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学校紹介動画の作り方を徹底解説!効果やコツ、事例まで紹介
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学校紹介動画の作り方を徹底解説!効果やコツ、事例まで紹介

近年企業や団体のPRを目的に、動画制作に取り組むケースが増えています。教育の現場もその例外ではありません。

今回の記事で紹介する「学校紹介動画」は、学校独自の魅力を外部に伝え、ブランディングや入学希望者の確保に効果的です。

しかし、動画制作やマーケティング施策に知見の無い教育関係者には「なぜ学校紹介のために動画制作をする必要があるのか?」「効果的な動画制作の方法は?」といった多くの疑問が浮かぶことでしょう。

そこで本記事では、以下の疑問にお答えします。

この記事でわかること

  • 学校紹介動画の需要が高まる背景は?
  • 学校紹介動画を活用する効果・メリットは?
  • 動画制作の流れと注意点は?
  • 実際の学校紹介動画制作事例にはどのようなものがある?
  • 学校紹介の動画制作に必要な費用は?

本記事を通して動画マーケティングの効果を知って頂き、学校の魅力をアピールするきっかけとして頂けたら幸いです。

それでは早速内容を見ていきましょう!

動画マーケティングの需要が高まる背景

学校紹介動画と学校のマーケティング知識の必要性

まず、学校紹介動画の制作を始める前提として、現在動画マーケティングの需要が高まる背景についてお話しします。

近年スマートフォンの普及や通信の高速化により、インターネットを使用して動画を視聴することが一般的となりました。

また2019年から蔓延する新型コロナウィルスにより自粛生活が余儀なくされたことも、動画視聴時間が増えた大きな要因です。

こうした環境下で、例えばYoutubeの利用者数は日本国内で月間6500万人を突破動画配信サブスクリプションサービスの利用者数は2150万人(前年比143%)に達しました。

広告でのPRをはじめとした企業のマーケティング活動にも焦点を当ててみましょう。

総務省の2022年の発表によると、2021年に日本国内で使用されたインターネット広告費は2兆7052億円。この年初めて4大メディアの広告費合計を上回りました

出典:令和4年 情報通信に関する現状報告の概要

つまり『動画×ネット広告』は現在企業や団体が最も注目するマーケティング手法として、市場規模を拡大しています。

誰に向けて学校紹介をおこなうか?

学校を紹介する映像のターゲットと適した内容

現在多くの企業・団体が動画マーケティングに注目する背景が分かったところで、学校紹介動画の話に移ります。ここではまず、学校紹介動画は、誰に向けて制作するコンテンツなのかという点について確認していきましょう。

学校紹介動画のコンテンツは主に以下のように分類することができます。これらを1つずつ見ていきましょう。

学校紹介のターゲット別動画

  • 入学を検討する学生向け動画
  • 入学検討者の子を持つ保護者向け動画
  • 学生と保護者の両方を対象にした動画

入学を検討する学生向け動画

学生向けコンテンツは、今後学校への入学を検討する学生に、学校の魅力をPRするために制作される学校紹介動画です。

学生向けに制作する学校紹介動画は主に、以下のような内容で制作します。

  • 学校生活の紹介
  • 部活動の紹介

学校生活の紹介

学校紹介動画を用いて学校生活を紹介することで、学校で過ごす自分自身の姿をイメージしやすくなり、入学の志望度を上げる効果が期待できます。この時生徒とのミスマッチを防ぐために、在校生が出演する動画を制作するのがおすすめです。

過去の学校行事で撮影した動画を編集して動画制作をおこなう事で、リアルな学校風景を映し出すと同時に、制作コストの削減に繋がります。

部活動の紹介

部活動は学生生活の中で、最も多くの時間を費やす活動の1つです。志望校を決める際に部活動を重視する受験生も多く、部活動の活動風景や特色をPRすることは、受験者数を増やすために効果的と言えます。

部活動を紹介する学校紹介動画では、普段の練習風景やメンバー・指導者の紹介といった基本的な情報に加え、学校独自の活動や実績を示すことで他校との差別化に繋がります。

入学検討者の子を持つ保護者向け動画

学校紹介動画は今後入学を検討する学生だけでなく、その保護者に向けて制作するのも効果的です。保護者向けの学校紹介動画は、主に以下の2つの内容で制作します。

  • 施設紹介
  • 卒業後の進路(進学先・就職先)

学費を支払い、生徒の将来に責任を持つ保護者に学校の魅力を訴求することで、入学に向けた不安を取り除きましょう。

施設紹介

一般的に学生本人よりも保護者の方が、学校施設に興味を持つことが多い傾向があります。

そのため充実した学校施設の紹介は保護者の興味を惹き、不安を払拭することで入学への前向きな検討に繋がります。

教育関連施設では教室や図書館、研究施設。スポーツ関連施設では体育館、グラウンド、トレーニングルームが学校紹介動画で取り上げられる施設の代表例です。

卒業後の進路(進学先・就職先)

卒業後の進路についてはある程度実績があり、保護者が学校を見る上でのプラス材料になると判断できるものに焦点を当てましょう

例えば進学校と謳っているのに進学者が少ない、また職業訓練校と謳っているのに就職実績が不十分な場合、視聴者にとってマイナス要因となります。

学校紹介動画で取り上げる進路実績は知名度のあるものを選ぶ点も重要です。「知る人ぞ知る」進学先や就職先であってもその良さが視聴者に伝わらなければ何の意味もありません。

学生と保護者の両方を対象にした動画

このように、進学先を決める際に学生本人と保護者では重視する点に違いがあります。

ここでは学校紹介動画のコンテンツの5つ目として、学生・保護者どちらへの訴求にも効果的な「教員・学生のインタビュー動画」を紹介します。

教員・学生のインタビュー

教員・学生のインタビューは、学生・保護者の両方に学校の魅力を訴求できるコンテンツです。インタビュー動画は学生や教員の生の声を届け、情報の信頼度を上げる効果があります。

インタビュー動画は話し手の表情といった見た目も重要ですが、語られる内容が主役のコンテンツです。動画制作の際は字幕やテロップを効果的に使用し、正しく内容を伝えることを意識しましょう。

学校紹介動画を作るメリットとは?

学校紹介動画を制作するメリット

以上のように入学を検討する生徒やその保護者に学校の魅力を伝える学校紹介動画。これを活用することでどのようなメリットがあるのでしょうか?

ここでは学校紹介に動画を用いる利点を、記事媒体や静止画媒体を利用した場合と比較してお伝えします。学校紹介動画を活用することで、主に以下のようなメリットがあります。

学校紹介動画のメリット

  • 映像・音楽を用いることで伝えられる情報量が多い
  • 体験入学・学校見学の代わりになる
  • 学校説明会やYouTubeで繰り返し利用できる
  • 校内の様子や校風をポジティブに伝えられる
  • 学校そのもののPRやブランディングに繋がる

これらについて1つずつ確認し、学校紹介の動画制作を検討する際の参考にしていきましょう。

学校紹介動画は映像・音楽を用いることで伝えられる情報量が多い

まず学校紹介動画を活用するメリットの1つ目は、記事媒体や静止画媒体と比べて短時間で多くの情報を伝えられるという点です。

1分間の動画で伝えられる情報の量は、文字にして英単語180万語に匹敵すると言われています。

動画は言葉・映像・音声の組み合わせによって情報伝達をおこなう手段であるため、そのいずれかを使用する場合と比べて情報伝達効率が上がるのは想像に難くないでしょう。

例えば、学校の施設紹介に各施設の写真や、その施設はどのようなシーンで利用されるのかというテキストを用いた場合、膨大な資料の準備が必要です。しかしこの内容を動画で伝えた場合、ものの数分で説明は完結します。

さらに、情報伝達に動画を用いた場合視聴者は「眺める」だけで情報を受けとることができます。このように視聴者にストレスをかけずに理解を促せる点も、学校紹介動画を活用するメリットと言えるでしょう。

学校紹介動画が体験入学・学校見学の代わりになる

視聴者が学校見学を「擬似体験」できる点も、学校紹介動画を利用するメリットです。

動画は普段生活している際と同様の風景と音声が流れることから、その世界に没入しやすいという特徴があります。実際に学校に足を運ぶことなくこのような体験を提供できるのは、動画を活用した場合ならではです。

遠方に住む受験生にとって、また行動制限のあるコロナ禍では、こうした擬似体験のできる学校紹介動画は大きな効果を発揮します。

学校紹介動画は学校説明会やYouTubeで繰り返し利用できる

学校紹介動画は、動画制作にある程度費用がかかるものの、一度それを制作すればYoutubeやSNSで繰り返し利用できるというメリットがあります。

こうしたWeb媒体で動画を公開することは、紙媒体の資料を印刷する際の印刷費を削減するという点でも効果的です。

また、Web上での学校紹介動画の公開時には、SNS等による拡散効果も見逃せません。視聴者間で話題になるようなかっこいい動画、面白い動画を制作することで、認知拡大効果を高めましょう。

学校紹介動画は校内の様子や校風をポジティブに伝えられる

生徒や保護者が進学先を選ぶ際には様々な項目を参考にしますが、その中で重要でありながら表現が難しいのが校内の様子や校風です。

というのも、例えば「偏差値」「カリキュラム」「進路実績」といった内容は、重要項目ではありますが、紙媒体の資料で十分説明が可能です。一方、雰囲気や校風を文字や写真で伝えるのには限界があるでしょう。

学校紹介動画は学校の様子や雰囲気といった目に見えない空気感を表現できる唯一の方法です。

このような動画ならではのメリットを意識することも、動画制作に臨む際の重要なポイントです。

学校紹介動画が学校そのもののPRやブランディングに繋がる

以上のように、短い時間で目に見えないものを含む多くの情報を伝え、Web上で何度も繰り返し配信できることから、学校紹介動画は学校のPRやブランディングに最適です。

教育の現場にもマーケティング視点を取り入れ、入学希望者や保護者から見た学校の価値を高めましょう。

紹介動画制作の流れ

映像制作/動画制作の基本的な流れ

このように多くのメリットを持つ学校紹介動画は、どのような手順で制作するのでしょうか?この章では学校紹介を含む映像コンテンツの動画制作手順を解説します。

動画制作と聞くと非常に難しいものと捉えがちですが、以下の3ステップが基本です。

動画制作の3ステップ

  • 企画・構成を考える
  • 動画を撮影する
  • 動画を編集する

ここで動画制作の全体像を知ることで、実際の学校紹介動画制作の場面で役立てましょう。それでは順番に見ていきます。

動画制作のステップ1 企画・構成を考える

学校紹介の動画制作を実施する際、まずは企画・構成を考えましょう。

ここでは動画の目的やターゲットといった土台の部分から、それを実際に撮影する方法やスケジュール、撮影に必要な機材やキャスティングといった、動画制作の全体像を明らかにしていきます。

一度作った構成を後から変更するのは非常に困難です。計画段階で細かな部分まで検討するとともに、動画制作に携わるメンバー間で認識のずれが起きないように、時間をかけて話し合いをおこないましょう。

動画制作のステップ2 動画を撮影する

動画制作の企画・構成が定まったら、次は撮影に移ります。

撮影時は完成する動画に必要なカット数やそれを撮影するスケジュール、撮影時間や所要時間といった項目を事前に明らかにし、行き当たりばったりの撮影をおこなわないのがポイントです。

特に、多くの人が出演する動画を制作する際には、少しのスケジュールの狂いで大勢に迷惑をかけることに繋がりかねません。協力者の時間を無駄に奪ってしまうことがないように、動画制作時は入念な準備をおこないましょう

動画制作のステップ3 動画を編集する

撮影を終え、動画制作に必要な素材を揃えることができたら、次は編集作業です。
動画制作の編集作業は以下のような手順で進行します。

  1. 動画の繋ぎ合わせ
  2. テロップ・アニメーションの挿入
  3. BGMの挿入・音響の調整

多くの素材を揃えることができた場合にも、動画の目的やコンセプトに合わない部分はカットしていきましょう。そうすることで情報の密度を上げ、最後まで集中して試聴されるテンポの良い仕上がりになります。

編集作業を始める段階で、企画の内容を改めておさらいすることも重要です。

【失敗しない】動画制作のポイント

動画制作の一連の流れがイメージできたところで、ここでは失敗しない動画制作のための、注意すべきポイントを解説します。

こちらの項目についても動画制作開始前に改めて確認頂き、作業を進める上での参考としてご利用ください。

動画制作時に注意すべきポイント

  • 動画制作5W1Hを明確にする
  • マーケティング視点を意識する
  • 動画制作会社に外注するか・校内のリソースで内製するかを検討する

動画の5W1Hを明確にする

目的を達成する動画制作のために注意すべきポイント1つ目は「5W1H」を明確にするということです。

まずは「WHY(なぜ動画制作をするか)」「WHO(誰をターゲットに動画制作するかか)」「WHAT(何を伝える動画制作をおこなうか)」を明らかにします。

続いて「HOW(どのような方法で動画制作するか)」「WHERE(どこで配信する動画を制作するか)」「WOW(驚きや感動の仕掛けをどう組み込むか)」を検討します。

作り方を間違え後半の3つ(HOW・WHERE・WOW)から検討を始めると、目的がブレて「結局何が言いたいかわからない」期待する効果を得られない動画が出来上がる恐れがあります。

動画制作の土台となる「WHY」「WHO」「WHAT」をきちんと固め、軸のブレない動画制作をおこないましょう。

学校紹介にもマーケティング視点を取り入れる

動画制作の際の注意するべきポイントの2つ目は、ターゲットが知りたい情報を明確にするという点です。

これは上で紹介した5W1Hの中の「WHAT(何を伝える動画制作をおこなうか)」に該当します。ここでこの項目に焦点を当てるのには明確な理由があります。それはマーケティングの視点が必要になるためです。

普段の生活を学校で過ごす生徒や教師の方々であれば、その学校の素晴らしさを誰よりもよく知っていることは間違い無いでしょう。ただし、それが動画の視聴者が知りたいポイントであるとは限りません。

「入学を検討する生徒やその保護者が進学先に求める条件は何か」を知り、それに答える内容の動画制作をおこなうことで、学校紹介動画の効果は発揮されます。

PRしたい内容だけに目を向けず、視聴者が知りたい情報を提供する動画制作を心がけましょう。

動画制作会社に外注するか・校内のリソースで内製するか

動画制作時に検討すべきポイントとして最後に解説するのは、動画制作を外注するか、校内のリソースで内製するかという点です。

ここまでの内容でもお分かり頂ける通り、学校紹介動画は学校そのもののブランディングや入学希望者数といった、学校運営にとって重要な事柄を左右します。

そのように重要な役割を持つ学校紹介動画だからこそ、動画制作をプロに依頼するか内部リソースで完結させるかはよく検討すべきでしょう。

【かっこいい・面白い】学校紹介動画制作のコツ

学校紹介の映像制作のコツ

せっかく自慢の我が校を紹介するのであれば、見ていて面白い学校紹介動画を制作したいと考えるのは当然です。

この章では動画制作時に参考にしたい、面白い学校紹介動画制作3つのコツを紹介します。

ここで解説する内容を動画制作に取り入れて頂き、何度も見たくなる、さらにSNSでシェアしたくなる面白い動画制作を目指しましょう!

台本で縛らず生徒のありのままの姿を撮影する

見ていて楽しい学校紹介動画制作のコツ1つ目は、ありのままの姿を撮影するということです。具体的には、あまり台本で出演者を縛らないといったことが挙げられます。

視聴者にありのままの学校生活を見てもらうためには、出演者自身の素の部分を見てもらうのが大切です。全てを台本通りの進行で撮影するのではなく、インタビュー動画などは「ぶっつけ本番」で撮影をおこなうのも良いでしょう。

バラエティ番組でも台本のない撮影時に起こる意図しないハプニングを面白いと感じた経験があるはずです。ライブ感のある動画制作で、楽しくフレンドリーな雰囲気を表現しましょう。

要所にアニメーションやイラストを挿入する

実写や文字のみで理解が難しい点については、イラストやアニメーションを使用するのがおすすめです。例えば学校の歴史を振り返る年表や、就職・進学実績といった数字を表現するのがこれに当てはまります。

実写・アニメーションを組み合わせて多彩な表現をできるのが動画の持つ大きなメリットです。表現方法に工夫を凝らし、見ていて面白いと感じられる動画制作をおこないましょう。

スマートフォンでの視聴を想定した仕様にする

現在はスマートフォンで情報収集・動画視聴するケースが増えており、学校紹介動画制作時にも、これを意識する必要があります。

例えば移動中の電車内で音声オフでも理解できるように字幕を配置したり、スマートフォンで視聴しても細かすぎない映像を用いるといったことがポイントです。

無音でも面白いと感じてもらうために、ダイナミックな動きやアニメーションを取り入れるのも良いでしょう。

動画制作時に取り入れたいテクニック

学校紹介動画の制作をおこなう上で、伝えたい内容を的確に伝えるための工夫は欠かせません。

ここでは動画の持つ情報伝達力を活かすために、編集や演出の工程で取り入れたいテクニックをお伝えします。

動画制作のテクニック

  • インフォグラフィックの活用
  • テーマごとに学校紹介動画を分ける

インフォグラフィックの活用

インフォグラフィックとは、わかりづらい情報やデータを図やイラストを用いてわかりやすく表現することです。言葉では理解しづらい内容を簡潔にまとめ、視覚情報からイメージを掴むのに役立ちます。

以下で紹介するのがインフォグラフィックの一例です。

インフォグラフィック 説明
ダイヤグラム 情報をイラストや2次元幾何学モデルで視覚化したもの
(地下線路図・人口分布図)
ピクトグラム 絵文字や絵ことばの総称
(道路交通標識・非常口の表示)
チャート
数値などのデータを図・表・グラフを使って表現したもの
相関図 物事の相関関係を表した図
フローチャート
作業の流れや手順を表した図

このようにインフォグラフィックには様々な種類があり、身近なところで使用されています。

テーマごとに学校紹介動画を分ける

学校紹介動画を制作する際は、伝える内容を厳選し、冗長にならないための調整が必要です。そのため、どうしても伝えたい内容が多くある場合には動画を区切る必要があります。

それぞれの動画の内容や目的を明確にすることで、視聴者は必要な情報に素早くアクセスが可能です。ユーザーの利便性を高めることで、離脱率を低く抑えることができます。

動画制作を依頼するときの費用・相場について

動画制作を依頼するときの費用・相場について

このように多くのメリットや効果を持つ動画制作に挑戦しようと考えた際、気になるのはその費用面ではないでしょうか?この章では学校紹介動画制作に必要な費用について解説します。

ここで紹介する内容を踏まえ、実際に学校紹介動画制作を実施するか否かを検討しましょう。

動画制作費=機材代+人件費

まず大前提として、動画制作にかかる費用にはどのような項目があるかを説明します。

動画制作費の内訳は大きく分けて「機材費」「人件費」の2つです。これらをもう少し細分化すると、費用項目は以下のように分けられます。

動画制作の費用に影響する項目

  • 動画の種類(実写・アニメーション)
  • スタッフ(人数×時間)
  • 機材(カメラ等)
  • 撮影地(移動距離・撮影環境)
  • キャスト(ギャラ・人数)
  • イラスト制作(2D・3D)
  • 尺(完成した動画の長さ)
  • ナレーション(録音・音響調整)
  • BGM(著作権料・音響調整)

学校紹介動画制作にかかる費用相場

実際の動画制作1本あたりにかかる費用相場は、以下の通りです。

動画種類 費用相場
アニメーション動画 50万〜100万円
実写動画 50万〜200万円
3D CG動画
150〜300万円

ただし、これらは概算の数字となりますので、撮影方法や出演者によって費用は上下します。

費用項目の中から学校内のリソースでカバーできるものがないかを確認した上で、制作会社に問い合わせをおこないましょう。

なお、制作会社への問い合わせ時には、あらかじめ以下の項目を決めておくと話がスムーズです。ぜひ参考資料としてご利用ください。

問い合わせ前に決めておく項目

  • 用途(学校紹介動画)
  • 映像の種類(実写・アニメーション)
  • 尺の目安
  • 予算
  • 納期
  • 参考動画URL(他校が制作したものなど)

動画制作時に参考にしたいおすすめの学校紹介動画事例 徹底解説

小学校の紹介動画事例

立命館小学校の学校紹介動画は、普段の生徒の姿とそれぞれの内容を説明するナレーションを組み合わせた構成となっています。小学校の持つ4つの理念をインフィグラフィックで説明し、それらの理念を表現した風景が映し出されます。

動画内では充実した学校施設や、独自のクラブ活動の場面を映し出すことで、私立小学校ならではの充実した教育環境を訴求します。教育意識の高い保護者にとって大きな魅力を感じられる動画と言えるでしょう。

中学校の紹介動画事例

成城中学校が制作した学校紹介動画は校長によるナレーションと、インフォグラフィックを中心に組み立てられています。

実写映像の中では特に、林間学校に参加する生徒たちの姿が印象的です。事前に紹介される学校理念のもと、どのような教育がおこなわれているのかをイメージするのに効果的な演出と言えるでしょう。

高校の紹介動画事例

錦城学園高等学校の制作した学校紹介動画は、ドローンを使用した撮影とアニメーションを組み合わせた、学生向け紹介動画です。

校舎内の風景を映し出し、動画が進むにつれて様々な部活動の紹介がおこなわれます。最後は動画内のテキストにより学園の魅力を紹介。インタビューなどの音声を使用しない、イメージムービー風の動画となっています。

大学の紹介動画事例

早稲田大学の制作した学校紹介動画は、四季折々の学校行事とそれを楽しむ学生たちの姿、名門の部活動の部員たちが汗を流す姿が印象的なイメージムービーです。

他の学校紹介と比べて出演者が幅広く、地域の子供達との触れ合いや、今でも学園祭に足を運ぶOBたちの姿を見ることができます。動画は映像のタッチやBGMにより、全体的にエモーショナルな雰囲気です。

学生視聴者は早稲田大学で出会う映画のような感動体験に、期待を膨らませることでしょう。

専門学校の紹介動画事例

東放学園専門学校の学校紹介動画は、スタジオさながらの学校施設内での様子が印象的です。同校はテレビやライブといったエンタメ業界の裏方を育成する専門学校。

動画内ではカリキュラムの内容や、どういった職種を目指せるのかをテロップで表示しながら、それに向けて学習に取り組む生徒たちの姿が映し出されます。

普段目にすることがなくイメージしづらい技術者になるための教育課程を映し出す本動画には、生徒や保護者からの学校への信頼を高める効果があります。

学校紹介動画の作り方まとめ

以上、本記事では今後の入学を検討する学生や、その保護者に学校の魅力をPRするために用いる学校紹介動画について解説しました。

学校紹介動画は、動画の持つ特性を活かし、効率的に情報を届ける手段です。中でも「校風や学校の雰囲気を伝えられる」「体験入学の擬似体験ができる」といった点は、文字や写真を使用した場合には得られない大きなメリットと言えるでしょう。

文中でもお伝えしたように、現在マーケティングに動画を活用する会社・団体が増えており、学校をはじめとした教育の現場も例外ではありません。

「我が校でも動画プロモーションに挑戦しよう」とお考えであれば、ぜひ本記事をご活用ください。

この記事の監修者
塩口 哲平
株式会社EXIDEA 取締役副社長。動画制作サービスCINEMATOの事業責任者。
新卒でデロイト・トーマツグループに入社。その後、株式会社プルークスを共同創業、取締役に就任。大手、メガベンチャー企業を中心に多数のwebマーケティング・プロデュースを手がける。
2017 youtube ads leaderboard下期受賞経験を持つ他、2018年アドテック関西へスピーカー登壇。

動画制作・映像制作サービスCINEMATOについて

『CINEMATO』は、株式会社EXIDEAが提供する動画制作・映像制作サービス。運営するEXIDEAは、動画マーケティング、SEOマーケティング、オウンドメディア、Web広告配信、リタゲ広告など、海外最先端のコンテンツマーケティングを提供する会社です。