下のような結果に繋がります。
わかることで得られる結果
- 「ダウンロードしたが期待外れ」となることを防ぎ、アンインストールやバッドレビューを回避できる
- アプリを使いこなせることでユーザーの満足度が上がり、継続利用に繋がる
この効果を得ようとした場合「紹介動画」「使い方(HowTo)動画」の制作がおすすめです。
自社のアプリを継続利用してもらうことで、顧客のLTVを高めましょう。
効果③:アプリに対する信頼の確立
アプリ紹介動画を使用することで、アプリに対する信頼を確立することも可能です。
アプリに対する信頼度を上げるためには、「紹介動画」「使い方(HowTo)動画」「ブランディング動画」を使用します。
まず、「紹介動画」を利用することで、ダウンロード数を増加させられるという話をしました。ダウンロード数の多さは「多くの人が使用するアプリだから安心・信頼できる」というユーザーの心理を生みます。
「使い方(HowTo)動画」を制作することで「ユーザーのことを考えてくれている企業」というイメージが広まるでしょう。
また、アプリの使用方法がわかることでアンインストール・バッドレビューを抑止でき、結果的にアプリへの信頼に繋がります。
「ブランディング動画」ではアプリのコンセプトや企業の理念を発信します。
これを目にすることで、ユーザーと事業者の間には心理的な結びつき、すなわち、信頼関係が生まれます。
アプリ紹介動画を使用して、事業や製品のテーマに対する共感を呼びかけてみてはいかがでしょうか?
アプリ紹介動画を公開する主な媒体
多くの効果やメリットを期待できるアプリ紹介動画は、どこに配信できるのでしょうか?アプリ紹介動画は、得たい効果やターゲットの属性に合わせて配信先を使い分けます。
それぞれの媒体の特性を理解し、適切な場所に配信することでアプリ紹介動画の費用対効果を高めましょう。
スマホアプリのダウンロードストア
アプリ紹介動画は、アプリのダウンロードページに埋め込み可能です。アプリのダウンロード画面にいるユーザーはすでにアプリに注目しています。
紹介動画で機能や使い勝手の良さを訴求することで、ダウンロードを検討中のユーザーの背中を押しましょう。
自社サイトへの掲載
製品やサービスのサービスページ、またオウンドメディアにアプリ紹介動画を設置することも効果的です。
アプリリリース前はティザー動画を、リリース後は紹介動画・使い方動画を設置することで、アプリの広告としてだけでなく、ユーザーの満足度を高める効果が得られます。
Web広告
アプリ紹介動画は、Web広告の1種であるディスプレイ広告・Youtube広告にも配信可能です。アプリのターゲットとなるユーザーをターゲティングし、予算に合わせた広告配信をおこないましょう。媒体によっては動画の時間に制限があります。
また、動画広告は目的性の無い層に向けても配信されるため、短時間で視聴者を惹きつけ、メッセージを伝えるための工夫が必要です。
広告動画を設置することでダウンロード数アップに繋げられるでしょう。
SNS
アプリ紹介動画とSNSは相性が良く、またコストも抑えられるため積極的に利用しましょう。
その際、SNSは媒体によってメインユーザーが異なるため、アプリのターゲットに合わせて適切に選定をおこなう必要があります。
例えば、TikTokは10〜20代男女、Instagramは女性中心、Facebookはビジネス層といった具合です。
各媒体では自社アカウントによる発信以外に、広告を使用する方法もあります。目的や予算に合わせて発信をおこないましょう。
Youtube
アプリ紹介動画を配信する際、Youtubeは配信先として外せません。
アプリ紹介動画の4種類に加え、ゲームアプリの攻略動画やビジネスアプリの活用動画などを配信することで、ユーザーのファン化を見込めるでしょう。
また、Youtubeについても様々なフォーマットで広告配信が可能です。
アプリ紹介動画の作り方
アプリ紹介動画の作り方(企画〜編集)
アプリ紹介動画の制作は、大きく分けて以下の3つの工程でおこないます。
アプリ紹介動画制作の3ステップ
- アプリ紹介動画の企画
- アプリ紹介動画に使用する素材の撮影
- アプリ紹介動画の編集
実際のWebCM制作にスムーズに取り掛かるために、完成までの流れをイメージしておきましょう。
企画
アプリ紹介動画制作時は、まず企画をおこないます。ここでは、アプリ紹介動画の目的やターゲット、スケジュールや効果測定のKPIなどを設定します。
企画段階でアプリ紹介動画のイメージを明確化しておくと、撮影や編集をスムーズに進めることができるでしょう。
撮影
しっかりと企画を練った後はアプリ紹介動画の素材撮影に移ります。
撮影はストーリーを表現する演者を使ったものと、アプリの画面を使っておこなう箇所を分け、スケジュールに沿って進行します。
編集
アプリ紹介動画の素材撮影を終えたら、最後に編集をおこないます。動画の切り貼りに加え音声・BGMの挿入がここでの作業内容です。
スマホアプリの画面が縦長なのに対し、動画は横長画面で作成するため、無駄な余白が出ることになります。アニメーションや実写をバランス良く組み合わせ、短時間で多くの情報を伝達するアプリ紹介動画に仕上げましょう。
アプリ紹介動画はプロに外注したほうが成果につながりおすすめ
アプリ紹介動画を制作する際は、費用をかけてでもプロに依頼するのがおすすめです。社内で手間をかけて作っても、その成果が得られなければ意味がありません。
むしろ、場合によってはビジネスチャンスを逃すことにもなりかねません。
そうならないためにも、アプリ紹介動画の制作は動画マーケティングに精通した制作会社に依頼することをおすすめします。
視聴者から反響の得られる動画を制作し、広告や自社サイトなどで繰り返し使用することで費用対効果を高めましょう。
動画作成時のポイント
ここでは、実際に動画制作をする際に注意すべき5つのポイントについて解説します。
- オープニング5秒で視聴者の心をつかむ
- 実際の操作画面を活用して説明する
- 動画の目的とイメージを明確にしておく
- 紹介するアプリの個性を強調する
- 動画制作の予算を把握しておく
制作を業者に依頼するにしても、WebCMは自社サービスの一部であることに違いはありません。これまで解説した内容に加えて注意すべきポイントをきちんと抑え、制作会社と二人三脚で動画制作に臨みましょう。
オープニング5秒で視聴者の心をつかむ
視聴者は動画再生後、はじめの数秒でその動画を見るかどうかを判断します。また、動画広告で最もポピュラーなYoutube広告は、再生開始から5秒後にはスキップが可能です。
つまり、アプリ紹介動画を制作する際は、はじめの5秒「掴み」の部分が重要ということを覚えておきましょう。
実際の操作画面を活用して説明する
アプリ紹介動画を制作する際は、実際のアプリの操作画面を見せることを意識しましょう。
特に「広告動画」「使い方動画」の場合は、テキストや言葉で説明をおこなうより実際の画面を見せる方がイメージが湧きやすく、納得感も高まります。
動画の目的に合わせて、アプリ画面とその他の映像とをバランスよく使いましょう。
動画の目的とイメージを明確にしておく
アプリ紹介動画を制作する上で、動画の目的とイメージを明確にすることは非常に重要です。
というのも、動画の目的が「認知拡大」「ダウンロード数アップ」「使用方法の説明」「ブランディング」のいずれかによって、内容や配信媒体が異なります。
「なんのためにアプリ紹介動画を制作するか」を明確にし、一貫性のある広告戦略を持つことが成功への近道です。
紹介するアプリの個性を強調する
アプリ紹介動画を制作する際は、アプリの個性を強調することを意識します。なぜなら、今では市場に非常に多くのアプリがあり、その中でユーザーに選ばれるためには差別化が不可欠だからです。
ユーザーに「1度使ってみよう」と思わせるために、自社のアプリの強みや利用者にとってのメリットは何かを考え、それを最大限に表現する動画を制作しましょう。
動画制作の予算を把握しておく
アプリ紹介動画を制作する際には、予算を把握することも重要です。同時に、動画制作会社に依頼する際は何にいくら費用がかかっているかも正確に把握しましょう。
広告動画の制作には企画・撮影・編集に様々な費用が含まれます。予算と費用を把握することで、無駄な費用を省き、必要な部分に多くの費用をかけることもできるかもしれません。
納得いくアプリ紹介動画を制作するために、費用のコントロールは欠かせません。
アプリ紹介動画の事例5選
アプリ紹介動画事例①:SNOW(スノー)
若者に人気のスマートフォンカメラアプリのSNOW(スノー)。こちらのアプリ紹介動画は、実写動画をスライドショー形式で繋ぎ合わせ、スタイリッシュな印象となっています。
操作性や機能でなくイメージを訴求した「ブランディング動画」です。
アプリ紹介動画事例②:MECHAKARI(メチャカリ)
こちらは、ファッションレンタルアプリ「MECHAKARI(メチャカリ)」のアプリ紹介動画です。このアプリの機能を簡潔に説明する「広告動画」に分類されます。
ファッションレンタルという新しいサービスをおこなうにあたり、「全て新品」をアピールしている点が印象的です。
アプリ紹介動画事例③:レシーピ
家計簿アプリ「レシーピ」のアプリ紹介動画には、細かい仕掛けがたくさん詰まっています。
主婦の悩みの洗い出しから、アプリを利用することで得られるベネフィットを、30秒の尺の中で表現。さらに、女の子を主人公にすることで「子供でも使えるほど使用が簡単なアプリ」であることを表現しています。
累計250万ダウンロードの訴求が、新規ユーザーの安心感に繋がっています。
アプリ紹介動画事例④:クックパッド
料理レシピコミュニティアプリ「クックパッド」のアプリ紹介動画は、シンプルに分かりやすく機能を訴求する「広告動画」です。
紹介動画の左半分はアプリの名称と実績を表示。右半分にスマホ画面を表示することで、アプリの使い方やどんなレシピがあるのかといった情報を伝えます。
アプリ紹介動画事例⑤:なか卯
なか卯のアプリ紹介動画ではアプリを利用することで得られる利便性を訴求しています。
紹介動画内では実際のアプリ画面を表示し、利用イメージを訴求するとともに、アプリを利用する人と利用しない人の姿を対比。このアプリ紹介動画からはダウンロードを促す効果が得られます。
アプリ紹介動画のCINEMATO制作実績
CINEMATO制作事例①LINE株式会社様 「LINE スキマニ」紹介動画
LINEスキマニは「数時間だけ」や「明日すぐに」働きたい人のためのLINE公式仕事探しサービスです。
こちらのアプリ紹介動画では働きたい人の悩みの洗い出しを行うとともに、アプリを使うことで得られるベネフィットを訴求。
また、登録方法の手軽さや普段使用するLINEのサービスであることを伝え登録へのハードルを下げる効果が期待できます。
アニメーションと実際のアプリ画面をバランスよく使用した、ダウンロード促進が目的のアプリ紹介動画です。
CINEMATO制作事例②スターティアラボ株式会社様「COCOAR」紹介動画
スターティアラボ株式会社の提供するCOCOARはAR(拡張現実)を活用したプロモーションを行うためのツールです。
こちらのアプリ紹介動画はARという馴染みのない技術の利用に対する不安を払拭することを目的に、メイン機能に焦点を当てた「使い方動画」となっています。
ポップなアニメーションと「簡単3ステップ」のフレーズで、利用までのハードルを下げることにも効果的です。
CINEMATO制作事例③株式会社マーケットエンタープライズ様「おいくら」紹介動画
全国約1,400店のリユースショップの情報を掲載するリユースプラットフォーム「おいくら」のサービス紹介動画です。
コンセプトは「1秒でも早く、納得のいく価格」。簡単に、早く、高価に買取をしてくれる業者を見つけられるという機能メリットを訴求しました。
テレビCMを想定した紹介動画ですが、満遍なく誰にでも刺ささりそうな構成ではなく、あえてターゲットを絞ることで、ニーズ顕在度の高いユーザー獲得を狙っています。引っ越しをテーマに、「おいくら」がどのようなシーンで活用できるのかをわかりやすく表現しました。
まとめ:アプリ紹介動画は目的から一貫性を持って制作・配信をおこなうことが重要
今回は「アプリ紹介動画とは何か?」「アプリ紹介動画の効果やメリットは何か?」ということを軸に、アプリ紹介動画を制作する上で抑えるべきポイントや、企業の制作事例を紹介しました。
実際にアプリ紹介動画に取り組む際は目的を明確にし、制作する動画コンテンツや配信先に一貫性を持たせることが重要であることをお伝えしてきました。
本記事の内容を参考に、アプリ紹介動画を用いたプロモーションを成功させて頂ければ幸いです。
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新卒でデロイト・トーマツグループに入社。その後、株式会社プルークスを共同創業、取締役に就任。大手、メガベンチャー企業を中心に多数のwebマーケティング・プロデュースを手がける。
2017 youtube ads leaderboard下期受賞経験を持つ他、2018年アドテック関西へスピーカー登壇。