企業の生産性向上のメリットがあると、近年人気急上昇中のマニュアル動画。
どんな場面で、どんなメリットがあるのか知っておきたいところです。
実はマニュアル動画は、社内向けだけでなく、製品取り扱い説明マニュアル、saas系のサービスの操作説明マニュアルなど様々な場面で導入するメリットがあるのです。
顧客の新規獲得コストや運営にかかる費用を考えると、既存顧客に継続利用していただくことが重要視されるようになりました。
業界では、LTV(顧客生涯価値)という言葉がバズワードになっているくらいです。
継続利用してもらうには、ユーザーのボトルネックを解消することが重要。サービスの利用率を高め、満足度を上げる必要があります。
そんなユーザーのボトルネック解消に役立つのが、マニュアル動画です。
この記事では、マニュアル動画のメリットやデメリット、そして動画事例を紹介いたします。
この記事がマニュアル動画の導入を検討する役に立てば幸いです。
それでは早速、マニュアル動画を導入するメリットを確認していきましょう。
マニュアル動画の導入メリット
マニュアルといえば、操作説明や業務内容の説明などで利用されます。ただの説明だけでない、マニュアル動画を導入するメリットを紹介いたします。
操作方法が視覚的にわかりやすい
マニュアル動画の最大のメリットは、何よりもわかりやすいこと。
実際、映像に合わせて使い方をまねするだけです。
画像やテキストで作成されたマニュアルは「動き」がないため、ユーザにとっては操作方法がわかりにくい原因の1つとなっています。
業務効率があがる
マニュアル動画を利用すれば、操作方法を簡単に素早くインプット可能です。
多くの店舗をお持ちの企業でも、同一クオリティの研修を受けることができます。企業全体で活用すれば業務効率の改善が可能です。
サービスを解約されにくくなる
サブスクリプション系のサービスの場合、解約されないことが重要なポイントになります。
このようなサービスでよくある問題が、トップダウンでサービスを導入したものの利用方法が複雑で社内に浸透しなかったというもの。
課題は「使い方がわからない」というところにあるため、マニュアル動画の利用がおすすめです。サービスの利用方法がわかれば、自然とサービスが浸透するようになっていきます。
サポートコストが下がる
マニュアル動画を見ることで、ユーザーの悩みを解決できればサポートセンターに連絡する必要はありません。
使い方や操作方法がわからないからと言う対応のために、時間を割く必要がなくなります。
その分、売上を作る仕事に割く時間を増やすことができるのです。
また、対応のためにサポートセンターの人員を増員する必要もなくなるので、人件費の抑制効果も期待できます。
ナレッジを社内で共有できる
企業が大きくなればなるほど、教えるという作業が属人的になります。
誰でも同じ情報を得られるように、マニュアル動画を作成し社内全体へ共有しましょう。
マニュアル動画なら、動画を共有するだけで完了です。
いつでも、どこでも見られる
端末と通信環境さえあれば、いつでもどこでもマニュアル動画を確認可能です。
社内にいるのに忙しそうで聞けない、マニュアルが手元にないからわからないといった、時間的ロスを防ぐこともできます。
検討前に読みたい。デメリットも把握。
では、逆にマニュアル動画を利用するにあたってデメリットもあるのでしょうか。
端末が必要、通信量がかかる
マニュアル動画はいつでもどこでも見られるのは大きなメリットですが、視聴するための端末や通信料が必要になります。
既存で使っている端末を利用したり、店舗ごとに利用できる端末を用意したりすることが経費をかけないポイントです。
制作コストがかかる
マニュアル動画を作成するのには、コストがかかります。
ここで重要な考えは、制作コストを見るのではなく、動画を導入することでどんなコストを削減できたかで判断することです。
例えば、50万のマニュアル動画を導入したとして、サポートコストが100万円下がったとします。
50万円のコスト削減効果があったのであれば、何もしなかった場合と比較して導入したメリットがあったと言えるのではないでしょうか。
知りたいところだけ知ることができなくなる
商品のマニュアル動画を作ろうと思うと、操作方法をすべて一本の動画に詰め込んだほうがよいと考えるかもしれません。
しかし、ユーザーが見たいのはあくまでマニュアル動画の一部分であることがほとんどです。
操作ごとに動画を小分けにしたり、youtubeのタイムスタンプ機能を使うことで解決できます。
次は、参考までにマニュアル動画の制作事例をご紹介いたします。
動画マニュアル導入企業の事例
こちらでは、マニュアル動画を導入するとどんなメリットがあるのか、saasなどのクラウドサービス系と、製品使い方系のマニュアル動画をご紹介いたします。
マニュアル動画制作の参考になれば幸いです。
saasなどクラウドサービス説明
初めに、saas系サービスの制作事例を紹介いたします。
saas系サービスでは、解約率を下げるため、サービス利用内容をマニュアル化したものが使われています。
サイボウズ office操作説明
こちらはサイボウズOfficeというサービスの操作説明マニュアルです。
機能が増えるとユーザーにとってもメリットの多いサービスとなると同時に、使い方についていけない人も現れます。
これはsaas系のサービスでよくある機能が豊富であるがゆえの問題です。サービスの利用率が低ければ解約になる可能性があるというボトルネックを抱えてしまいます。
このボトルネックを解消するのに効果的なのが、マニュアル動画です。
テロップやエフェクトなどつけることで、操作方法が複雑なサービスを誰でも使えるように工夫しています。
apple おやすみモード説明
アップル製品のおやすみモードの設定方法を紹介するマニュアル動画です。
最新のOSは操作できることは増えていくものの、一方で使い方についていけないユーザーも多数いらっしゃいます。
テロップとナレーションを効果的に利用し、設定方法を視覚と聴覚でサポートすることを目的としたマニュアル動画です。
このように、ユーザーが使いやすい環境を作ることで継続的に商品を買ってもらったり、ここの商品は使いやすいという口コミを広げてもらうことにもできるのです。
製品の利用方法説明
こちらは、製品の使い方を説明する動画です。初心者にとって複雑でわかりにくい動作でも、マニュアル動画を利用すればわかりやすく伝えられます。
コールマン テントの畳み方説明
テントの畳み方も説明が難しいものの1つ。テキストや画像では、畳む人がどんな動きをすればよいかまではほとんど伝わりません。
マニュアル動画なら、どう動いて畳めばよいのかまで明確にわかるメリットがあります。
使い方がわからないものは、ユーザーからのお問い合わせも多く発生します。
その分、サポートの負担も増えるため、マニュアル動画を活用するべきよい事例と言えるでしょう。
レイコップ 清掃方法説明
こちらは、人気のふとんクリーナーの「レイコップ」の清掃方法を説明したマニュアル動画です。
清掃方法がわかりにくいという、ユーザーの悩みを解決するようなマニュアル動画となっています。
このシリーズはマイクロフィルターの交換方法や、清掃方法など操作ごとに動画を分割しているのが特徴です。
ユーザーが知りたいのはマニュアルの一部だけであることが多いため、ユーザーメリットにもフォーカスした好事例と言えるでしょう。
まとめ
マニュアル動画を導入することで、様々な課題を解決できるメリットがあります。最後にメリットをまとめると
- 説明が視覚的でわかりやすい
- 業務効率の改善
- サービスを解約されにくい
- サポートコストが下がる
- 社内ナレッジを貯められる
- いつでも、どこでも確認できる
このように、マニュアル動画はただの操作説明書というだけでなく、コスト削減、サービスを解約されにくくするようなメリットもあるのです。
一度制作したマニュアル動画は、使い切りではなく長期間使用頂けるメリットがあります。
少しでも早く導入することでコスト削減を実現していきましょう。
CINEMATOでは、コンサルティング会社出身のメンバーが業務課題を徹底的に洗い出し、課題解決に向けた最適なマニュアル動画をご提案いたします。
自社にどんな課題があるのか、どれくらいコスト削減できるのか知りたい。
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ここまでご覧いただきありがとうございました。