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ブランディング動画とは?効果や活用事例、制作のコツを徹底解説
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企業ブランディングムービとは?
  • ブランディング動画制作を検討中だが、効果はどれくらいあるのか?
  • ブランディング動画の成功事例を知って、制作のイメージを膨らませたい

本記事では、ブランディング動画の基礎知識から、ブランディング動画の効果、成功事例、さらには制作のコツまでご紹介いたします。

ブランディング動画の制作をご検討中であれば、こちらの記事を参考にしてください。

まずは、ブランディング動画とは何かから確認していきましょう。

ブランディング動画とは?活用目的や役割について

ブランディング動画とは?

ブランディング動画の解説前に、そもそもブランディングとは何か?についてご説明いたします。

一般財団法人ブランドマネージャー認定協会によると、ブランディングは下記のように定義されています。

ブランディングとは、ブランド・アイデンティティとブランド・イメージを一致させる活動のこと。
ブランド・アイデンティティとは、企業がある製品・サービスが「何ものか」を示すため定める「旗印」のこと。言い換えると「ブランド独自の価値」をひとことで表したもの。
ブランド・イメージとは、消費者・顧客が心の中に抱く、ブランドに対する心象のこと。

引用:https://www.brand-mgr.org/knowledge/word/

平たくいうと、ブランディングとは、「ブランド」を形成するための様々な活動のことで、ブランドアイデンティティ=「自社が伝えたい企業・商品の価値」をユーザー・一般消費者・顧客がイメージする価値と一致させていくことが重要です。

上記を踏まえて、ブランディング動画とは?という問いにお答えします。

ブランディング動画とは?

ブランディング動画とは、企業や製品のブランドイメージ構築・ブランドイメージ向上を目的として制作される映像を指します。

伝えたいメッセージや想いを映像で表現することで視聴者の心を動かし、最終的には企業や製品のファンになってもらうことが目的です。「ブランディングムービー」「ブランデッドムービー」とも呼ばれます。

言葉の通りブランディング活動を動画化したもので、ブランドがなぜ存在するのか?自社が伝えたい企業・商品の価値は何か?を言語化し、動画で可視化することを目指します。

近年、類似商品やサービスが溢れていることから商品の機能や価格だけでの差別化が難しくなっています。ブランドによる差別化をいかに行うか企業成長のカギを握っており、多くの企業がブランディング動画制作を通じてブランドの魅力付けを行っています。

では、続いて、ブランディング動画にはどんなメリットがあるのか確認していきましょう。

ブランディングムービーを活用するメリット

ここでは、ブランディング動画を導入することで得られるメリットを確認します。

接触回数が増え、ユーザーに好印象を与えられる

まず、ブランディング動画は、商品を直接訴求する広告とは異なり、魅力的なコンテンツを提供することでユーザーの接触回数と時間を増やすことができます。

この接触回数の増加は、心理学的に言えば「単純接触効果」と呼ばれ、ユーザーが自然に好印象を持つようになる効果があります。

自然と見てしまうようなブランディング動画が、ブランドへの印象を良いものへと変化させる要因となるのです。ユーザーが見たくなるような良質な映像コンテンツの制作がカギとなります。

コンテンツ自体に価値があり、SNSでの能動的拡散が期待できる

ブランディング動画は共感性の高い内容を持つことが多く、ユーザーが楽しんだり感動したりするコンテンツであるため、SNSなどでの拡散が期待できます。

次は誰かに見てもらいたい、おすすめしたいという心理が働き、ユーザーが自発的にコンテンツを広めてくれることで、広告費をかけずに多くの人々の目に触れることができます。

自然に伝えたいメッセージを伝えられる

ブランディング動画は、企業メッセージを自然に伝えることができる点も大きなメリットです。

従来の広告動画では押し付け感・押し売り感を感じてしまうことがあるのに対し、ブランディング動画は、直接的な訴求・購買促進と感じられる描写が控えめで、ユーザーに情報を自発的・能動的に受け入れてもらいやすくなります。

以上、ブランデッドムービーのメリットをお伝えしました。では、続いて、ブランディング動画のメリットを踏まえて、企業がブランディング動画を制作することで期待できる効果を確認していきましょう。

企業がブランド映像制作で期待できる効果

ブランディング動画にはどのような効果が期待できるのか?具体的な効果を確認していきましょう。

ブランド映像制作で期待できる効果は?

  • 長期的な自社ブランド想起を生み出せる
  • 伝えたい情報や世界観を短時間でコンパクトに届けられる
  • 他社の商品サービスの価値と区別ができる
  • ユーザーが購入する理由をつくることができる

ここでは、4つのブランディング動画がもたらす効果をご紹介します。

長期的な自社ブランド想起を生み出せる

ブランディング動画がもたらすプラスの効果1つ目は、長期的な自社ブランド想起のきっかけを生み出せる点です。

通常の広告動画は「商品を買って終わり」となり、広告を配信している間のみの短期的な効果となることが多くなります。一方、ブランディング動画であれば、短期的な販売促進よりも共感や感動によるブランドイメージ構築・ブランドイメージ向上を狙っているため、より継続的・長期的なプラス効果が期待できます。

一度企業・製品のファンとなれば、新しい製品・サービスをリリースしたときの購入だけでなく、自発的な情報拡散などのポジティブなユーザー行動も期待できるようになります。

伝えたい情報や世界観を短時間でコンパクトに届けられる

ブランディングを動画で行うことのメリットは、短時間でも多くの情報が伝わりやすいこと

いくらブランディングが重要だからといっても、本来望んでいない情報を長時間かけて見てもらえることはまれです。

短い時間でいかにユーザーの心を動かすのか。これが動画を使うことの大きなメリットです。

参考までにどれくらい情報量が多いのかと言いますと、1分間のブランディング動画でWebサイト3,600ページ分もの情報量を持つと言われています

テキストや画像だけのサイトや広告と比較して、どれほどのユーザーに情報を届けられるのかおわかりいただけたのではないでしょうか。

他社の商品サービスの価値と区別ができる

近年では、商材のコモディティ化が進み、機能や価格で差別化できなくなってきました。

そこで別の方法で他社との違いを作りユーザーに選んでもらうことが重要になってきます。そこで活躍するのが、ブランディング動画です。

単純に、同じ機能、価格であれば、特別にその商材を選ばなければならない理由がありません。

ブランドの価値観や考え、イメージが他社との差別化になるのです。

ユーザーが購入する理由をつくることができる

例えば、御社が「環境に優しい取り組みをしている企業」というブランディングをしたとします。

この場合、商品そのものの差別化にはなっていないのですが、「この企業から商品を買えば、少しでも環境に対して役に立てる。」という購買理由を作ることが可能です。

このように、ブランディング動画を利用することは、単純にブランドの力を上げるという用途だけでなく、ある意味プロモーションにもつながっているのです。

ではブランディング動画はどのような場面で使われているのか、活用シーンをいくつかご紹介いたします。

WebCMから採用まで、ブランディング動画の活用シーン

近年、ブランディング動画を活用する機会がますます増えてきています。

ここでは、具体的にどのような場面で利用されるのか、活用シーンをご紹介いたします。

ブランディング動画の活用シーンは?

  • マーケティング(TVCMやWebCMなど)
  • 採用活動
  • 自社メディアやSNS
  • イベント運営(展示会など)

4つのブランディング動画活用シーンをご紹介します。

マーケティング(TVCMやWebCMなど)

近年では、商材の機能や値段がコモディティ化し、強豪との差別化がしにくくなりました。

こんな時代だからこそ、ブランドによる差別化が重要です。

機能や値段が変わらないなら、同じ価値観を持つブランドを応援したくなるというのは必然になるのではないでしょうか。

単純なブランディングから、商品プロモーションまでブランディング動画が活用できます。

採用活動

応募者数を増やしたいなどの目的があれば、採用シーンでブランディング動画を導入するのもおすすめです。

応募者が求めているのは、事業内容や待遇だけでなく、企業が持つイメージにも左右されます。

あんな取り組みをしている企業の元で働きたい。そのブランドで働いているというだけで、自慢できる。

ブランディングに成功すれば、おのずとユーザーからの応募が増えることでしょう。

このように、企業ブランディングは、採用を有利に働かせる効果もあるのです。

自社メディアやSNS

自社をブランディングする際は、メディアへの掲載が効果的です。あるブランドが気になったら、企業サイトやSNSを見るのではないでしょうか。

そのサイトのファーストビューにブランディング動画を掲載すれば、無料かつ多くの人へブランドをPRすることができます

イベント運営(展示会など)

IR活動やセミナー、展示会などでもブランディング動画を活用できます。ブランディング動画を活用すれば、短い時間でも企業が持つ価値観や考えを伝えることができます。

共感してもらえることができれば、IR活動では投資判断、セミナーや展示会では興味を持ってもらえる・案件を任せてもらえる可能性が高くなります。

以上、ブランディング動画が活用されるシーンは参考になったでしょうか。

続いては、実際にどのようなブランディング動画が制作されているのか事例を見ていきましょう。

CINEMATOのブランディング動画制作事例

まずは、CINEMATOが過去に制作してきたブランディングを目的とした動画の制作事例をご紹介します。

株式会社リブ・コンサルティング様

動画の種類 プロモーション動画
ポイント ベンチャー・スタートアップ最大級のカンファレンスICCの会場にて上映する動画です。
スタートアップ経営者を鼓舞するため、動画のテーマを「挑戦」とし、具体的な業務云々ではなく、企業としての姿勢や想いをかたちにしました。

株式会社EXIDEA

動画の種類 採用動画
動画のポイント 「1メディア1経営」という合言葉や社員が仕事への覚悟や想いが飛び交うこちらの採用動画は、ストーリーや言葉選びをこだわりぬくことで、求職者に社員の想いがしっかりと届くことを意識して制作しています。

株式会社ジパングローバル様

動画の種類
動画のポイント 会社のコンセプトに合ったスタイリッシュなイメージとメッセージを込めた動画に仕上げています。アップテンポな音楽と、スタイリッシュな画面の切り替えがポイントです。

トランスコスモス株式会社様

動画の種類 事業紹介動画・採用動画
ポイント 採用における母集団形成を目的とした動画制作。
具体的な事業内容よりも「なぜトランスコスモスがBIS事業に取り組むのか」という「意義」を構成に組み込むことで、学生の興味関心を引き付ける構成にしています。「想いを形に」というコンセプトを踏まえて、シナリオ、素材を選定しました。

以上、CINEMATOの制作事例を紹介させていただきました。

CINEMATOはマーケティング戦略・事業戦略に紐づく動画・映像の制作を得意としています。

簡単な無料のヒアリングのみでお見積りを提出可能です。ご予算に応じて、最適かつ効果的な動画制作・映像制作のご提案をさせていただきます。動画制作を検討中の方は、ぜひお気軽にご連絡ください。

※CINEMATOが制作するブランディング動画の
参考事例をもっと見たい方はこちらから

ブランド戦略が上手い会社2社のポイントを解説

続いて、ブランディングが上手な企業が制作した、ブランディング動画の制作事例を2つご紹介いたします。

ブランディング動画制作の参考になれば幸いです。

事例1:P&G 「Best Job(母の愛)」

P&Gが制作した、ママの支えと子供の成長を描いたブランディング動画の制作事例。子供の活躍を裏で支えているのは、母の愛情であり、それがもっとも幸せな仕事であるということを表現しています。

普段ママが支えてくれていることにフォーカスがあたることは多くはありませんが、P&Gはそんなママの仕事を応援しています。というブランディングをしています。

このようなブランディング動画によって、P&Gは世界中のママからの支持を得て業績を伸ばしています。

事例2:Apple「think different」

アップルコンピュータが1997年に公開したCM「Think Different.」のブランディング動画の制作事例。

世界を変えてきた人は変人と呼ばれたが、世界を本気で変えたいと思って、本当に変化をもたらした人たち。そんな偉人たちのための道具を作る、というブランディングをしています。

CMにも関わらず、商品の説明も価格も記載しない。当時の常識からは考えられないCMでした。

しかし、アップルという企業のブランディングに成功し、結果的にアップルが時価総額世界一の企業にまでなったのは言うまでもありません。

以上、ブランディングに成功した企業2選でした。

続いては、このようなブランディング動画を制作するコツをご紹介いたします。

成果を出すブランディング動画の作り方のコツを紹介

効果を出すブランド動画制作のコツ

ここでは、効果的なブランディング動画を制作するためのコツをご紹介します。

①why(存在目的)を徹底的に深ぼる

ブランディング動画の制作に入る前に、「そのブランドは誰の・何のために存在しているのか?」を深堀りしましょう。

ブランディング動画制作では、このコンセプト設計が肝です。ブランドの商品サービスが、何のために存在し、何をするためのブランドなのか、目的や理由や価値観をまとめましょう。

繰り返しになりますが、ここを徹底的に深堀り、言語化することがブランディングにおいてもっとも大切です。

ユーザーがブランドの商品サービスに共感するためのブランディング動画の成否を決めると言っても過言ではありません。

②ブランドコンセプトと全てのクリエイティブ(作品)内容を一貫させる

①で言語化したコンセプトとクリエイティブで表現している内容は、必ず一致させる必要があります。

ブランディング動画で最も伝えたいのは、①で深堀りしたコンセプトです。その動画とコンセプト内容が一致していなければ、効果は発揮できません。

動画をシリーズ化したとしても、必ずすべてのコンセプトは一貫したものにしましょう。

③共感性が重要

ブランディング動画では、必ずユーザーが共感できる内容に仕上げることが重要です。

ブランドが伝えたいコンセプトをただ押し付けるような内容は、できる限り避けましょう。

クリエイティブの中で共感する要素がなければ、そのブランドに好意的な感情は生まれません。

そのため、ブランドが伝えたいコンセプトとユーザーが共感しやすい内容を結びつけるような映像表現にすることが重要です

以上、ブランディング動画の制作のコツをご紹介いたしました。

まとめ~ブランディング動画制作の無料相談はこちら~

ブランドは他社との差別化を図るのに重要な経営資源の1つとなりました。

そんな企業ブランディングにおいては、自社の世界感をより伝えやすいブランディング動画が最適です。

ただし、この動画の良し悪しがブランドの評価を大きく左右するため、信頼できる動画制作会社に依頼しましょう。

もしブランディング動画制作の依頼をご検討中なら、CINEMATOまでご相談ください

企業ブランディングでは、ブランド戦略作成と映像制作はどちらも欠かせない重要な要素です。

CINEMATOでは、コンサルティング会社出身のプロデューサーがブランディング戦略を練り、魅力的な映像表現が可能なクリエイターが映像を作成します。

相談や見積もりは無料で行っております。まずは気軽にご相談ください。お問い合わせは、下記のボタンより承っております

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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