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WebCM制作の効果・メリットは?制作事例とともにテレビCMとの違いを解説します
最終更新日:
WebCM制作時のポイントと効果、メリット、制作事例紹介

近頃インターネット利用時に、動画広告を目にする機会が多くなりました。

一昔前であればCMはテレビで流れるものという考えが一般的でしたが、Youtubeをはじめとする動画サイトの利用者数の増加により、その市場は急速に拡大を続けています。

今回は、今企業が注目するWebCMについてのテレビCMとの違いをはじめ、制作するメリットや効果について解説します。

また、ページ後半では、実際にWebCMを制作するにはどうすればいいかといったことを、事例を含めて解説します。

具体的に、本記事では以下の疑問にお答えします。

この記事でわかること

  • そもそもWebCMとは?
  • テレビCMと比較した際のメリットは?
  • WebCMにはどんな効果が期待できるか?
  • 配信フォーマットや配信場所は?
  • WebCMの制作方法と注意点とは?
  • 実際に企業が配信するものにはどんなものがあるか?

それでは上記の内容について見ていきましょう。

目次

WebCM(ウェブCM)とは?

ここでは「そもそもWebCMとはなんなのか?」という疑問にお答えします。WebCMとは、Googleをはじめとする検索サイトやYoutubeなどの動画サイト、またSNSを利用して配信するWeb広告の一種です。

WebCMはネット利用者の増加やそれに伴う市場の伸び、またWeb広告特有の配信の仕組みにより、年々需要が高まっています。

今やテレビ広告を上回るWeb広告市場

総務省発表の「令和4年 情報通信に関する現状報告の概要」には以下のように記載されています。

世界の広告市場をみると、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を契機としたデジタル化の浸透により、2021年にはデジタル広告が39兆396億円(前年比32.7%増)となり、広告市場全体の成長を大幅に牽引している。日本のデジタル広告市場も大幅に成長しており、2021年にはインターネット広告(2兆7,052億円)がマスコミ4媒体9広告(2兆4,538億円)を初めて上回った。

(出典:総務省  「令和4年 情報通信に関する現状報告の概要」

ここで抑えるべきポイントは以下の2つです。

  1. 2021年時点でインターネット広告(Web広告)市場はテレビ・新聞・雑誌・ラジオの広告市場の規模を上回った
  2. 世界的に見て今後もインターネット広告市場は成長見込み(2024年には4媒体合計の約2倍の規模になる予想)

急成長するWeb広告市場の中でも、通信技術の発達により、とりわけ大きな成長を遂げているのが動画広告(WebCM)であることは、誰の目にも明らかでしょう。

テレビCMと比較した際のWebCMの長所は?

テレビCMと比較した際のWebCMの長所は?
具体的にWebCMとテレビCMには、どのような違いがあるのでしょうか?

テレビCMと比較した際、WebCMには以下のような長所があります。

WebCMの長所

  • 細かなターゲティングが可能
  • 配信できる媒体が豊富
  • 配信フォーマットが豊富
  • 動画の尺が自由に決められる
  • 少ない予算でも配信が可能
  • 精度の高い効果検証ができる

1つずつ順番に見ていきましょう。

細かなターゲティングでニーズにあったコンテンツを配信できる

テレビはそのメディアの特性上、幅広い層に向けて番組が制作されます。そのため、テレビにCMを出稿しても視聴者全員のニーズに応えることは困難です。

一方、WebCMを含むWeb広告は、年齢や地域、性別、興味など、ターゲット属性を細かく設定して広告配信できます。

細かくターゲットを絞り込むことで広告費を絞り、費用対効果を高めることが可能です。

SNSから動画サイトまで様々なページで表示できる

テレビCMはテレビのみを通じて視聴されるのに対し、WebCMはYoutubeやSNSなど、様々な媒体で配信可能です。

つまり商品やサービスのターゲットとなる層がよく利用する媒体に絞って、広告配信することができます。

例えば、10代向けの商品はTikTok、ビジネス層向けの商品はFacebookに広告配信するというと、イメージしていただきやすいのではないでしょうか?

配信の目的に合わせて広告動画や配信フォーマットを選択できる

CMを配信する際、必ずそこには目的があるはずです。

例えば、商品購入や無料会員登録、体験セミナーへの申し込みやサービスの認知拡大・ブランディングなど、それは企業や販売する商品・サービスによって異なります。

「どういった人に」「何をしてもらう」ための広告かによって、そのフォーマットを使い分けられるのがWebCMです。

テレビCMは、番組間や番組の途中で流れるというフォーマットしか存在しません。一方、WebCMは広告配信する媒体ごとに、多様な配信フォーマットが用意されています。

ここではその参考として、Youtube広告の配信フォーマットをご紹介します。

スキップ可能なインストリーム広告 動画コンテンツの再生前後・途中に流れる動画広告
(再生が始まった5秒後にスキップ可能)
スキップ不可のインストリーム広告 動画コンテンツの再生前後・途中に流れる動画広告
(スキップ不可/最大15秒)
バンパー広告 動画コンテンツの再生前後・途中に流れる動画広告
(スキップ不可/最大6秒)
マストヘッド広告 Youtubeホームフィード(検索画面)の最上部で流れる動画広告
(視聴するデバイスによって最大時間が異なる)
動画アクションキャンペーン スキップ可能なインストリーム広告に「広告文」「紹介文」を加えたもの

これほどフォーマットが豊富であれば、精度高く広告配信できることは容易に想像できるでしょう。

WebCMは再生時間の尺を自由に決めることができる

テレビCMの尺は一般的に15秒〜30秒ほどなのに対し、WebCMにその制限はなく、10秒ほど〜数分にわたるものまで様々です。

視聴者のニーズと制作側の意図に合わせて自由に尺を決められることも、WebCMの特徴です。

個人や中小企業が少額の予算でも配信できる

テレビCMは一度広告を出稿するのに数百万円、場合によっては1,000万円を超えるケースもありますが、WebCMは数百円からでも出稿可能です。

そのため、少額からはじめて様子を見たい企業はもちろん、個人で広告出稿することも珍しくありません。広告出稿のハードルが低く金額調整がしやすいのはWebCM特有のメリットです。

WebCMは精度の高い効果検証でがきる

テレビCMを配信した際、その広告を実際に何人が視聴したのか、それによってどれだけの効果が出たのかを正確に把握することは困難です。

一方、WebCMを配信した際は、それが何回試聴されたのか、何人がクリックし、何人がCV(コンバージョン)に至ったのかがわかります。

また、これらの数字をもとに広告費用対効果を算出し、パフォーマンスの良し悪しを判断可能です。ビジネスにおいて重要である正確な効果測定は、正しくPDCAを回す上で欠かせません。

以上の説明でWebCMは機能面・費用面・表示方法において、TVCMより優れた点が多くあることをお分かり頂けたのではないでしょうか?

しかし、どれだけ優れた機能があったとしても、実際に広告配信をおこなうのであれば、「そこからどういった効果が得られるのか?」が重要ですよね。次章ではWebCM配信から得られる広告効果について解説します。

広告効果にはどんなものがある?

ウェブシーエムが持つ4つの効果
ここで解説するのはWebCMの配信がもたらす、4つの広告効果についてです。

WebCM 4つの広告効果

  • 販売促進効果
  • 認知拡大効果
  • ブランディング効果
  • 拡散効果

商品・サービスの価格や性質、また認知度によっても何を目的にするべきかは異なります。

自社の販売する商品・サービスに合わせて広告の目的を設定しましょう。

WebCMの持つ広告効果①販売促進

WebCM配信に期待できる広告効果の1つ目は「販売促進」効果です。

WebCMはターゲティング精度の高さから、見込み顧客に直接的にアプローチすることができます。

すでに購入を検討する視聴者に商品・サービスの魅力を訴求することで、購買意欲をかき立てることができるでしょう。

WebCMの持つ広告効果②認知拡大

WebCM配信に期待できる広告効果の2つ目は「認知拡大」効果です。

動画を視聴した際の記憶定着率は、文字を読んだ時の2倍にもなると言われています。

共感を抱いたり心に響く内容のものであれば、更に記憶に残りやすくなるでしょう。多くの人がネット利用時にWebCMを繰り返し見ることで、自然と認知が広がります。

WebCMの持つ広告効果③ブランディング

WebCM配信に期待できる広告効果の3つ目は「ブランディング」効果です。

人の受ける印象は「視覚情報(55%)」「聴覚情報(38%)」「言語情報(7%)」の3つで形作られると言われています。(メラビアンの法則)

つまり、WebCMは動画媒体の特性上、文字媒体(文字情報のみ)静止画媒体(視覚情報・言語情報)に比べ、多くの情報を伝え、記憶に残すのに適しているということです。

動画を用いて企業や商品・サービスをプロモーションすることで、ブランディング効果を得られる可能性が高まります。

WebCMの持つ広告効果④拡散効果

WebCM配信に期待できる広告効果の4つ目は「拡散」効果です。

WebCMはSNSとの相性が良く、視聴者の共感や興味を惹く内容のものは広く拡散されます。

特に若年層のSNSシェアは既に一般的となっているため、シェアされやすいWebCMを制作することで、費用対効果を高めることができるでしょう。

WebCMを利用した際に得られるメリットは?

少額の予算でも運用できるからこそチャレンジできる

WebCMは予算やターゲットに合わせて自由に制作・配信することができます。特に動画サイトとして人気の高いYoutubeでは、多くの広告フォーマットや課金体系があり、予算や目的に応じて広告出稿できるのが特徴です。

WebCMは1クリック数十円から配信でき、はじめから多額の費用を投じる必要はありません。

広告の成果を見ながら徐々に利用金額を増やしていけるため、低リスクで始められる施策として、中小企業や個人事業者からも注目されています。

年齢や性別はもちろん趣味趣向までに至る精密なターゲティング

WebCMは動画サイトやSNSが保有するユーザー情報を基にターゲットを設定します。

広告配信側は年齢・性別・地域といった基本情報をはじめ、年収や興味関心、子供の有無など細かくターゲットを絞り込むことが可能です。

自社の商品を誰に向けて(どのような属性の人に向けて)訴求するかを指定できるWebCMは、無駄な配信が少なく、自ずと費用対効果が高くなります。

WebCMは数値結果をもとにした効果測定が可能

WebCMを配信した際、その動画の視聴回数やクリック数、目的のCVに至った数など、様々な情報を数値で確認することができます。

また、解析ツールを使用することで、「いいね」や「コメント」の数を測定することも可能です。

このように配信した広告から得られた成果を把握し、数字をもとにPDCAを回すことができる点が、WebCMの利点です。

WebCMは次のアクションへの導線を引くことができる

WebCMは広告動画にリンクを貼ることができ、
ウェブサイトやアプリのダウンロード、会員登録など、配信者が促したい次のアクションに、スムーズに誘導することができます。

気になった瞬間に商品やサービスのページに遷移できるのは、ユーザーにとっても大きなメリットです。

BtoBビジネスからショップ広告まで幅広い業種に対応可能

ここまでで挙げたようにWebCMは「精度の高い
ターゲティングが可能」「広告主の狙うアクションに誘導できる」という点から、BtoBビジネスからショップ運営まで様々なビジネスに活用できるというメリットがあります。

また、WebCMは「小額の予算で始められる」という点から、大企業だけでなく個人や零細企業にも運用が可能です。

出稿できる媒体一覧

出稿できるディスプレイ広告とSNS広告
では、WebCMは具体的にどういった媒体で配信できるのでしょうか?

ここでは大きく「ディスプレイ広告」「SNS広告」の2つに分けてWebCMの配信先を紹介します。各媒体によって特性が異なりますので、1つずつ理解を深めていきましょう。

ディスプレイ広告を使用したWebCM配信

Google(グーグル)

Google広告には様々な広告種類があり、その1つが「動画広告」です。Google動画広告を使用すると、Youtubeをはじめとする動画パートナーサイト上で広告が表示されます。

Googleでは広告フォーマットを選択し、それによって再生形式や課金体系が異なります。

Yahoo!(ヤフー)

yahoo!広告にも動画広告を含む様々な広告種類があります。Yahoo!動画広告はスマホ・タブレットではタイムライン上に、パソコンではYahoo!トップページ右側の枠に広告を表示します。

課金方法はCPM(表示回数に応じて課金)CPC
(クリック数に応じて課金)CPV(動画再生回数に応じて課金)から選択でき、広告の目的に応じて使い分け可能です。

SNSを使用したWebCM配信

YouTube(ユーチューブ)

Youtube広告では、Youtube動画の再生前や再生途中に広告動画を配信できるのと共に、選択するフォーマットによってはGoogle動画パートナーサイト上にも広告配信ができます。

広告再生中の画面下部にクリックボタンを設置することもできるため、認知拡大だけでなく購入促進にも効果的です。

Facebook(フェイスブック)

Facebook広告には大きく3つの広告フォーマットがあります。

Facebook広告 3つのフォーマット

  • インフィード広告
    (Facebookタイムライン上に表示)
  • インストリーム広告
    (Facebook内動画コンテンツ再生時に表示)
  • ストーリーズ広告
    (Facebook・Instagramのストーリー再生時に表示)

Facebookは原則実名登録、詳細な個人情報が登録されるため、他の媒体以上に精度の高いターゲティングをおこなえます。

また、ビジネス用にも利用されるSNSなので、BtoB商材の宣伝にも効果的です。

Instagram(インスタグラム)

画像や動画をシェアすることに特化したInstagramでは、視聴者が警戒心を持たずに動画視聴してくれる傾向があります。

他の媒体と比較してクリック率が高く、特にアパレルやコスメなどトレンドファッションアイテムの宣伝に効果的です。

LINE(ライン)

LINE広告はLINE株式会社が運営する9つのサービスページに広告を配信します。

ご存知の通りLINEは現在月間9200万人が利用する国内最大のSNSツールです。普段ネットを利用しない高齢者の方など、他の媒体ではリーチできない層に訴求できる点がメリットです。

TikTok(ティックトック)

TikTokは動画再生に特化したSNSツールであるため、利用者は動画視聴に対する抵抗がありません。

そのため視聴時間が長く、スキップされにくいのが特徴です。10代前半〜20代のユーザーが多く、若年層向けのBtoC商材向きですが、今現在では比較的広告費が高いという難点があります。

以上がWebCMの主な配信媒体です。

更に各媒体ごとに様々な広告フォーマットが準備されているので、それについては次章で解説します。

幅広いフォーマットから選べるWebCM

ここでは各媒体のWebCMの表示方法、広告フォーマットについて解説します。

広告フォーマットは媒体によって名称が異なることもありますが、大きく分けて以下の5つに分類できます。

WebCM 代表的な広告フォーマット

  • インストリーム広告
  • インバナー広告
  • インリード広告
  • インフィード広告
  • オーバーレイ広告

インストリーム広告

インストリーム広告は、動画コンテンツ再生時に、冒頭もしくは途中に再生されるWebCMです。ユーザーは基本的に音声を「ON」にして動画視聴するため、音や声で訴求するWebCMの配信が効果的です。

インバナー広告

インバナー広告は、Webサイトやアプリの広告掲載欄に表示されるWebCMです。幅広いユーザーへの認知拡大に効果的なのと同時に、自社サイトを訪れたユーザーに絞って広告配信(リターゲティング広告)をおこなえます。

リターゲティング広告はすでに商品やサービスを認知する見込み顧客に配信されるため、CVR(コンバージョン率)が高くなるのが特徴です。

インリード広告

インリード広告は、ニュースサイトをはじめとするWebページ上で、コンテンツの間に表示されるWebCMを指します。ページスクロール中にページの上半分が画面表示された時点で再生が始まるため、WebCMのはじめから動画を見てもらえる点がメリットです。

音声なしで端末をスクロールするユーザーに表示されるケースが多いので、視覚的に興味を引く仕掛けが必要になるでしょう。

インフィード広告

インフィード広告はSNSのタイムライン上に、シェアされたコンテンツに混ざって表示されるWebCMです。

インフィード広告は例えばInstagramで投稿に挟まれて表示される場合など、SNSのメインコンテンツと同様の見え方で表示されます。

そのため視認性が高く、ユーザーに違和感を感じさせないのが特徴です。

オーバーレイ広告

オーバーレイ広告は、Webサイトの画面に重なるように表示されるWebCMです。

スクロールしても動画欄が追従するものなど、視認性が高いのがメリットですが、表示サイズが大き過ぎたり非表示ボタンがないとユーザーのサイト閲覧の妨げとなります。この場合ユーザーの印象が悪くなる恐れがあるため注意が必要です。

広告動画制作に取り掛かる前に明確にするべき3つのポイント

WebCMを制作する際のポイント3つ
ここまでの解説でWebCMにはどんなものがあるか、またそのメリットについて理解頂けたと思います。

ここからは実際にWeb CMを制作する際に注意するべきポイントについて解説します。紹介するポイントをしっかりと抑えて、効果的なWebCM配信をおこないましょう。

WebCMの目的を明確にする

WebCMを制作する際にはまず、その目的を明確化しましょう。

WebCMには大きく4つの目的があることを上で解説しました。

WebCM 4つの広告効果

  • 目的①販売促進
  • 目的②認知拡大
  • 目的③ブランディング
  • 目的④拡散

制作するWebCMによってどんな効果を得たいのかを明確にすることで、CMの構成やメッセージ、予算などが決まってきます。

「目的やコンセプトがブレて結局何が言いたいか分からない」動画にならないように注意しましょう。

WebCMのターゲット層を明らかにする

WebCMを制作する上で、ターゲット層を明確にすることも非常に重要です。

ターゲットが曖昧なままWebCMをすると、やはり効果の最大化は見込めません。

もともと商品やサービスに興味がないユーザーがWebCMによって興味を持つこともありますが、効果は決して高くないでしょう。

WebCMのターゲット層を明らかにすることで、具体的に以下の項目が決まってきます。

ターゲットを決めたことで
自動的に決定する項目

  • 広告動画の目的・コンセプト
  • 広告動画の雰囲気・メッセージ
  • 実写動画のキャスティング
  • 配信する広告媒体
  • 広告出稿時のターゲティング設定

配信する媒体に合わせたWebCMを制作する

配信する媒体に合わせたWebCMの制作が必要な理由は、2つあります。

媒体に合わせて
WebCMを制作する理由

  1. 配信する媒体によってユーザーの属性が異なるため
  2. 配信する媒体によって最適な縦横比(アスペクト比)が異なるため

理由①については「ターゲット層を明確にする」と同義です。理由②について、配信する媒体によって対応する縦横比が異なるため、事前に配信媒体を決め、それに対応できるCMを制作する必要があります。

縦横比を選択できる媒体もありますので、複数の媒体に広告出稿予定の場合には、共通して使用できるサイズでWebCMを制作しましょう。

出稿までに必要な費用

出稿に必要な費用
実際にWebCMを制作するとなると、「何に」「いくらぐらい」の費用がかかるのでしょうか?

ここではWebCMを制作・配信するにはどれぐらいの費用がかかるのかをお伝えします。項目ごとの費用相場を知ることで、WebCM制作の計画立てに役立てましょう。

動画制作費(企画・撮影・動画制作会社の編集・タレントのギャラ)

動画製作の費用は撮影するCMの尺の長さや起用するタレント、アニメーションの場合にはその動作や映像の細かさなどにより、かなりの幅があります。

費用の項目は大きく以下の4つに分けられます。

動画制作の費用項目

  • 企画費
  • 撮影費
  • 動画編集費
  • タレント・演者のギャラ

企画費

企画費は動画のコンセプトや構成の作成をプロの作家に依頼するための費用です。全体のスケジューリングや台本作りもこの費用に含まれます。相場は制作する動画の内容や規模によって異なりますが、5〜30万円ほどが一般的です。

撮影費

撮影費には、撮影に使用する機材費と撮影スタッフの人件費が含まれます。特殊な機材を使用したり大人数のスタッフによる撮影、遠方での撮影は費用が高くなります。

WebCMの撮影であればボリュームゾーンは5〜50万円です。

動画編集費

動画編集は撮影した動画をつなぎ合わせたり、テロップ入れなどの加工をおこなう際の費用です。制作する動画の長さや使用するアニメーションによって費用が異なります。

動画編集費については、複雑な動きをするテロップやアニメーションを挿入する際は注意が必要です。

特に細かい動きをするアニメーションは1コマごとに費用が発生するため、費用が跳ね上がる原因になります。

ただ、アニメーションは実写にできない表現ができたり、強いインパクトを残すことができるため、ポイントを絞って効果的に使用するのが良いでしょう。動画編集費には2〜10万円の費用をあてるのが一般的です。

タレント・演者のギャラ

撮影する動画に起用するタレント・演者によって、かなり費用にばらつきがあります。

以下に記載するのがカテゴリ毎の演者の出演相場です。

カテゴリ 費用相場
モデル 5〜50万円
実力派モデル 30〜200万円
有名モデル 100〜500万円
インフルエンサー 3〜30万円
有名インフルエンサー 100〜500万円
女優・タレント 500〜1,500万円
アスリート 50〜300万円
有名アスリート 2,000万円〜
文化人・専門家 30〜150万円

広告運用費(媒体利用料)

広告運用費は広告の目的や、それに応じたターゲットの広さによって異なります。

例えば商品やサービスへのニーズが顕在化した層や、他のサービスとの比較検討をおこなう見込み顧客のみに広告配信するのであれば月に数万円程度。

商品認知を広げるための大規模なキャンペーンであれば月に数千万円使うことも珍しくありません。

課金体系は広告配信媒体や配信フォーマットによって異なりますが、ほとんどはCPC課金(1クリック毎に費用が発生)とCPM課金(1000回表示ごとに費用が発生)です。いずれも競合とのオークション形式で単価が決定されます。

このようにWebCMは配信費用が安いものの、制作費にはある程度まとまった金額が必要になります。実際のWebCM制作の現場では、各項目ごとに費用相場の幅がありますが、総額100万〜500万円ほどの予算で制作することが多いようです。

次の章では各企業が実際に制作したWebCMをご紹介します。

後半では、当サービスCINEMATO制作事例も紹介します。具体的な制作費用についてもお伝えしますので、WebCM制作時の参考に、ぜひお役立てください。

視聴者に人気のWebCM制作事例紹介

人気のWebCM制作事例①:サントリー「やさしい麦茶」

サントリー「やさしい麦茶」のWebCMは「エガちゃんが何を伝えているか、一緒にお考えください」のテロップから始まり、その答えが分かる最後の瞬間まで目が離せません。つい見てしまう構成と江頭2:50さんのキャスティングにより、認知拡大に繋げています。

チャップリン映画さながらのコミカルなタッチで描かれる本CMは、音声を出さずに視聴するユーザーを意識したものであることが伺えます。

人気のWebCM制作事例②:日産自動車株式会社「NISSAN KICKS e-POWER 4WD」


日産自動車株式会社「NISSAN KICKS e-POWER 4WD」のWebCMは5分の尺で作られた、製品の認知拡大・購入促進を目的に制作された広告動画です。

日産KICKSに試乗中の声優「山寺宏一さん」の七色ボイスによる実況と、製品を解説する機械音声「ナビちゃん」のテンポの良い掛け合いによって製品の魅力を余すことなく伝えています。

最新技術を搭載したKICKSに初めて乗った際の、驚きや興奮を最大限引き出したWebCMと言えるでしょう。

人気のWebCM制作事例③:資生堂「uno」

資生堂「uno」のWebCMは、メイク未経験の男性をターゲットに、認知拡大・ブランディングを目的とした広告動画です。男性が密かに抱える肌の悩みをお笑いトリオ「四千頭身さん」が代弁するとともに、初心者が初めてメイクに挑戦する姿を描きます。

彼らの宣材写真のBefore・Afterを見て、メイクに興味を持つ男性は少なくないでしょう。

CINEMATOのWebCM制作事例

<アニメーション枠>

【展示会動画】Micoworks株式会社様 MicoCloud サービス紹介動画

動画の種類 アニメーション動画
予算 80万前後
ポイント 展示会の通行人を視聴ターゲットとし、興味を引いて足を止めてもらうような構成・テンポ感を重要視しています。機能をワンスライドワンメッセージで伝えるテイストで、テキストを大きくして視認性を高めている点もポイントです。

Micoworks株式会社が提供する「MicoCloud」は、集客からファン化まで促進するLINE公式アカウント活用ツ―ルです。本CMでは69秒の短尺で「ツールを使って何ができるのか?」「導入実績」を端的に伝え、サービスの認知拡大に繋げています。

株式会社SUPER STUDIO様「ecforce」サービス紹介動画

動画の種類 アニメーション動画
予算 150万前後
ポイント ecforceが提供する様々な機能を訴求しました。実際のUIを想起させる、立体感のあるアニメーションをテンポよく切り替えることで、ユーザーが疑似体験ができるような演出にしています。

株式会社SUPER STUDIOの提供する「ecforce」は、ECの立上げ・運用・売上最大化するための必要な機能を備えたECシステムです。本CMでは、落ち着いたトーンのナレーションによる機能の概要説明と立体的なアニメーションにより、販売促進(資料請求)効果を狙っています。

テロップとアニメーションの連動性が高いことが視覚情報と言語情報を紐付け、サービスを視聴者の印象に残すための仕掛けとなっている点にも注目です。

【サービス紹介動画】株式会社リクルート様 カムバック採用サービスAlumy

動画の種類 アニメーション動画
予算 80万前後
ポイント カムバック採用という新しい概念を伝えるため、カムバック採用が求められる時代背景や企業課題を冒頭に置き、サービス詳細の説明に入るシナリオになっています。

株式会社リクルートのカムバック採用サービス「Alumy」は、企業と退職者の関係性を繋ぎ、様々な共闘機会を生み出す退職者情報管理システムを提供しています。

本CMは冒頭で企業の抱える課題を明確化するとともに、それに対する提案を分かりやすく解説する販売促進動画。システム導入までの工数や費用を明示することで、サービス利用への心理的ハードルを下げている点もポイントです。これまで企業の採用手法としてなかった「カムバック採用」の認知を高める効果も狙っています。

<実写枠>

【WebCM】freee株式会社様 「クラウド会計freee」

動画の種類 実写動画
ポイント 会計freee=小規模事業者向けという認知を100-200名規模の企業でも利用できるという認知に変えるため、変化と機能メリットをシナリオと演出に落とし込んで表現しています。

freee株式会社はクラウド会計ソフトfreee・クラウド人事・労務ソフトfreeeを提供する企業です。本CMでは「クラウド会計ソフトは小規模事業者の利用する機能が不十分なもの」というイメージを変えていくための認知転換(ブランディング)を目的に、WebCMを制作しています。

freeeを利用することで営業・情報システム・経理・経営者のかくポジションのワークフローにどのような変化が起きるのか。問題提起と解決後の姿をBefore・After形式でわかりやすく説明しています。

【認知・CV促進動画】ShopifyJapan株式会社 サービス紹介

動画の種類 実写動画
ポイント 個人事業主のリード獲得のためのWebCMです。個人でデザインから売上までを一括で管理できるというメリットを訴求しています。

Shopifyは誰でも簡単に始められるネットショップ開設サービスで、企業・個人に関わらず、顧客が展開するビジネスのスケールアップをサポートします。

本CMでは「Shopifyとは何か?」「Shopifyで何ができるか?」をシンプルにわかりやすく伝えることで、認知拡大を狙っています。

【WEB CM】株式会社ジンジブ様_ジョブドラフトコンセプト動画

動画の種類 実写動画
ポイント インサイトをつくコンセプト設計で、高卒だからなんとなく就活をするという状態の払拭を図る演出で動画を制作しています。

株式会社ジンジブ「ジョブドラフト」は高卒者の就職活動、企業の採用のサポートをおこなう就職支援サービスです。

本WebCMはドラマ仕立ての脚本で、就職を控えた高校生の心情を切り抜き、サービスの認知拡大・利用促進に繋げています。教師からの斡旋で就職先を決めるのが通例となっている高卒者の就職活動に一石を投じる、強いメッセージが特徴です。

まとめ:WebCMは目的を明確することであらゆる企業のマーケティング施策に活用できる

本記事では現在のWebCMを取り巻く環境や、それを活用するメリット・効果・制作時のポイントについて解説してきました。

本文でお伝えした通り、高いターゲティング精度と細かな効果検証がおこなえる点がWebCMの魅力です。WebCMの目的を明確にすることが重要という点についても、必ず覚えておきましょう。

少額での制作・運用が可能なことで、大企業だけでなく零細企業や個人事業主からも注目を集めるWebCM。

自社ビジネスのスケールアップに向けて、運用を開始してみてはいかがでしょうか?

この記事の監修者
塩口 哲平
株式会社EXIDEA 取締役副社長。動画制作サービスCINEMATOの事業責任者。
新卒でデロイト・トーマツグループに入社。その後、株式会社プルークスを共同創業、取締役に就任。大手、メガベンチャー企業を中心に多数のwebマーケティング・プロデュースを手がける。
2017 youtube ads leaderboard下期受賞経験を持つ他、2018年アドテック関西へスピーカー登壇。

動画制作・映像制作サービスCINEMATOについて

『CINEMATO』は、株式会社EXIDEAが提供する動画制作・映像制作サービス。運営するEXIDEAは、動画マーケティング、SEOマーケティング、オウンドメディア、Web広告配信、リタゲ広告など、海外最先端のコンテンツマーケティングを提供する会社です。