皆さんこんにちは!顧客インタビュー第15弾です。
地図・ナビゲーションサービスや、位置情報を活用したソリューションを提供している株式会社ゼンリンデータコム様。詳細なゼンリン住宅地図を搭載し、高いナビゲーション機能を搭載する「ゼンリン地図ナビ(旧ドコモ地図ナビ)」のリニューアルを契機に、EXIDEAの動画制作・映像制作サービス「CINEMATO」に動画制作を依頼いただきました。
今回は、株式会社ゼンリンデータコム開発統括本部 プロダクト第二開発部マネージャーの高橋さまと、プロダクト第二開発部の屋代さまに、CINEMATOを選んだ理由、そして制作した動画の効果についてインタビューしました。
全員のモチベーションが一気に上がった初回商談
米倉:私が担当プロデューサーとして動画制作をご一緒させていただきましたが、そもそも動画を作ることになった経緯を改めて教えてください。
屋代: 「ゼンリン地図ナビ(旧ドコモ地図ナビ)」のリニューアルがきっかけです。
このアプリは、株式会社NTTドコモと協業で提供していた、地図・ナビゲーションサービス「ドコモ地図ナビ」の名称変更をして当社が引き継いだサービスで、認知拡大のために大型の広告施策を実施することになりました。その一環で、動画も作ることになったんです。
米倉:過去に動画をマーケティングで活用したことはあったのでしょうか。
高橋:過去に、内製で動画を制作したことがありました。ただ、全く視聴されなくて…。広告を出しても全然反応がなく、動画って意味ないのかなと思ってました。
ですがその頃とは、動画マーケティングの状況も大きく変わっています。ターゲットを絞って広告を配信できるようになったことも、再度動画に挑戦しようと思った理由です。とはいっても、自社にはノウハウがなかったので、このたびEXIDEAさんにお願いすることになりました。
米倉:大役をありがとうございます。合計何社ぐらいにお話を聞かれたのでしょうか。
屋代:問い合わせたのは4社。実際に商談したのは2社です。もう1社さんは、こちらの要望について「持ち帰って、後日提案します」とのことだったので、動画制作とはそういうものかと思っていました。ですが、次に話を聞いたEXIDEAさんは、最初から全然違いました。
当社のことを入念に調べてくれていて、こちらの要望もすぐに理解してくれました。そして、動画のノウハウが全くないことを伝えると、その場で当社に合った進め方を色々アドバイスしてくれた。不安がなくなって、良い動画が作れそうだと思えました。そこからは、結構トントン拍子でしたね。
高橋:EXIDEAさんのプレゼンを聞いたときに、その場にいた全員のモチベーションが上がったのを感じました。これは全然違うなと。でも、当日すぐにはそれは表に出さないように、ちょっと悩んでるフリをしてました(笑)。
米倉:そんな裏話があったんですね(笑)。初回の商談の際は、伝えたいことがたくさんあり過ぎて、少し迷っているのかなという印象を受けました。
「あんしん、かくじつ」サービス価値が言語化され、自信が持てた
高橋:そうですね。最初は方向性が定まらず、今思えば迷いがありました。事業形態が変わることに不安もありました。サービスに自信を持っているし、伝えたいこともあるけどどうすればいいんだろうと思っていたんです。
でも、初期のミーティングで、「あんしん、かくじつ」という、サービスのコピーをご提案くださったことで、一気に拓けた感覚があったんです。サービスの強みがギュッと凝縮されていて、聞いた瞬間、「それだ!」って。動画制作をお願いしたにも関わらず、ぴったりなキャッチコピーをご提案してくれて、衝撃的な体験でした。
米倉:弊社のコピーライターと、何度も試行錯誤のうえ出てきたのが、「あんしん、かくじつ」でした。
ゼンリン地図ナビは、時間通りに目的地に到着する、大型の車両でも確実に通れる道を案内してくれる、建物の入口が表示されるなど、ビジネスで地図サービスを活用する方が求めている機能が揃っています。知れば知るほど、これはすごいアプリだ!って思いました。この価値を、必要としている人に伝えたいという想いが強くなっていきました。そのためにも、言葉を見つけることが大事だと思ったんです。
高橋:以前は、商品コンセプトをもっと回りくどく説明していました。「目的地が決まってる人が…」って、30文字ぐらい長々説明していたんです。今思えば伝わらないですよね。
屋代:サービスをぴったり体現するコピーが見つかって、チームが一丸となりました。この動画以外でも、「あんしん、かくじつ」という言葉を多用していて、EXIDEAさんのことも社内で宣伝しています(笑)。
米倉:動画以外でも使っていただけているなんてとても嬉しいです。そして宣伝まで(笑)。ありがとうございます。
高橋:EXIDEAさんにお願いして良かったなって思うのは、「言語化」の部分なんです。コピーはもちろんですけど、我々がうまく言葉に表現できなかった部分を、ずばり言語化してくれた。おかげで迷いがなくなりました。ゼンリン地図ナビはすごく良いサービスだと改めて自信を持てたんです。EXIDEAさんがサービスを深く理解してくださったからこそだと思っています。
あとは、動画の目的について序盤に定めてくれたこともありがたかったですね。認知なのか、アプリのインストール数なのか、契約数なのか、と。目的は認知拡大って決めていたのに、「ちょっとは契約にも繋げたいな」とか、正直ブレてたんですよね。そこを明確にしてもらったことが良かった。
動画制作の過程で、「あれも入れたい」、「これも伝えたい」と盛り盛りになっていたんですけど、目的に立ち返って整理することができました。
屋代:最後は削ぎ落としていく作業でしたもんね。引き算で、逆に伝わる映像となりました。私たちは伝えたいことが多すぎたんですけど、他の企業様は、制作依頼にあたって、動画の内容やコピーがある程度固まっているものでしょうか?
米倉:絵コンテを作って、構成をがっちり決めて問い合わせくださる企業様もいますね。
ただ、じっくりヒアリングをしていくと、動画で伝えるべき価値とのズレを感じることもあります。伺ったお悩みを解決するには、違うアプローチが必要になることも。コミュニケーションを重ねることで見えてくるものがあるので、ゼンリンデータコムさんのように、お悩みや要望を開示してくださるととてもやりやすいです。
一緒にいいものを作れているという感覚になりますね。依頼時の準備内容は実はそんなに関係なくて、大切にしているコアなコンセプトが見つかるとプロジェクトは良い方向に進みます。
屋代:動画制作について、全く知識がない状況でお願いしちゃったから、申し訳ない気持ちもあったんですけど、それを聞いて安心しました。
米倉:はい。全く問題ないですよ。初めからガチガチに決めず、フラットな状態でご相談いただけたおかげで、ゼンリンデータコムさんが大切にしている、「あんしん、かくじつ」にたどり着けました。
契約者数約3倍、YouTubeで300万回再生。
米倉:肝心の、動画の反響や効果についてはいかがですか。
高橋:想定以上の成果が出ています。YouTubeで公開した動画はあっという間に100万回再生を超え、今では300万回以上再生されています。広告など、他の施策を合わせた成果にはなりますが、以前の3倍くらいの契約者数を獲得できました。
屋代:X(Twitter)などSNSで配信した、15秒動画の反響も印象的でした。「ゼンリンのアプリなら安心かも」っていうコメントがあったんです。このアプリを知らなかった方に、きちんと伝わったんだ。良いと思って貰えたんだと、とても嬉しかったですね。
実際に投稿のエンゲージメント数値も高く、新規のユーザーが増えているというデータも出ています。
高橋:社内でも好評ですね。特に褒められるのは「あんしん、かくじつ」のコピー。これ考えた人すごいね!という反応をもらいました。サービスの良さが端的に伝わるので、動画の活用範囲がどんどん増えていったんです。
YouTubeやX(Twitter)のみならず、交通広告や、地方でのテレビCMなどでも活用しましたね。今では、当社の受付でも作っていただいた動画を流しています。
以前作った動画は、広告を出しても無風だったので、驚きの連続でした。すっかり動画に対するイメージを覆されましたね。ちゃんと作れば効果があるんだなぁって。
米倉:皆さん穏やかな雰囲気なのに、とても熱量があって、私も気持ちに応えなきゃと思ってました。個人的にも、すごく思い入れのあるお仕事だったので、しっかり成果を感じていると聞けて、とても嬉しいです。
高橋:非常に効果を感じたので、また次の動画を作ろうと思ってます。
屋代:EXIDEAさんじゃないと、うまく動画制作を進められる自信がないので、またぜひご一緒したいです。
米倉:ぜひ!まだまだできることがあるなと感じています。今回の結果を踏まえて、さらにできることを一緒に考えていきたいし、さらに貢献したいです。
制作対象サービス:「ゼンリン地図ナビ」
今回、株式会社ゼンリンデータコム様と制作させていただいた映像は、上記のものです。
当インタビューや制作した動画をご覧になりCINEMATO(シネマト)にご興味を持っていただけた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。ラフなご相談からでも構いません。ご連絡をお待ちしております。