企業の魅力や製品を紹介するために用いられる紹介動画。
これは新規顧客開拓や採用時のイメージアップなど、企業の持つ様々な課題を解決するための方法として注目を集めています。
しかし、いざ動画を制作しようと思っても、「紹介動画の作り方が分からない」「紹介動画を自社でどのように活用することができるのだろうか?」といった、多くの疑問が浮かぶことでしょう。そこで今回の記事では、以下の疑問にお答えします。
- そもそも紹介動画とは?
- 作り方は難しい?
- 実際の作り方やコツ、抑えるべきポイントは?
- 紹介動画の活用方法
本記事を通して、自社や製品・サービスの魅力を存分にアピールする動画の作り方を知り、マーケティング活動にお役立ていただければ幸いです。それでは早速見ていきましょう。
目次
紹介動画とは?
紹介動画とは、文字通り、学校・企業・官公庁などの組織・取り組み・製品/サービス・メンバーなど様々なものを紹介する動画です。(以下一例)
- 部活動のメンバー紹介や学校紹介動画
- 企業の製品やサービス紹介
- 官公庁の取り組みや制度紹介
スマートフォンが普及し、あらゆる情報をインターネットで収集することが一般的になりました。
なかでも、昨今は通信の高速化を背景に、動画を用いて情報を発信する方法に多くの企業・団体が注目しています。
特に、企業を始めとした営利団体では、顧客や取引先への情報発信、社内研修や採用活動時のイメージアップなど、実に多くのシーンで様々な目的のもと、紹介動画を活用しています。
制作前に知っておきたい紹介動画の種類と型、それぞれの特徴
では、企業が活用する紹介動画には、具体的にどのようなものがあるのでしょうか?
ここでは、実際の紹介動画の作り方を知る前に「企業紹介動画・会社紹介動画」「商品・サービス紹介動画」の2つに分類される、紹介動画の種類と型を整理してみましょう。
紹介動画の種類と型は?
- 企業紹介動画・会社紹介動画の3つの型
- 事業紹介型動画
- コンセプト紹介型(ブランドメッセージ)動画
- インタビュー説明型動画
- 商品・サービス紹介動画の3つの型
- ブランドイメージ特化型動画
- 機能・サービス説明型動画
- ドキュメンタリー風紹介動画
上記の順に解説していきます。
企業紹介動画・会社紹介動画の3つの型
事業紹介型動画
事業紹介型動画は、企業の概要や事業内容、代表メッセージといった内容を盛り込む紹介動画です。
5〜10分程度の尺で、企業の特徴を網羅的に紹介します。動画であれば、理念やポリシーといった抽象度の高いものも、アニメーションやBGMを用いた映像でわかりやすく表現することが可能です。
コンセプト紹介型(ブランドメッセージ)動画
コンセプト紹介動画は具体的な事業内容より、会社の理念やコンセプトを表現するのに適した企業紹介動画です。歴史やストーリーを紹介することで、視聴者の共感を誘います。
制作前にコンセプトを明確に定義し、誰が見ても解釈がブレない動画を制作していくことが大切です。
インタビュー説明型動画
インタビュー説明型動画は、主にその企業で働く従業員が、生のメッセージを届けるために利用される紹介動画です。
インタビューの対象者は新入社員から幹部社員、経営者と、制作する動画の目的やメッセージに合わせて使い分けます。
以上が、会社紹介動画でよく使われる3つの型です。
商品・サービス紹介動画の3つの型
続いて、商品・サービス紹介動画の型を確認していきましょう。
ブランドイメージ特化型動画
ブランドイメージ特化の紹介動画は、BtoB・BtoC商材の、顧客からのイメージアップや「憧れ感」を生み出すのに有効です。
BtoCの商材の事例だと、自動車メーカーやハウスメーカーのCMは、「これを手に入れたら自分の生活は豊かになるんだろうな」という想像を掻き立てます。
また、BtoBの商材では「この企業と取引することで自社の株や売上は上がるのではないか?」など、視聴者の想像を膨らませることもできるでしょう。
ブランドイメージ特化は、顧客にとって購入ハードルの高い商品に対する、潜在的なニーズを掘り起こすために用いられます。長期的なリターンを目指す動画の型である点を覚えておきましょう。
機能・サービス説明型動画
機能・サービス説明動画は、その商品で具体的に何ができるかを訴求する紹介動画です。
新商品や独自のサービスなど、他社との差別化ポイントをわかりやすく説明するのに有効といえるでしょう。
動画内では実際の商品やサービスの利用シーンを映像化することで、テキストや静止画の何倍も多くの情報を視聴者に届けます。機能・サービス説明動画は、見込み客の決断を促すのに有効な動画の型と言えるでしょう。
ドキュメンタリー風紹介動画
ドキュメンタリー風紹介動画は、企業や商品主体ではなく、商品・サービスの「利用者」に焦点を当てて制作する紹介動画です。具体的には、テレビショッピングに流れる動画がイメージしやすいでしょう。
- 商品・サービスの利用前にどのような悩みを抱えていたか?
- 何をきっかけにそれを利用し始めたか?
- 実際に利用してみてどのような変化が生じたか?
- 商品の満足度はどうか?
このようなストーリーで展開される広告を見たことがあるのではないでしょうか?ドキュメンタリー風紹介動画は、見込み客が出演者と自分の姿を重ね合わせて視聴できるため、共感や親しみといった感情を生み出すことが可能です。
では、紹介動画の主な種類が理解できたところで、ここからは本題である「実際の紹介動画の作り方」について、詳しく見ていきましょう。
【5ステップで完結】紹介動画の作り方は?
紹介動画の作り方はざっくり大きく分けて5つのステップがあります。
- ステップ①:目的・KPI・予算を定める
- ステップ②:クリエイティブの設計、絵コンテを制作する
- ステップ③:制作に必要な機材・撮影や素材を準備し、撮影する
- ステップ④:撮影した素材を編集し、1本の動画にする
- ステップ⑤:編集した動画を書き出す
どのように進めていけば良いのかといった具体的な内容やポイントを、それぞれのステップごとに詳しく解説していきます。
紹介動画の作り方STEP①「目的・KPI・予算の定め方」
紹介動画の作り方STEP①は「目的・KPI・予算を定める」 です。
ここで紹介するのは動画制作の土台となる部分なので、ステップの内容をよく理解し、納得いくまで熟考しましょう。
映像の目的とKPI
紹介動画の制作に取り掛かる際、まずおこなうのは動画の目的とKPI設定です。紹介動画の目的とは、動画を通して企業のイメージアップを図りたいのか、商品の購入を促したいのかといったことです。
さらに、目的を明確にした後は、効果測定の基準となるKPIを設定します。
KPIの設定は、実際に制作した紹介動画がもたらした成果を正しく評価するために必須と言えるでしょう。
映像の公開場所
紹介動画の制作時には、目的やKPIと一緒に事前に動画の公開場所も決めておきましょう。動画広告や自社サイト、SNS配信など紹介動画の配信先は多岐に渡りますが、配信する媒体によって適切な動画の尺や、費用などが異なります。
各媒体の配信ルールや、その媒体を利用するユーザーの属性を把握し、最大限効果が発揮できる動画制作を目指しましょう。
映像の予算
紹介動画の作り方STEP①最後の項目は、「動画の予算」設定です。
紹介動画の予算設定は、PRに投資できるリソースの大きさや、紹介動画から見込める成果をもとに決定します。
費用に関することはこの段階でクリアにし、制作のどの項目にいくら使えるのかを組み立てていきましょう。
紹介動画の作り方STEP②「クリエイティブ設計の仕方・絵コンテの作り方」
紹介動画の作り方STEP②は「クリエイティブ設計・絵コンテを制作する」です。
上で解説した動画の目的・活用先・予算が決まったら、動画の個性やストーリーを組み立てていきましょう。
ストーリー・尺(長さ)
まず、紹介動画の始まりから終わりまでの流れ、特に重視する訴求ポイントを決定します。
ストーリー作成時は、紹介動画の配信先によって大きく考え方が異なる点に注意しましょう。
例えば、Youtubeをはじめとした動画広告では、冒頭に結論を持ってきたり始めの数秒で視聴者の注意を引く仕掛けが必要です。
一方、自社サイトで公開する商品紹介動画は、最後まで試聴されることを前提に、順序立てて説明を進める必要があります。
自社と同じ目的・配信先でどのような紹介動画が配信されているかをリサーチし、参考となる動画の構成をよく研究しましょう。
動画に必要な絵・イメージ・素材
動画のストーリーを考えながら、それを絵やイメージという形でビジュアル化していきましょう。こうすることで、後から自身で振り返れるだけでなく、制作メンバーやカメラマンにわかりやすくイメージを伝えることが可能です。
ここでどれだけイメージが具体化されているかによって、この後の作業効率が変わります。上手な絵を描く必要はありません。
どういった動画を作りたいかが伝わる絵コンテを作成しましょう。
動画の音声・BGM
動画の音声やBGMも、動画の影響を大きく左右する要素の1つです。
特に、ブランディングやイメージアップを目的とした紹介動画では、音声・BGMは非常に重要な役割を果たします。具体的には、使用する音楽、ナレーターの声質、効果音など。表現力豊かな紹介動画制作のために、1つずつこだわって選定しましょう。
紹介動画の作り方STEP③「制作に必要な機材・撮影や素材の準備の仕方」
紹介動画の作り方STEP③は、「制作に必要な機材・撮影や素材を準備し撮影する」です。
映像・音声の具体的なイメージ作りを終えたら、それを一本の動画にしていくための準備に取り掛かります。
動画を社内で制作する場合には、必要な機器を購入するのか、レンタルするのか、という点も検討しなくてはなりません。
素材
ここではまず制作する動画に必要な素材を収集します。具体的には「BGMの音源」や「アニメーションやテロップの画像」のことです。
このとき、第三者が制作したものを利用する際は、著作権に注意が必要です。フリー素材を利用しながら、必要に応じて有料素材を使用し、権利侵害にくれぐれも気をつけましょう。
(撮影する場合は)カメラや照明器具、マイク
インタビューなどの動画を撮影する際は、必ずしも業務用のカメラを準備する必要はありません。
多くの場合、家庭用のビデオカメラや一眼レフカメラ、スマートフォンで対応可能です。
ただ、どのカメラを使用するとしても、手振れ防止のための三脚や、歩きながら撮影する場合には「ジンバル」という機材を準備しましょう。
また、カメラに内蔵されたマイクのみを使用すると周囲の雑音を拾い、重要なメッセージが聞き取りにくくなる可能性が高いため、単体マイクやピンマイクを準備するのがおすすめです。
撮影する環境や撮りたい映像に合わせて、これらを使い分けましょう。
パソコン・スマートフォン
撮影した動画を取り込み編集するために、パソコン・スマートフォンの準備は必須です。この時、次に紹介するツールやソフトによって対応のOSが異なる点に注意しましょう。
また、一般的に動画の編集には大きな容量を必要とするため、高スペックのパソコンを使用する方がストレスなく作業を進めることができます。スマートフォンでの編集は画像の編集や組み合わせといった、簡易的なものに限って有効です。
動画制作・動画編集用のツールやソフト、アプリ
素材を繋ぎ合わせて1本の動画を作成するためには、専用の動画制作・編集ソフトが必要です。
ソフトによって内蔵する機能や導入費用も様々なので、制作する動画や社内リソースに合わせて、最適なものを選択しましょう。
紹介動画の作り方STEP④「編集方法」
紹介動画の作り方STEP④は「編集」です。
素材を存分に活かすという意味でこの工程は非常に重要ですので、妥協のない作業をおこないましょう。また、編集作業時のありがちなミスについてもこの後解説しています。
よく注意しながら、イメージ通りの動画に仕上げましょう。
動画編集の流れ
動画編集の大まかな流れは以下の通りです。
- テンプレートを選択する(動画制作・編集ソフトにテンプレートがある場合)
- 動画制作・編集ツールに素材を読み込む
- 動画制作・編集ツール内で各素材の長さや順番を調整する
- 音声(BGM・ナレーション)やテロップ(テキスト・アイコン)などを挿入する
- 動画をファイルとして書き出す
動画企画時の絵コンテを手元に置き、まずは計画に沿って編集します。
その後、必要に応じて調整をおこないましょう。
動画編集時の5つの注意点とは?
ここでは、動画編集時に注意すべき5つのポイントを紹介します。
①動画に情報を詰め込みすぎない
動画を編集し始めると、準備した素材の中から「あれもこれも」とつい多くの情報を盛り込みたくなります。
しかし、視聴者はこの動画は何を言いたかったのかと振り返って、覚えている項目はせいぜい1〜2個程度です。要素を盛り込み過ぎず、メッセージがピンポイントで伝わる動画にすることを意識しましょう。
また、伝えたい内容が多くある場合には、動画をいくつかに分けて制作するのも1つの方法です。
②動画を冗長にしない、テンポの良さを考えて
動画がダラダラと長く、何が言いたいかわからないのは、スキップされる理由の代表例です。素材の不要な部分はカットしたり、テロップは強調したいメッセージに対してのみ添えるなど、テンポ良い展開を意識しましょう。
③背景やテキストなどの色味、フォントに統一感を
動画内で使用する背景やテキストの色味やフォントは統一することが重要です。動画編集初心者の場合、テロップの文字を画面に合わせて、その都度フォントを調整するケースもありますが、ユーザーにとって非常に見づらくなります。
予めテロップの色味やフォントを決定し、全編を通して統一された文字入れをおこないましょう。
④エフェクトの種類を絞る
エフェクトには様々な種類があり、色々なものを使ってみたくなりますが、1つの動画内で使用するエフェクトの種類は数を絞り込みましょう。エフェクトは、話題の転換部分や強調したいポイントに限定して使用するのがおすすめです。
⑤動画のBGMの大きさに注意
演出目的のBGMの音量が大きすぎて本来聞かせたい出演者の話が聞こえないのも、よくあるミスの1つです。人が話している最中はBGMの音量を下げるといった細かな調整をおこない、確実にメッセージを届けましょう。
紹介動画の作り方STEP⑤「動画の書き出し方」
注意点を踏まえて動画編集を終えた後に、動画の書き出しをおこないます。
動画を書き出す際のフォーマットには「mov」「mp3」などいくつかのフォーマットがありますが、多くの場合ある程度の時間がかかることに注意しましょう。
というのも、動画書き出し後に修正点を見つけた場合、編集段階に戻り修正し、再び書き出し作業が発生します。何度も「待ち時間」を作って作業の効率を下げないために、動画データの書き出し前に入念な確認をおこないましょう。
作り方のコツ・ポイントは?
動画の作り方の流れがわかったところで、動画の作り方のコツについて解説します。紹介動画は、制作すれば必ず成果が出るというものではありません。
ここで紹介する作り方のコツを抑え、狙い通りの成果が見込める動画制作を目指しましょう。
目的を明確化する
動画の作り方のコツとしてまず重要なのは、「目的を明確にする」ということです。制作する動画の目的が「購入促進」なのか「イメージアップ」なのかによって、訴求するポイントや構成は大きく異なります。
動画のメインメッセージや表現方法を考える前に、まずは動画の目的を明確にしましょう。
ターゲットを決める
ターゲットを明確にすることも動画の作り方のコツとして重要なポイントです。なぜなら、ターゲットが変われば制作する動画の訴求方法や演出も全く異なります。
性別や年齢といった基本情報に加え、紹介動画の内容に対するリテラシー、商品紹介動画であればその商品に対する購買確度など、様々な視点からターゲットを絞り込みましょう。
一番訴求したい内容を決める
いざ紹介動画を制作するとなると、自社の魅力をたくさん詰め込みたくなると思います。ただし、一番訴求したい内容は何かを考え、内容を絞り込むことが重要。
これが紹介動画の作り方3つ目のコツです。情報を盛り込みすぎて「結局何が言いたかったのかわからない動画」にならないように注意しましょう。
会社や商品のブランドイメージと突き合わせる
紹介動画の目的やターゲットを定め、訴求ポイントや演出を考えていたら、いつの間にか自社や商品本来のイメージとかけ離れてしまうといったこともあります。
例えば、親しみやすさが売りの商品のはずが、動画が必要以上にかっこいい仕上がりになってしまうといった具合です。
本来動画がかっこいいこと、面白いことは悪くないのですが、企業や商品のイメージとかけ離れてしまうと、視聴者の混乱を招く原因となります。動画制作の企画段階で、イメージにずれが生じていないかを何度も確認しましょう。
ユーザー視点を意識してみる
ユーザー視点を意識するというのは、紹介動画の作り方として案外見落としがちなポイントです。動画で紹介するのが企業であっても商品・サービスであっても、それを見てどう感じるかは視聴者次第です。
制作に携わるメンバー以外の率直な意見を求めながら、その動画から第三者がどういった印象を受けるかに注意して制作を進めましょう。
ここまでで、紹介動画の作り方はある程度理解が深まったことと思います。
次の章では、実際に当サービスCINEMATOがこれまでに制作してきた「紹介動画」の事例をご紹介します。自社で制作する映像の参考にしていただければと思います。
紹介動画の事例【CINEMATO制作実績】
企業紹介動画・会社紹介動画
会社紹介動画制作事例 トランスコスモス株式会社様
動画の種類 | 会社紹介動画 |
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予算 | 100万前後 |
ポイント | なぜトランスコスモスがBIS事業に取り組むのかという「意義」を伝えることで、学生に一度話を聞いてみたいと思ってもらうことを目指して制作しました。採用における母集団形成を目的とした映像です。 |
会社紹介動画制作事例 freee株式会社様
動画の種類 | 会社紹介動画 |
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ポイント | IR動画としても利用する想定の動画となっており、クラウド会計を展開されているfreee様の事業特性や今後の市場成長、カルチャーなどの会社紹介をインタビューも交えながら詳しくまとめています。 |
サービス紹介動画
【BtoB動画】株式会社インフキュリオン様 エクサード サービス紹介動画
動画の種類 | アニメーション動画 |
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ポイント | 言葉だけでは理解が難しいのが無形サービスやSaaS、新しい技術・サービスの特徴です。このような言葉だけでは理解が難しい内容を、アニメーションを用いることで分かりやすく表現しています。 また、サービスで”出来ること”を紹介した後、導入意欲が高まっている視聴者に向けて、動画後半で「気になっていること・懸念点(導入障壁)」を事前に解説している点もポイント。動画視聴中のユーザーの態度変容を考慮した構成設計になっています。 |
【BtoB動画】株式会社visumo様 サービス紹介動画
動画の種類 | アニメーション動画 |
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ポイント | WEBサイトのコンテンツ充実を簡単に実現するビジュアルマーケティングプラットフォームのサービス紹介動画です。「ビジュアルの充実」を意識し、視覚的にリッチなアニメーション、画像などを数多く取り入れることでvisumoのプラットフォームイメージにあわせた映像としています。 後半では、visumoを取り入れることによって期待できる導入効果を、企業・サービス名と具体的な数値で紹介することにより、定性的なイメージ動画として終わるのではなく、サービスとしての信頼性も示すことができるサービス紹介動画に仕上げています。 |
【BtoB動画】株式会社KAKEAI様 本音を引き出す 1on1専用ツール「Kakeai」紹介動画
動画の種類 | サービス紹介動画 |
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ポイント | ビジネスでのコミュニケーションにも「本音が必要」ということを伝えるため、表現方法として日本の歴史上最も上司と部下で本音のコミュニケーションが足りなかった織田信長と明智光秀を採用しています。サービスの新しさ、気軽さを表現するためグリッドデザインを使いスタイリッシュな表現にしている点もポイントです。 |
【BtoC動画】株式会社マイナビ様 マイナビアルバイト紹介
動画の種類 | アニメーション動画 |
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予算 | 50万前後 |
ポイント | アルバイトは自分で探すという概念を払拭するために、通常のサービスとは異なる点を分かりやすく表現・訴求しています。通常のサービスとどのように異なるのかをアルバイト探しの一連のフローを軸にして表現している動画です。 |
【BtoC動画】LINE株式会社様 LINEバイトAI電話応募
動画の種類 | 実写動画 |
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予算 | 100万前後 |
ポイント | サービスの利用前後のイメージがしやすいように、実写を中心の構成にしています。サービス内容を説明するシーンでは、よりわかりやすくするためアニメーションも使用。 AIが電話応募を対応してくれるというメリットを際立たせるため、応募者側・企業側、双方の課題から始める表現をしています。 |
製品紹介動画・商品紹介動画
セイコーエプソン株式会社様
動画の種類 | 製品紹介動画・商品紹介動画 |
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予算 | 50~80万前後 |
ポイント | RTCを知らないユーザーに対して、製品理解を促し、受注につながる動画制作を実施。説明要素が多いため、内容を理解しやすいアニメーション動画を採用しています。RTCモジュールがどんな場面で利用できるのかイメージしやすいように、アニメーションで具体的な利用シーンを再現しました。 |
EcoFlow Technology Japan株式会社様
動画の種類 | 製品紹介動画・商品紹介動画 |
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予算 | 50~80万前後 |
ポイント |
「充電速度」という新しい比較軸を市場に生み出すために、充電速度の早さ=行きたい!と思ったらすぐに行ける。というインパクトのある演出を採用。 スタジオで撮影していると思ったらたった数歩でキャンプ場に到着(実はキャンプ場にいた)という尖った企画でそのコピーを表現しています。 |
作り方が難しい、高クオリティの動画を作りたいと感じたら動画制作会社へ
ここまでで、紹介動画の作り方や、作り方のコツ、注意点、制作事例について解説してきました。
恐らく、「自社ではなかなか難しそうだ」と感じられた方も多いのではないでしょうか?結論、そう感じられたのであれば動画制作はプロに依頼するのがお勧めです。
お察しの通り、紹介動画を制作する際には、動画の撮影や編集といった技術面や、動画マーケティングの知識など、様々な要素が求められます。そのため、全く知識や経験のない企業が動画制作の全てを社内でおこなうのは非常に困難です。
まずは動画制作を専門に扱っている業者に相談し、何度か動画を制作する中で知識を蓄積することをお勧めします。その後、自社でできそうな部分から、徐々に内製化していってみてはいかがでしょうか?
動画制作でお困りの方は、CINEMATOへもぜひお気軽にご相談ください!
紹介動画の活用シーンや配信媒体
この章では改めて、制作した紹介動画はどのようなシーンで活用できるかという点を見ていきましょう。
紹介動画は「会社紹介動画」「商品・サービス紹介動画」のそれぞれで使用目的が異なります。利用シーンを上手く使い分け、制作した紹介動画の費用対効果を高めていきましょう。
企業紹介動画・会社紹介動画の活用シーン
上の章で、企業紹介動画・会社紹介動画は主に3つの型があることを解説しました。
企業紹介動画・会社紹介
動画3つの型
- 事業紹介型紹介動画
- 事業コンセプト型紹介動画
- インタビュー型紹介動画
ここでは、企業紹介動画・会社紹介動画が使用される様々なシーン別に、どの型を使うべきか解説します。今回、企業紹介動画・会社紹介動画を活用するシーンとして紹介するのは、以下の場面です。
企業紹介動画を活用する主なシーン
- 求職者向けの会社説明会や採用サイトに
- 社員総会や社内イベント
- 株主総会やプレスリリース
- 営業ツールとして
それでは順番に見ていきましょう。
求職者向けの会社説明会や採用サイトに
企業紹介動画は、合同・企業単独の就職説明会といったシーンで、入社希望者に向けて放映します。
基本的には、いずれの型の動画を利用しても問題ありません。企業が一番に打ち出したい個性や、視聴者の状況(新卒or転職者など)に合わせて、どの型の動画が最も効果的かを見極めましょう。
社員総会や社内イベント
社員総会や社内イベントも企業紹介動画を公開する代表的な場面です。新規事業立ち上げの際には「事業紹介型動画」を、従業員に事業方針を認識させるためには「事業コンセプト型動画」を使用します。
力の入った動画を視聴することは、従業員の指揮が高まるきっかけにもなるでしょう。
株主総会やプレスリリース
従業員・顧客以外の重要なステークホルダーである株主に企業をアピールする場面である株主総会。ここでも紹介動画は効果的です。
業績や取組みをわかりやすく説明する「事業紹介動画」を活用することで、数字と文字だけが並ぶIR資料以上に株主の注意を引き、納得度を高められるのは想像に難くないでしょう。
また、経営者が出演する「インタビュー動画」を公開することで、企業に対する信頼感も高まります。
数値情報の取り扱い等で情報量に違いはあるものの、外部に向けて発信するプレスリリースにも同様のことが言えるはずです。
営業ツールとして
BtoB営業、また展示会の場面では、相手企業に自社の魅力や思いを伝えましょう。
この時は実際に販売する商品・サービス紹介動画に「事業紹介動画」や「事業コンセプト動画」の内容を組み込むのが効果的です。
より深く自社を理解してもらうことで、取引先企業からの信頼を勝ち取ることができるかもしれません。
商品・サービス動画の活用シーン
商品・サービス紹介動画は主に以下のシーンで活用できます。
活用する主なシーン
- 展示会イベント
- BtoBの直接営業
結論、これらのシーンでは商品・サービス紹介動画のいずれの方を活用するのも効果的です。
- ブランドイメージ特化型動画
- 機能・サービス説明型動画
- ドキュメンタリー風動画
では、具体的に、それぞれシーンで動画を活用してどのようなメリットが得られるか思い浮かべてみましょう。
展示会イベント
展示会イベントは、動画を活用して見込み顧客に自社の製品をアピールする絶好の機会です。ただ、このシーンで動画を視聴する多くの視聴者は、自社のことを知らない将来の顧客であることを念頭に置かなければなりません。
展示会イベントには様々な企業が出展し、各ブースに訪問する企業も多種多様です。
そのため、展示会イベントでは、自社の商品の素晴らしさを訴求することも必要ですが、まずは興味を持ってもらうことが必須と言えるでしょう。
展示会イベントではまず、多くの企業担当者にブランドイメージ特化型動画やドキュメント風動画で自社を知ってもらい、資料請求等に繋げるのがおすすめです。
機能やサービスの詳細を知ってもらうのはそのあとで十分です。
1案件ごとの取引額が大きいBtoB営業だからこそ、焦らず段階を踏んで取引に繋げましょう。
BtoBの直接営業
一方、BtoBの直接営業では、すでに自社のことを知ってくれている企業担当者が、紹介動画の視聴者となります。
そのため、このシーンでは、企業のイメージ訴求だけでなく、商品の機能・サービス説明動画を活用します。
文字媒体や画像のみ資料で営業資料を作成するのに比べ、先方の企業にとって商品・サービスがイメージしやすくなるのは言うまでもありません。力の入った動画資料を準備し、大型取引の獲得を狙いましょう。
紹介動画はWeb公開も可能
ここからは、現在の紹介動画活用法の中で、最も注目されるWeb上の活用方法をお伝えします。ネットで情報収集することが一般的となった現在では、Web上で集客・認知拡大をおこなうことは、企業の成長に欠かせません。
また、Web上で紹介動画を公開することで、上であげたような取引先や株主といった相手に加え、BtoCの一般消費者にアプローチできるという点も見逃せません。
自社WEBサイト
Web上の紹介動画公開場所の1つ目は、自社の保有するWebサイトです。
自社に興味を持ったユーザーが訪問する自社サイトは、企業紹介動画・商品・サービス動画のどちらとも相性が良く、ブランディング・認知拡大・購入促進いずれの目的の動画を公開することもできます。
動画公開自体は無料でできますが、Webサイトの訪問者数によって視聴者数に大きな差が出る点は注意が必要です。
SNS(Facebook・Instagram・Twitter・TikTok)
特に若者の間ではSNSで調べ事をすることも一般的となり、今では「タグる(SNS上のタグ検索をおこなうこと)」という言葉も生まれるほどです。
このような状況下では、SNSで動画を公開するのも紹介動画を通じて企業や商品をアピールすることも効果的です。
SNSについてもWebサイトでの公開と同様、無料で配信可能というメリットがありますが、基本的には閲覧者はフォロワーに限られるという点がデメリット。
また、SNSは媒体によってメインユーザーが異なる点にも注意が必要です。
YouTubeチャンネル
動画マーケティングに力を入れる企業が増えた現在では、Youtubeチャンネルを保有する企業も少なくありません。
ユーザーは動画を見るために媒体を利用しているため、基本的に「音あり」で視聴する、また長尺の動画にも抵抗がない(公開する動画の尺にも制限がない)点が、他のSNS媒体にない、Youtubeを利用するメリットです。
自社のチャンネルを育てることで、広告収入が得られる点も魅力です。
Web動画広告
Youtubeをはじめ、ネット動画の視聴者が増加する中で、動画広告も企業のPR施策として一般的になりました。
動画を用いたWeb広告はクリック数や表示回数に応じて費用がかかるものの、テレビCMの出稿と比較すれば格段に安価です。また、配信するターゲットや日毎の予算管理によって費用調整を容易におこなえます。
Web広告の特性上、配信を始めたその日から多くのユーザーにアプローチが可能です。
ただし、「フォロワー数」「チャンネル登録者数」といった資産性がなく、広告配信を止めれば視聴者数は見込めないという点は理解しておきましょう。
企業・商品・サービスの紹介に動画を活用する10のメリット
ここまでで企業紹介動画や商品・サービス動画の作り方やその制作方法、製作後にはどういった場所で配信するのかといったことについて解説してきました。
この章ではそもそもなぜ企業の紹介に「動画」を活用する必要があるのか?という点を、改めて整理します。
企業・商品・サービスの紹介に動画を活用するメリットは以下の通りです。
10のメリット
- 抽象的な内容を明確に伝えることができる
- 短時間で情報を届けることができる
- ユーザーの心に届きやすい
- 多くの人に知ってもらえる
- さまざまな場面で活用できる
- 低コストで繰り返し活用できる
- 営業業務の効率化が図れる
- SNSでシェアされやすい
- 会社のバーチャル見学を実現できる
- サービスの利用イメージがしやすくなる
合計10個のメリットをご紹介します。それでは順番に見ていきましょう。
抽象的な内容を明確に伝えることができる
企業や商品・サービスの紹介に動画を用いた際、文字や静止画のみで情報伝達するのと比べ、抽象的な内容を明確に伝えられるというメリットがあります。
例えば、「鮮やかな色の大きな車が走る」と文字で書いても、「鮮やかな色」「大きな車」の捉え方は人それぞれです。その車種が何で、何色なのかもわかりません。
これらを動画で表現した際は、これらの情報が誰にでも明確に伝えられ、さらに、どれぐらいの速さで走っているのかといった情報も伝えることができます。
短時間で情報を届けることができる
上の例に挙げた情報を伝えるだけであれば、動画の尺は2〜3秒で十分でしょう。このように、動画は文字と比較して、短い時間で情報伝達するのにも効果的です。
こちらも紹介動画を使用する大きなメリットと言えます。
ユーザーの心に届きやすい
動画は映像(視覚情報)BGM(音声情報)言葉(言語情報)の3つの組み合わせによって構成されるため、静止画やテキストに比べ様々な情報伝達が可能です。
これら3つの要素を巧みに組み合わせることで、共感や感動といった、心に響くメッセージを届けやすいのも動画の持つ強みと言えます。
多くの人に知ってもらえる
紹介動画は多くの人に情報を伝達できるというメリットも持っています。大人数が集まる場所での上映はもちろん、インターネットを利用してさらに多くの人に、同じだけの情報量を提供することが可能です。
さまざまな場面で活用できる
動画コンテンツが一般的となった今、紹介動画は様々なシーンで活用できます。具体的な活用シーンは上の章で紹介した通りです。
低コストで繰り返し活用できる
紹介動画は製作時にはある程度纏まった費用が必要となりますが、一度それを作ってしまいさえすれば、繰り返し活用することが可能です。
繰り返し活用し、継続的なリターンが得られた分、費用対効果は上がっていきます。
営業業務の効率化が図れる
上記のように、多くの人にどこでも効率的に情報伝達できる紹介動画は、営業の効率化に有効です。視聴者の心に届く動画を繰り返し利用することで、紹介動画を費用対効果の高い営業ツールとして活用しましょう。
SNSでシェアされやすい
SNSの投稿を拡散することが一般的になった今では、動画コンテンツが拡散される可能性も無視できません。
視聴者の共感や驚きを呼ぶ映像コンテンツを制作し、SNSによる拡散を狙うのもよく使われるプロモーション戦略の1つとなっています。
会社のバーチャル見学を実現できる
動画を用いて企業や店舗の紹介をおこなった際には、バーチャル見学の体験を提供することもできます。
特に、人の移動をはじめとした行動が制限されるコロナ禍では、バーチャル体験は視聴者にとって非常に価値の高いものとなりました。
車内風景などの情報を伝達する際は、事務的な情報に加えそこでしか味わえないはずの「空気感」を表現する撮影方法や演出を意識してみましょう。
サービスの利用イメージがしやすくなる
動画は実写・アニメーション・テロップなど多彩な表現を組み合わせることができるため、利用イメージが沸きやすくなるというメリットがあります。
例えば、アプリやゲームの実際の画面を表示したり、家電製品を実際に使用するシーンを映像化することで、視聴者はまるで手元にそれがあるかのような感覚で動画を見ることができます。
まとめ:紹介動画は企業イメージ・売上に直結するからこそ品質が重要
今回の記事でお分かり頂けた通り、紹介動画を活用することで購入促進やイメージアップなど、様々な目的を達成することができます。また、利用シーンやメリットも多岐に渡ります。
同時に、紹介動画を活用する際にはネックとなる点、つまり素人には制作が難しいという事もわかりました。
動画制作を業者に依頼する際には、社内で制作するのと比べ多少費用が嵩むことは事実です。
しかし、いくら動画を内製化したからといって、そこから利益を得ることができなければ、意味がありません。
企業の持つイメージや、大切な商品をPRするための重要なツールである紹介動画。
迅速かつ確実に高い成果を生み出したいと考えるのであれば、一度動画制作のプロに相談してみてはいかがでしょうか?
CINEMATOへのお問い合わせをご検討中の場合は、お問合せ前にCINEMATOが過去に制作した映像もぜひご確認ください。
新卒でデロイト・トーマツグループに入社。その後、株式会社プルークスを共同創業、取締役に就任。大手、メガベンチャー企業を中心に多数のwebマーケティング・プロデュースを手がける。
2017 youtube ads leaderboard下期受賞経験を持つ他、2018年アドテック関西へスピーカー登壇。