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上場企業の採用担当者の87.2%が、「採用活動時にSDGsとの関連性を伝えることが重要」と回答。一方で、実施できている企業は半数以下 〜採用活動における、SDGs発信の実態を調査〜
最終更新日:
調査サマリー

動画マーケティング総合支援サービス「CINEMATO(シネマト)URL:https://cine-mato.com/」を運営する株式会社EXIDEA(本社:東京都墨田区、代表取締役:小川卓真、以下EXIDEA)は、上場企業で、SDGs推進・経営企画・採用を担当している会社員109名を対象に、「上場企業のSDGs発信」に関する実態調査を実施いたしましたので、お知らせします。

調査概要

調査概要:「上場企業のSDGs発信」に関する実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年1月7日〜同年1月9日
有効回答:上場企業で、SDGs推進・経営企画・採用を担当している会社員109名

約9割の採用担当者が、採用活動で自社とSDGsとの関連性を伝えることは「重要」と回答

「Q1.あなたは、採用活動において、自社とSDGsとの関連性を伝えることが重要だと思いますか。」(n=109)と質問したところ、「非常にそう思う」が41.3%、「ややそう思う」が45.9%という回答となりました。

・非常にそう思う:41.3%
・ややそう思う:45.9%
・あまりそう思わない:10.1%
・全くそう思わない:1.8%
・わからない/答えられない:0.9%

その理由として、「ブランディング効果が見込めるから」が約6割で最多

「Q2.Q1で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方にお聞きします。採用活動において、自社とSDGsとの関連性を伝えることが重要だと思う理由を教えてください。(複数回答)」(n=95)と質問したところ、「ブランディング効果が見込めるから」が56.8%、「求職者が企業のSDGsへの取り組みを重視していると思うから」が49.5%、「ステークホルダーからの評価が高まるから」が41.1%という回答となりました。

・ブランディング効果が見込めるから:56.8%
・求職者が企業のSDGsへの取り組みを重視していると思うから:49.5%
・ステークホルダーからの評価が高まるから:41.1%
・社員への意識浸透につながると思うから:41.1%
・企業の方向性を示すことでミスマッチが防げると思うから:36.8%
・若者のSDGs理解促進につながると思うから:33.7%
・その他:3.2%
・わからない/答えられない:0.0%

「自社の発展性を採用対象者に伝えることは、より良い採用活動と採用者の質の向上に繋がる」という意見も

「Q3.Q2で「わからない/答えられない」以外を回答した方にお聞きします。Q2で回答した以外に、採用活動において、自社とSDGsとの関連性を伝えることが重要だと思う理由があれば、教えてください。(自由回答)」(n=95)と質問したところ、「より良い採用活動と採用者の質の向上に繋がる」や「国が取り組んでいるから」など59の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>
・62歳:自社の将来の発展性を採用対象者に伝えることは、より良い採用活動と採用者の質の向上に繋がる。
・43歳:国が取り組んでいるから。
・43歳:環境と共存していかないと、経済活動を継続することが困難なことを伝える必要があるから。
・61歳:社会的に注目されている。
・45歳:環境汚染を防ぐことで、今後世間からの評価が高くなりスムーズに仕事ができるようになる。
・48歳:世界的な動き出し、乗り遅れられない。
・65歳:大学生は講義でSDGsについて幾度となく聴いており、その点に無頓着な会社だと思われたくないから。
・62歳:これからの社会は、地球規模での取り組みが欠かせないから。
・50歳:自社の業務がSDGsに関わる企業コンサルティングを行っているから。
・40歳:社会的意義。
・50歳:今のトレンド。

実際には、49.6%の企業が、採用活動で自社とSDGsの関連性を伝えることが「十分にできていない」と回答

「Q4.実際にあなたのお勤め先では、採用活動において、自社とSDGsとの関連性を伝えることが十分にできていると思いますか。」(n=109)と質問したところ、「全くそう思わない」が16.6%、「あまりそう思わない」が33.0%という回答となりました。

・全くそう思わない:16.6%
・あまりそう思わない:33.0%
・ややそう思う:28.4%
・かなりそう思う:17.4%
・わからない/答えられない:4.6%

自社とSDGsとの関連性を伝える上での課題は、「限られた選考活動の中で、SDGsに関する発信をするのが難しい」が66.7%

「Q5.Q4で「全くそう思わない」「あまりそう思わない」と回答した方にお聞きします。採用活動において、自社とSDGsとの関連性を伝える上で、課題として感じているものを教えてください。(複数回答)」(n=54)と質問したところ、「限られた選考活動の中で、SDGsに関する発信をするのが難しい」が66.7%、「伝え方・魅せ方が難しい」が48.1%、「SDGs発信の重要性を理解できている社員が少ない」が46.3%という回答となりました。

・限られた選考活動の中で、SDGsに関する発信をするのが難しい:66.7%
・伝え方・魅せ方が難しい:48.1%
・SDGs発信の重要性を理解できている社員が少ない:46.3%
・何から取り組めば良いかわからない:13.0%
・その他:5.6%
・わからない/答えられない:3.7%

その他には「採用担当者自身にSDGsへの取り組みを理解させることが困難」という課題も

「Q6.Q5で「わからない/答えられない」以外を回答した方にお聞きします。Q5で回答した以外に、採用活動において、自社とSDGsとの関連性を伝える上で、課題として感じているものがあれば、教えてください。(自由回答)」(n=52)と質問したところ、「人事部門の採用担当者自身にSDGsへの取り組みを理解させることが困難」や「企業の本業を理解させつつ、SDGsも伝えるのは難しい」など37の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>
・62歳:特に人事部門の採用担当者自身にSDGsへの取り組みを理解させることが困難であり、結果として適切な説明が出来ていない。
・53歳:新卒採用候補者に企業の本業を理解させつつ、SDGsも伝えるのは難しい。
・62歳:SDGsとして活動していることがない。
・40歳:伝え方による効果の測り方。
・40歳:根拠の提示。
・43歳:本気で重要だと思っている応募者が少ない。
・63歳:関連よりも他のことに時間を割いてしまっている。
・61歳:関連性がないので当てはまらない。
・56歳:自社のSDGsに関する根本的な取り組み。

約7割が、「自社のSDGsに関する取り組みが現場レベルでは理解できていない」と実感

「Q7.あなたのお勤め先では、自社のSDGsに関する取り組みが現場レベルで理解できていると思いますか。」(n=109)と質問したところ、「全くそう思わない」が21.1%、「あまりそう思わない」が48.6%という回答となりました。

・全くそう思わない:21.1%
・あまりそう思わない:48.6%
・ややそう思う:8.3%
・かなりそう思う:22.0%

自社でSDGsを推進するための課題は、「個人の仕事に関連づけることが難しい」など

「Q8.自社でSDGsを推進するにあたり、課題に感じているものがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=109)と質問したところ、「自分の仕事に関連づけて理解するのが難しい」や「一人一人が知ったかぶりをせず、真摯に業務に取り組む姿勢が無ければSDGsへの理解を深められない」など61の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>
・65歳:自分の仕事に関連づけて理解するのが難しい。
・50歳:一人一人が知ったかぶりをせず、真摯に取り組む姿勢が無ければSDGsへの理解を深められない。
・61歳:関連性がわからない。
・45歳:利益を考えるとどうしても環境問題は二の次になる事が多い。
・62歳:具体的な方針と将来の事業価値へのリンクが曖昧であること。
・62歳:個人の取り組みテーマに落とせていない。
・62歳:トップの意識がない。
・40歳:効果の可視化。
・30歳:知識がない。
・37歳:周知とフィードバック。
・29歳:従業員のSDGsに対するモチベーションが低く、どのように理解浸透をすべきかわからない。
・43歳:将来を予測する想像力が欠落している。
・43歳:コストが高い。
・61歳:あまり必要ない物なので重要性がない。

まとめ

今回、上場企業で、SDGs推進・経営企画・採用を担当している会社員109名を対象に、「上場企業のSDGs発信」に関する実態調査を実施しました。

まず、約9割の採用担当者が、採用活動で自社とSDGsとの関連性を伝えることは「重要」と考えていることがわかりました。その理由には、「ブランディング効果が見込めるから」が56.8%で最多を占めており、他にも、「自社の将来の発展性を採用対象者に伝えることは、より良い採用活動と採用者の質の向上に繋がる」などの回答も得られました。

一方で、実際に採用活動で自社とSDGsとの関連性を伝えることが、「十分にできている」と実感している担当者は半数以下であることが判明しました。そこで、自社とSDGsとの関連性を伝える上での課題を伺ったところ、約7割が「限られた選考活動の中で、SDGsに関する発信をするのが難しい」と実感しており、他にも「採用担当者自身にSDGsへの取り組みを理解させることが困難」といった声も見受けられました。

また、「自社のSDGsに関する取り組みが現場レベルで理解できている」と実感している担当者はわずか3割の結果となりました。そこで、自社でSDGsを推進するための課題について伺ったところ、「個人の仕事に関連づけることが難しい」や「一人一人が知ったかぶりをせず、真摯に取り組む姿勢が無ければSDGsへの理解を深められない」など、社内でのSDGsに関する教育への課題が多く挙げられる結果となりました。

今回の調査では、SDGsと自社での採用活動の関連性を見つけ、採用活動で伝えることの重要性を多くの担当者が感じていることがわかりました。一方で、具体的に個々の業務とSDGsを結びつけることの難しさや、社内での理解度・優先度が低い点も、多くの担当者の課題として挙げられました。SDGsという言葉が浸透し始めているこのタイミングで、「自社とSDGsの関連性」や「社員のSDGsへの意識」を深めることが、採用場面でもスムーズなアピールポイントへ繋がりそうです。

CINEMATOとは

コンサルティングによる課題の発見と目標設定、ハイクオリティな動画クリエイティブ。
動画マーケティング戦略に基づいた動画制作・映像制作サービスで、成果を生み出します。
累計300本以上の豊富な動画制作・映像制作実績があります。サービス紹介動画、採用動画、マニュアル動画、会社紹介動画、インタビュー動画、アニメーション動画など、用途・目的ごとに参考活用していただけます。またお客様の業界や予算、目的に合わせた動画制作事例も紹介可能ですので、お気軽にお問い合わせください。(https://cine-mato.com/)

上場企業のSDGs発信に関する実態レポート

SDGSレポート

上場企業で、SDGs推進・経営企画・採用を担当している会社員を対象に、「上場企業のSDGs発信」に関する実態調査も実施いたしましたので、こちらも是非ご活用ください。

<本レポートのポイント>
・採用活動で自社とSDGsとの関連性を伝えることは「重要」
・発信活動による見込む効果
・自社でSDGsを推進するための課題

資料ダウンロードページはこちら
https://cine-mato.com/whitepaper/research/12414/

会社概要

会社名:株式会社EXIDEA(https://exidea.co.jp/)
所在地:東京都墨田区本所一丁目4番18号
代表者:小川 卓真
設 立:2013年5月
資本金:1,500万円(2021年4月末現在)
事業内容:SEOライティングツール開発提供、SEOコンサルティング、動画制作・動画マーケティング、Webメディア運営、Webコンサルティング、Web広告運用、LPOサービス

本件に関するお問い合わせ先

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