皆さんこんにちわ。広報担当の久野です。
今回は、顧客インタビュー第10弾。株式会社イーリバースドットコムに所属する峰高さまにお話を伺いました。
本インタビューでは、建設現場の施工管理業務をサポートするサービス『Buildee(ビルディー)』のお話を中心に、今後の展望についてお話いただきました。
インタビュイー:株式会社イーリバースドットコム 峰高さま
担当プランナー/インタビュアー:コンテンツマーケティング事業部 熊谷
執筆:コンテンツマーケティング事業部 久野
事業内容と業務ミッション
御社の事業内容と峰高さまの役割についてお聞かせください。
株式会社イーリバースドットコムは、「すべてのお客様に喜んでいただけるサービスを提供し、お客様との共創によって、未来に向けた社会課題を解決していく」をミッションに、2007年に設立されました。
政府の推進する「電子マニフェスト制度」を大幅に使いやすくする電子マニフェストサービス「e-reverse.com」を皮切りに、ICTによる産業のサポートを通じて、社会貢献・環境貢献をめざす企業です。
2017年4月にはこれまでの建設業界での実績とノウハウを活かし、建設現場の施工管理を支援するサービス「Buildee」をリリース。建設現場における人手不足の解消と生産性向上に貢献しています。
私は営業部の営業推進企画グループの所属で、産廃&Buildeeの両事業のマーケティング・プロモーション活動を担当しています。
動画の狙いとご支援の背景
動画を始めたきっかけ・狙いについてお伺いしたいです。
動画制作を検討したのは、2020年の夏くらいでしょうか。
カスタマーサポートの強力なアイテムとして動画制作を検討しはじめました。
Buildeeの場合、リード獲得はもちろんなのですが、資料請求から試行、契約までの期間が非常に長いため、まずは”現場にどんなサービスかをしっかり理解してもらう”必要があり、単に営業でゼネコンの担当者にサービスを理解してもらうだけでは導入に至りません。
現場監督や所長、協力会社の職長・事務担当者など幅広い登場人物にサービスを浸透させるため、現場で試行してもらいながらサポートを重ねる必要があります。
その際に、何度も同じような説明をするのではなく動画コンテンツという不動・不変のアイテムを使いしっかりキホンを押さえさせることが出来れば、理解浸透に有効だろうと考えました。
そして、社長や事業部・営業メンバーへ、カスタマーサポートの協力なアイテムとして動画を活用を提案。社内で理解を得た後、動画制作の相談をするに至りました。
数ある動画制作会社の中で、なぜ弊社を選んで頂いたのでしょうか?
担当の熊谷さんと初めて商談したときに「何かが違うな」と思いました。笑
今回、動画制作を検討したときに、Web集客コンサルティングをされているめぐみやさんに相談しました。
そこで何社かの動画制作会社にお問い合わせし、初回の対応を見て動画制作サービスCINEMATOを提供しているEXIDEAさんを含む2社に絞りました。
その後、2社に全く同じ要件を伝えて商談に望みました。
他社さんは、要件に合わせてだいたいこういうことですよねと、提案書を用意していただきました。提案内容はある程度固まっていて、かつ予算内に収まるくらいで、特に問題ありませんでした。
しかし、熊谷さんに要件をお伝えたところ、いきなり提案ではなく、Buildeeが課題としている状況の整理をしていただきました。
前述の通り、私たちの課題は”現場にどんなサービスかをしっかり理解してもらうこと”でした。
建設現場では何が課題になっているのか?その中でビルディーが解決できることは何か?等を、徹底してヒアリングしていただくことで、私も改めて課題の整理ができました。
何よりも、「弊社のことをわかってくれようとしてくれる」ことが、印象的です。
その上で、レスポンスが早い。ここは間違いないなと。そして今後私たちがするべきアクションがすごく明確でわかりやすかったのもポイントでした。商談後、めぐみやさんと「これはもう決まりだね」と直感でCINEMATOさんに依頼を決めました。
初回のヒアリングで私たちが作りたいと思っているものを作ってくれると想像できたので、依頼するのに悩みませんでしたね。
制作時の感想はいかがですか?
動画制作には、想定よりも時間がかかりました。
制作した動画を実際に現場で使ってもらうことが大事でしたので、制作過程で現場の方にも協力いただくことに注力しました。
一般的にはマーケや営業企画が動画制作に携わることが多いのですが、現場のニーズと解離してしまうこともあります。そうなると、せっかく制作した動画も使われないケースが多い。
では、どうしたら使われる動画になるかを熊谷さんと一緒に現場、営業と意見を整理しました。現場の声と営業企画として戦略的に伝えたいことのバランスを意識して企画を進めました。結果的に、営業に使ってもらえて、企画側の戦略も織り込んだ動画を作ることができました。
できあがった動画を営業に見せた瞬間、「使える」と言ってもらえたのは、嬉しかったですね。
その分制作には工数もかかりましたが、今回の目的を踏まえると現場の方に協力いただいたのは正解だったと感じました。
ご支援の成果と今後への期待
動画をどのように活用されていますか?
主に、営業メンバーが現場でクライアントにサービスを説明する際に活用しています。
以前のように、サービスを説明するために地方までいかなくても、動画一本で済むようになりました。顧客からはサービス内容がわかりやすいと評判で、現場や支店からも説明が楽になったと高評価を頂きました。
他にも、展示会や、サイトへの掲載など、様々な場所で活躍しています。
また、現場を巻き込んだことにより、コミュニケーションの向上という副次的な効果もありました。まさか動画を制作することで、このような効果も見込めるとは想定外でした。
今後の株式会社イーリバースドットコムさまの展望
Buildeeは、2017年4月にスタートしました。サービスローンチ当初は、建設業に向けたツールが少なく順調に推移。機能改善して今に至ります。
競合が増える中で、どうBuildeeを打ち出すかが鍵だと考えています。
建設業界は、ただスピード感を持って機能を増やせばいいものではないと感じています。急ぎすぎないスピード感で開発を進めていくのがちょうどいい。その間に、展示会への出展や業界新聞への掲載、プレスリリースの発信、広報活動など、積極的に他社を牽制する動きをしています。
その中でも、今回動画には可能性を感じているので、うまく活用して事業を進めていきたいと思います。